エンジニアは大きく分けて4種類!未経験者におすすめ・稼ぎやすい種類についても解説

コラム
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#ITエンジニア
エンジニア 種類

エンジニアは働き方の自由度や将来性が高く、高収入を得やすい魅力的な職種です。専門的な知識やスキルを利用し、システムの開発などを行うエンジニアには、複数の種類が存在します。どのエンジニアになるかにより、業務内容や必要なスキル、年収などが異なるため、職種選びが重要です。

この記事では、エンジニアの概要や主な種類と仕事内容、種類に関してよくある質問について詳しく解説します。エンジニアの種類について知りたい方、エンジニアを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

エンジニアとは

エンジニアとは

エンジニアとは、機械や電気など工学に関する知識やスキルを活用し、便利な環境を作る技術者のことです。エンジニアの範囲は広く、機械系や化学系など複数存在しますが、近年はITエンジニアが注目されています。

ここからは、エンジニアに関する以下のポイントについて詳しく解説します。

  • 求められるスキルや能力
  • 向いている人
  • 働き方や年収
  • 取り巻く環境と将来性

求められるスキルや能力

エンジニアはスキルや経験が重視される職種です。スキルや能力があれば、年齢などに関係なく活躍の場が広がり、高収入を得られるでしょう。エンジニアに求められる具体的な基本的スキルや能力は以下の通りです。

  • プログラミングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • ヒアリング・提案能力スキ
  • ロジカルシンキング
  • マネジメントスキル
  • 情報収集スキル
  • 問題解決能力
  • 資料作成スキル

また、上記に加え担当するエンジニアの領域別で、クラウドやセキュリティ、ハードウェアなどに関する知識が求められます。エンジニアとしてキャリアや年収アップを実現するためには、教育・研修制度が充実している企業への就職・転職が重要です。

弊社SMSデータテックでは、3年間のOJT制度があり、初心者でも安心して働くことができます。文系理系関係なく活躍できる環境です。エンジニア職に興味のある方はこちらより詳細をご確認ください。

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向いている人

エンジニアに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 几帳面でコツコツと作業ができる
  • 好奇心があり、学習が苦ではない
  • 柔軟性があり、臨機応変に行動できる
  • 集中力が高く、精神的・肉体的にタフ
  • 論理的な思考を持ち、問題の解決力に優れている
  • 人とのコミュニケーション能力が高い

IT業界は日々新たなテクノロジーが生み出されており、変化が早い特徴があります。好奇心を持ち、学習を継続できる方でなければ難しいでしょう。
エンジニアを志す方の中には、パソコンと向き合い一人で作業するイメージが強い人もいるかもしれません。ただ、エンジニアはクライアントの要望をヒアリングしたり、チームで協力し案件に取り組んだりするため、コミュニケーション能力も必要です。

働き方や年収

インターネット環境とパソコンさえあれば働くことができるエンジニアは、リモートやフレックスタイム制との相性が良く、働き方の自由度が高い特徴があります。中には、郊外や地方に移住し働くエンジニアも存在します。

年収水準も高く、dodaが2022年9月から2023年8月の1年間で行った調査結果によれば、ITエンジニアの平均年収は452万円です。全職種の平均年収が414万円で、約10%程度エンジニアの方が高い結果となっています。副業やフリーランスとして独立すれば、さらに多くの収入を得られる可能性もあるでしょう。

参照:ITエンジニアの平均年収はいくら?|doda

ただ、働く環境は所属する企業で大きく異なるため注意が必要です。中には、ブラック企業も存在し、長時間の労働が慢性化していたり、休みが取りにくかったりします。

取り巻く環境と将来性

日本では人材不足などを解決するためにITやDXの需要が増加し、エンジニアを求める企業が増加しています。新たなテクノロジーも登場し、AIやビックデータの活用、サイバー攻撃を防止するセキュリティ対策などを行う人材も求められています。

ただ、IPA(情報処理推進機構)が2023年に発表した「デジタル時代のスキル変革等に関する調査」によれば、IT人材の量と質における不足が顕著です。IT人材の量が「大幅に不足」または「やや不足している」と回答した企業は77.7%で、質が「大幅に不足」または「やや不足している」と回答した企業は76.5%でした。大幅な不足を感じている企業の割合は、2021年と比較し量・質ともに増加しています。

参照:デジタル時代のスキル変革等に関する調査(2022年度)企業調査報告書|IPA(情報処理推進機構)

着実にスキルや知識を身につけ経験を積めば、エンジニアは将来性が高い職業でしょう。

エンジニアの種類と主な仕事内容

エンジニアの種類と主な仕事内容

エンジニアには複数の職種があり、大きく以下にわけられます。

  • 開発系エンジニア
  • インフラ系エンジニア
  • Web系エンジニア
  • その他ITエンジニア

ここからは、エンジニアの種類や仕事内容について詳しく解説します。

開発系エンジニア

開発系エンジニアとは、システムなどの設計や開発・テスト、運用保守を担当するエンジニアのことで、以下の種類が存在します。

種類 概要
システムエンジニア 顧客から直接ヒアリングし、ニーズに合うシステムの設計や開発を行います。
プログラマー プログラミング言語を用いて、ソフトウェアやシステムの開発・機能実装・バグの修正などを行います。
組み込みエンジニア 家電や電子機器などの製品を動かすプログラムの組み込みソフトウェアを開発します。
アプリケーションエンジニア アプリにおけるシステム設計からプログラミング・動作テスト、運用までアプリ開発業務を幅広く担当します。
テストエンジニア ソフトウェアなどが仕様書どおり動作し、バグ・エラーといった問題点がないか、テスト・検証で確認します。
AIエンジニア 機械学習やディープラーニングなどのAI技術を駆使して、システムやソフトウェアの設計・開発・運用を担当します。

インフラ系エンジニア

インフラ系エンジニアとは、ネットワークやサーバー、データベースなどの構築・管理を専門とするエンジニアのことで、以下の種類が存在します。

種類 概要
ネットワークエンジニア 快適な通信環境の構築などを目的に、ネットワークの要件定義から設計・構築、運用・保守までネットワーク関連全般を担当します。
サーバーエンジニア アクセス速度の向上やセキュリティ強化など、サーバーを適切に稼働させるための新設・入れ替えを担当します。
セキュリティエンジニア システム障害への対応やサイバー攻撃への対策を行い、ネットワーク・システムを守ります。
データベースエンジニア 企業の情報システムに欠かせないデータベースの開発・設計や管理、運用を担当します。
クラウドエンジニア クラウドサービスを利用し、サーバーやシステムの設計・構築、保守、ネットワークの整備などを担います。

Web系エンジニア

Web系エンジニアとは、サイト自体やそのサイトで必要な機能の設計・開発・保守などを担当するエンジニアのことで、以下の種類が存在します。

種類 概要
フロントエンドエンジニア ブラウザ上の画面や、その画面を表示するための仕組みなど、ユーザーが接触する部分の設計・開発を担当します。
バックエンドエンジニア プログラムの開発からサーバーやデータベースの導入・構築・運用まで、ユーザーの目に触れない部分を担当します。
マークアップエンジニア HTMLやCSSなどのマークアップ言語を利用し、Webデザイナーが手がけたデザインをプログラムとして実装します。

その他ITエンジニア

これまで紹介してきた種類には属さず、IT知識をいかし営業や社内外のサポートなどで活躍する以下も存在します。

種類 概要
社内SE 社内で利用するシステムの開発・管理やITに関する予算・資産の管理などを担当します。社内のヘルプデスクとして、使い方に対する疑問の解消や故障対応などを行うケースもあります。
セールスエンジニア 顧客に製品・サービスを提案し、アフターフォローを行ったり、営業担当者のサポートを行ったりします。
ITヘルプデスク システム・アプリなどを使用した際に生じる疑問やトラブル、クレームに電話・メールで対応し、問題解決をサポートします。
フィールドエンジニア 自社が販売したソフトウェア・システムの導入先を訪問し、導入や保守・運用、不具合の解消などを担当します。
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開発プロジェクトにおける名称と役割

開発プロジェクトにおける名称と役割

企画や設計など、システム開発の上流工程に関わる場合は、以下の役割も発生します。

種類 概要
プロジェクトマネージャー(PM) 品質やコスト、納期などプロジェクト全体に責任を持ち、管理を行います。
プロジェクトマネジメントオフィサー(PMO) プロジェクトの計画や監視、統制を行い、プロジェクトマネージャーをサポートします。
プロジェクトリーダー(PL) チームメンバーの工数や業務進捗の管理など、マネジメントを行います。
ブリッジSE オフショア開発を実施する際に、日本と海外スタッフのコミュニケーション円滑化をサポートします。オフシェア開発とは、コスト削減やグローバル人材の活用を目的に、海外企業や現地法人に開発や保守などを委託する方法のことです。
ITコンサルタント 顧客の課題を整理・分析し、最適なソリューションの提案を行います。

上流工程に関われば年収は高まる傾向がありますが、幅広い知識が求められます。

エンジニアの種類に関するよくある質問

エンジニアの種類に関するよくある質問

エンジニアの種類に関する以下のよくある質問をまとめました。

  • 未経験者におすすめのエンジニアは?
  • 一番稼げるエンジニアは?

ここからは、上記それぞれに関して順に解説していきます。

未経験者におすすめのエンジニアは?

未経験者におすすめのエンジニアとその理由は以下の通りです。

種類 理由
プログラマー 顧客と関わる機会が多く、他の職種で培ったビジネススキルを転用しやすい。エンジニアの中では基本的なポジション。
システムエンジニア 社内研修が充実している企業が多く、未経験でも応募できる求人が多数ある。
フロントエンドエンジニア 他のエンジニアと比べ、活用する言語が扱いやすい。
サーバーエンジニア 未経験でも応募できる求人が比較的多い。
テストエンジニア 高度なプログラミングや業務知識は必要とされない。
フィールドエンジニア 製品の知識が求められるが、入社後の研修期間でインプット可能。求人への応募時点では、独学で学んだIT知識で十分。
ネットワークエンジニア 高度なプログラミングを行う機会が少なく、マニュアルに沿った作業が多い。

上記、いずれかの職種から入りスキルや知識が身についた段階で、他のエンジニアを目指すことも可能です。

一番稼げるエンジニアは?

平均年収が一番高いエンジニアは「システムコンサルタント」です。以下は、マイナビが発表したIT・インターネット・通信分野の年収ランキングトップ5のデータです。

ランキング 種類 平均年収
1 システムコンサルタント 610万円
2 プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー 569万円
3 製品開発・研究開発 542万円
4 パッケージ導入コンサルタント 532万円
5 社内システム企画・社内SE 516万円

参照:職種別平均年収ランキング|株式会社マイナビ
あくまで平均年収のランキングであるため、上記以上の報酬を得ている方も多数います。

まとめ

まとめ

エンジニアとは、機械や電気など工学に関する知識やスキルを活用し、便利な環境を作る技術者のことで、働き方の自由度や将来性が高く、高収入を得やすい職種です。複数の種類が存在し、業務内容や必要なスキル、年収などが異なり職種選びが重要です。

また、エンジニアはスキルや知識、経験があれば活躍の場が広がるため、どの企業で働くかもキャリアを左右するでしょう。教育や研修制度が充実し、働きやすい企業に就職すれば、キャリアや年収アップを実現しやすくなります。

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