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エンジニアにおすすめの資格5選!資格取得のメリットと学習方法を解説
エンジニアをこれから目指す方、もしくはエンジニアとしてスキルアップしたいとお考えの方の中には、資格の取得を検討している方もいるのではないでしょうか。
今回は、エンジニアが取得すると役立つおすすめの資格を紹介します。また、取得をするメリットや注意点などについても詳しく解説します。
資格の取得でお悩みの方、効果的な学習方法を知りたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
目次
ITに関する資格の種類
ITに関する資格の種類は、主に以下の3つに分類されます。
- 国家資格
- ベンダー資格
- ベンダーニュートラル資格
ここからは、上記3つの資格の種類についてそれぞれ詳しく解説します。
国家資格
ITに関する国家資格とは、経済産業省が所管する「独立法人情報処理推進機構(IPA)」による資格のことです。企業や社会から広く認知されており、能力の証明として有利に働くのが特徴です。
また、一度取得すれば有効期限がないため生涯にわたってスキルを証明でき、民間資格と比べて受験料が安価に設定されているのも魅力です。
ベンダー資格
ベンダー資格とは、ハードウェアやOS、ソフトウェアなどの製品を提供する企業「ベンダー」が認定する資格のことです。ベンダーが提供する製品に関する専門知識やスキルを保有していることはもちろん、製品を深く理解し、使いこなせることを証明できます。
しかし、ベンダー資格はあくまでも特定のベンダー製品に特化したものです。別のベンダーの製品を使用している現場では、あまり役に立たない可能性もあります。
ベンダーニュートラル資格
べンダーニュートラル資格は、特定のベンダーではなく、NPO法人などの民間団体が認定するIT関連の資格です。OSやソフトウェアに依存しない内容のため、幅広いIT分野で通用するスキルを証明できます。
しかし、汎用性が高い反面、ベンダー資格に比べて特定の製品に特化したスキルを習得するのが難しい場合もあります。特定の製品に特化したスキルを身に付けたいなら、ベンダー資格を選択する方が良いでしょう。
エンジニアにおすすめの資格5選と概要
エンジニアには必ず取得しなければならない資格は存在しませんが、取得によりスキルアップやキャリアアップを目指せる資格は複数存在します。
エンジニアにおすすめの資格は以下のとおりです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
- ネットワークスペシャリスト
- システムアーキテクト試験
- ITパスポート試験
- C言語プログラミング能力認定試験
- データベーススペシャリスト試験
- CCNA
- LPIC
- ITストラテジスト試験
- プロジェクトマネージャ試験
- PMP
- CISSP
- AWS認定資格
ここからは、上記の中でも特におすすめの5つの資格について、それぞれの概要や難易度について詳しく解説します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、IPAが実施する情報処理技術者試験の中でも、最も基礎的なレベルに位置する国家試験です。この試験は、ITエンジニアとしてのエントリーレベルの知識とスキルを評価するものであり、多くの企業が新人ITエンジニアに取得を推奨しています。
「基本」と名が付いているものの、試験範囲はハードウェア、ソフトウェア、プログラミング、プロジェクト管理、IT戦略など多岐にわたります。参考書や過去問題集を利用した十分な試験対策が不可欠です。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、IPAが主催する情報処理技術者試験の中で基本情報技術者の上位に位置する国家試験です。
対象は、3〜7年程度の経験をもつITエンジニアです。試験範囲には、ソフトウェア開発、ネットワーク構築、データベース構築など、情報システムの開発全般に加えて、運用に関する知識も含まれます。
この試験の難易度はITSS(IT Skill Standard / ITスキル標準)レベル3に相当し、中級レベルとされています。試験は午前と午後の2部構成で、特に午後の試験では記述式の問題が出題されるため、十分な学習が必要です。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが主催する国家試験の一つです。この試験では、セキュリティ計画、運用、評価、改善などに関する知識が問われます。
国家資格であることに加え、セキュリティの重要性が今後さらに高まると予想されているため、この資格は非常に高い評価を得ています。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが主催する情報処理技術者試験の中で、高度な知識や技能を証明する国家試験の一つです。主に、ネットワークの専門家として大規模かつ強いネットワークを構築するためのスキルと知識が評価されます。
ITSSレベル4に相当し、セキュリティを含むネットワーク技術全般について、要件定義から設計、構築、運用・保守までの幅広い工程が試験範囲です。
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験もまた、IPAが実施する情報処理技術者試験の中でも高度な知識と技能を証明する難関国家試験です。この資格を取得すると、システム開発の上流工程をリードでき、豊富な業務知識を活かして正確な分析を行える証明になります。
IT戦略に基づき、情報システムや組み込みシステム、IoTシステムの要件定義とアーキテクチャ設計を行うエンジニアが対象となります。ITSSレベル4に該当するため、試験の難易度も非常に高いです。
エンジニアが資格を取得する3つのメリット
エンジニアが資格を取得するメリットは、以下の3つの通りです。
- 知識やスキルを証明できる
- キャリアアップにつなげられる
- 報酬や評価アップに影響する
ここからは、上記3つのメリットについてそれぞれ詳しく解説します。
知識やスキルを証明できる
エンジニアが資格を取得すると、知識やスキルを証明できるのがメリットです。
エンジニアがどれだけ高いスキルを持っていても、証明するのは簡単ではありません。資格を取得すると専門知識の裏付けとなり、一定のスキルを保有していることを簡単に証明できます。
資格は、エンジニアとしての信頼性と市場価値を向上させる大きな武器となるでしょう。
キャリアアップにつなげられる
資格取得は、キャリアアップの可能性を高めます。資格は専門知識とスキルの証明となるだけでなく、昇進や昇給の際の評価材料となるのが強みです。
例えば、システムアーキテクト試験のような高度な資格の取得は、プロジェクトマネージャーやコンサルタントなど、より専門性の高い職種へのキャリアアップに役立つでしょう。
また、資格取得手当や合格奨励金制度を設けている企業もあるため、資格に対する報酬や取得支援に力を入れている企業をチェックしてみましょう。
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報酬や評価アップに影響する
会社によっては、資格取得が給与アップや昇進への近道となる場合があります。特に、上位職へのキャリアアップには、資格取得を条件としている企業も少なくありません。
資格取得により、自分の価値を高め、より高い報酬やキャリアアップを勝ち取るチャンスが生まれます。また、企業内だけでなく、クライアントからも高い評価を得られ、より多くの案件を獲得できる可能性を広げられます。
エンジニアが資格を取得するための勉強方法
ITに関する資格の取得は、独学では難易度が高いと感じる方も少なくありません。エンジニアが資格を取得するためのおすすめの勉強方法は、以下の3つです。
- オンラインセミナーや動画サービスを活用する
- ITスクールに通う
- 参考書や問題集を活用する
ここからは、上記3つの勉強方法について詳しく解説します。
オンラインセミナーや動画サービスを活用する
SNSや動画が普及している今、オンラインセミナーや動画サービスを活用する方も増えています。これらは、自宅や移動中など場所を選ばず学習でき、通勤時間やスキマ時間を有効活用できるのがメリットです。忙しいエンジニアでも、無理なく学習を継続できるでしょう。
その他にも、豊富なコンテンツ、最新情報へのアクセスなど、オンライン学習には多くの魅力があります。
ITスクールに通う
独学で資格勉強をするのが不安な方には、ITスクールに通うのもおすすめします。スクールでは、理解できない点や疑問に思う内容を講師に質問できる環境が整っているため、わからないことを解決しながら学習できるのが大きな魅力です。
また、合格に向けたカリキュラムが用意されているため、次に取り組むべき内容が明確で、スムーズに学習を進められます。最短で効率的に資格取得を目指せることが、スクールの最大のメリットです。
参考書や問題集を活用する
自分のペースで資格取得を目指したい方には、参考書や問題集の活用がおすすめです。
参考書や問題集を活用した勉強法は、スクールに比べると初期費用も抑えられ、場所を問わずどこでも好きなタイミングで学習できます。また、苦手な分野をチェックして何度も復習でき、弱みを克服しながら効果的に学習が進められるでしょう。
ただし、わからない問題があった場合には、自分自身で解決する必要があります。相談相手が欲しい場合は、エンジニアのネットワークなどを使い、実際に先輩エンジニアなどに質問すると良いでしょう。
エンジニアに関する資格を取得する際の注意点
エンジニアに関する資格を取得する際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- 知名度の高い上級資格の取得を目指す
- 将来のキャリアを考えて取得する資格を選ぶ
- 取得までの学習計画を明確にする
ここからは、上記3つの注意点を、それぞれ詳しく解説します。
知名度の高い上級資格の取得を目指す
エンジニアで資格の取得を検討中の方には、なるべく知名度の高い上級資格の取得がおすすめです。
業界や企業によっては、マイナーな資格や初級資格は認知度が低く、十分な評価を得られない場合があります。より高い評価を得るには、誰もが知る有名な資格、もしくは難関資格の取得を目指すのがポイントです。
ただし、無理はせず自分のレベルやライフスタイルに合わせて、資格を選択するのも大切です。
将来のキャリアを考えて取得する資格を選ぶ
ITエンジニア向けの資格は数多く存在し、それぞれ専門領域に特化しています。安易に複数取得を目指すと、非効率的で、無駄な労力と時間、費用を費やすこととなります。
異なる分野の資格は、実務で活かせる機会が少なく、転職活動でも役立たない可能性が高いでしょう。
資格取得では、自身のキャリアパスを明確にした上で、希望する職種に必要とされるものを計画的に選択することが大切です。
取得までの学習計画を明確にする
資格の取得を決意したら、取得までの学習計画を明確にしましょう。ただ闇雲に学習を進めるだけでは、モチベーションの維持も難しく、効果的な学習成果を得られない可能性があります。
試験日に向けて、1週間単位または1日単位で具体的に計画を立てることが大切です。
また、定期的な振り返りや進捗管理も行うことで、目標達成に向けた調整をしながら、着実に資格取得に向けて進めるでしょう。
まとめ
今回は、エンジニアが資格取得するメリットや、取得すべきおすすめの資格5選を紹介しました。未経験から誰でも目指しやすい職種だからこそ、周りとの差別化が重要なポイントです。スキルや知識を証明し、よりレベルの高いエンジニアを目指しましょう。
資格の取得は、スキルや経験に自信のない方のモチベーション、強みとなります。自信を持ってエンジニアとして働きたい方は、ぜひこの記事を参考に資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。
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