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CCSPとは?おすすめの勉強法や試験概要、取得メリットまで
CCSPの資格を所持している方は、クラウドサービスを安全に利用することができる知識があると認められています。クラウドサービスが広範囲に浸透している社会では、クラウドの安全性を保つことは必須課題と言えます。CCSPは、クラウドサービス全盛の社会のニーズに合った資格です。今回は、CCSPとはどのような資格なのか紹介した上で、試験概要や取得するメリット、おすすめの勉強を一挙に公開します。これからCCSPの資格を取得しようとする方は、ぜひ参考にしてください。
目次
CCSPとは
CCSP(Certified Cloud Security Professional)とは、ISCが認定しているクラウドセキュリティを実務としている方向けの国際的に認定されている資格です。2015年に開始されました。世界114ヶ国、884ヶ所で試験が実施されていて、14万人以上の人材が世界的なネットワークを形成しています。CCSPを主催しているISCのメンバーは、世界170ヶ国で幅広く活躍しています。CCSPの所持者は、クラウドのセキュリティへの知識が豊富であると認められ、市場の需要も高いです。
CCSPを取得するメリット
CCSPを取得すると、さまざまなメリットがあります。ここからは、CCSPを取得するメリットを詳しく紹介します。
就職先が数多くある
CCSPを取得している方は、就職先が数多くあるのがメリットです。多くの企業では、クラウドサービスとセキュリティに詳しい専門家を欲しています。クラウドサービスが広まっている社会では、今後も需要は高まることが予想されます。
年収が向上する
CCSPを取得している方は、年収が高くなるメリットがあります。2021年において年収が高いIT関連資格の上位15個の多くが、クラウドサービスとセキュリティに関する資格です。ISCの調べによると、CCSP所持者の平均年収は1,500万円です。専門的な知識と技術のため、個人の年収も高まる傾向にあります。
世界的に通用する知識と技術が身につく
CCSPは世界的に通用する知識と技術が身につくメリットもあります。CCSPは国際的な基準を持っている資格です。そのため、日本国内だけではなく、世界170ヶ国で働くことも可能です。
CCSPの試験概要
CCSPの試験概要を紹介します。CCSPを取得するにしても、どのような試験内容なのか把握しておかなければ学習も始められません。まずは、試験概要を把握しましょう。
出題内容
CCSPの出題内容は以下の通りです。すべて、CCSPを主催しているISCの公式ホームページから確認できます。
- クラウドの概念、アーキテクチャ、設計 17%
- クラウドデータセキュリティ 20%
- クラウドプラットフォームとインフラストラクチャセキュリティ 17%
- クラウドアプリケーションセキュリティ 17%
- クラウドセキュリティオペレーション 16%
- クラウドガバナンス-法務、リスク、コンプライアンス 13%
試験時期
CCSPの試験日は決まっていませんが、事前に予約が必要です。試験の予約は、ピアソンVUEのサイトからおこなうことができます。
出題形式・問題範囲
CCSPの出題形式は、CBT形式です。CBT形式とは、Computer Based Testingの略称でパソコンを使用した試験を意味します。試験問題は4者択一であり、正しい解答をパソコンで選択します。試験時間は4時間であり、問題数は150問あります。合格基準は、1,000点満点中の700点を取得することが条件です。
受験方法
試験会場は、ピアソンVUEテストセンターです。受験料は599USD(80,865円、1USD=135円換算)です。受験をするためには事前に予約をしてからクレジットで受験料を支払う必要があります。クレジットでの支払いと試験会場の予約が終われば、当日予約した試験会場で受験をすることができます。
必要な経験
CCSPを受験する方には、情報技術の分野で最低5年間の実務経験を必要とします。実務経験の内3年間は情報セキュリティで、1年はCCSPが定める6つの領域(CCSPの出題内容を参照)の1つ以上での実務経験が必要です。ただし、実務経験の無い方でも受験は可能です。実務経験の無い方はCCSP合格後、ISC準会員としての資格が6年間与えられます。この6年間の間に実務経験を積めば、正会員として認められます。
おすすめの勉強方法2選
CCSPを取得するメリットは沢山あります。しかし、CCSPの試験は簡単ではありません。きちんとした試験対策や勉強をしておかなければ、合格できません。試験料も安くはないので、しっかりと勉強をして合格できるようにしましょう。ここからは、既にCCSPの試験に合格している方の実際の勉強方法を参考にして、おすすめの方法を紹介します。
テキストや問題集を利用した勉強方法
CCSPは、試験対策用のテキストを利用して勉強する方法があります。テキストは、インターネットで購入できる電子書籍です。スマホでも利用可能なので、隙間時間でも勉強することができます。
CCSPの公式テキスト
CCSPを勉強する際には、公式のテキストを使用すると効率的です。「(ISC)2 CCSP Certified Cloud Security Professional Official Study Guide, 2nd Edition」は、CCSPの公式のテキストです。Amazonで購入できる電子書籍(kindle版5,400円)なので、すべてパソコンやスマホで勉強することができます。テキストを参考にして、CCSPで学ぶべき論点をすべて網羅しています。CCSPの考え方も吸収できるので、実務でも役立ちます。また、練習問題が504問ついているので、問題を解きながら試験に慣れることも可能です。
CCSPの公式問題集
CCSPの公式問題集を使用すれば、試験対策の勉強ができます。「(ISC)2 CCSP Certified Cloud Security Professional Official Practice Tests, 2nd Edition E-BOOK」は、CCSPの公式問題集です。テキストとは異なり、問題練習に特化しています。電子書籍(Amazonkindle版3,200円)なので、隙間時間でも問題を解きながら勉強することができます。合計で900問以上の問題が収録されているので、本試験への対策にも最適です。本試験への対策にもなりますし、自身の弱点を見つけて重点的に学習できます。
CCSPの勉強会に参加する
CCSPの試験に合格するための勉強方法として、公式の勉強会に参加する方法もあります。CCSPの試験対策として、「(ISC)² 公式CCSP CBKトレーニング」と呼ばれる公式の勉強会が開催されています。CCSP資格所持者の講師が日本語で講義をおこなってくれますので、英語が苦手な方でも知識を吸収しやすいです。日程は合計で5日間で、受講後には講義内容のビデオを180日間無料で見ることができます。受講費用は税込みで44万円で、特典としてCCSPの公式ガイドブックがついてきます。
まとめ
CCSPの資格を得ること、CCSPの資格を持っている人材を雇用することは社内のクラウドネットワークのセキュリティ強化施策の一貫です。CCSPは簡単な試験ではなく、実務経験も資格取得に関わります。それだけに、CCSPを取得している方の市場価値は高いです。CCSPの勉強方法は、テキストや問題集を使用するか、勉強会に参加することです。クラウドネットワークを使用する会社は、増加傾向にあります。しかし、クラウドサービスへのセキュリティを担うスキルの習得や、資格保持者の獲得が課題です。クラウドサービスへのセキュリティ強化において、社内にスキルを持つ人がいない場合はアウトソーシングもおススメです。SMSデータテックはクラウドサービスに対するセキュリティ製品も取り扱っております。クラウドサービスへのセキュリティにお悩みの際はご相談ください。
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