ChatGPT活用の危険性?利用に潜むリスクと解消法を紹介

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ChatGPT活用の危険性

AIの台頭は近年著しく、さらにはその技術の普及も耳にする機会が増えてきました。そして、実際にユーザーレベルでも気軽にAIに触れる機会がもてる、身近な存在に変化しつつあります。
その中でも最も利用が進み、高い知名度を持っているのがChatGPTです。Webへ繋ぐ環境があれば、誰でもすぐに利用できるというハードルの低さがユーザーの支持を得たと考えられます。

使いやすいインタフェースを持ち、正確性の高い情報を得ることができる非常に便利なChatGPTですが、利用に際しては注意点もあります本記事では、ChatGPTの利用に関するリスク、注意点とその解消法、安全に利用するためのポイントについて紹介します。

ChatGPTとは

ChatGPTはOpenAI社によって開発、提供されている対話型のAIですより端的に説明すると、チャット(会話)形式にて問いに答えてくれる仕組みを提供するサービスです。Webブラウザ版、アプリ版があり、誰でも気軽にアクセスが可能です。日本語にも対応しています。
ChatGPTは大規模な言語モデルをもとに構築されています。教師あり学習と強化学習の両手法により、対話で正確性を高める仕組みを持っています。また、2021年までのインターネット上の情報を学習として取り込んだ状態です。
情報の取得、文章の生成など様々な用途での利用が可能です。企業でも業務への活用を検討しているケースも多く、実際に利用しているケースもあるでしょう。

ChatGPT利用に伴うリスク6選

ChatGPTの利便性の高さは疑いのないところです。しかし、登場と普及から時間がたっておらず、まだまだ利用にはリスクが伴います。本項では、ChatGPTの利用におけるリスクについて紹介します。

情報セキュリティ上のリスク

ChatGPTはインターネット上で提供されているAIアプリケーションです。一種のクラウドサービスと見ることもできます。
インターネットを利用している以上、Webによる通信が必ず発生しており、データの傍受や漏えいのリスクは付き物です。また、ChatGPT側で受信したデータを悪用したり、情報の漏えいが起きる可能性があることなどもリスクとなります。

⇒ChatGPTによる情報漏洩被害への対策はこちらをcheck!

倫理的な問題

ChatGPTを利用して文章を取得することは良いのですが、ChatGPT(および学習データ)の倫理観が文章には反映されます。宗教や思想、政治的な意思、差別的主張など偏りが発生するため、ChatGPTで取得したデータを直接利用する場合には、倫理的な内容のリスクも存在します。

利用している情報ソースに対する権利リスク

ChatGPTは機械学習を行っているAIであり、インターネット上の情報などを学習して、回答の情報ソースとしています。このインターネット上の情報は、ChatGPTによる利用を許可していないものも存在しており、情報ソースが利用されることは情報の提供者の意志に反する場合があります。ChatGPTの利用者がChatGPTから取得したデータを公開した場合には、情報ソースの持ち主が権利を主張することも考えられます。

情報の正確性の保証が必要

ChatGPTは学習の成果から最も正しく思われる解を返してくれます。相当に精度は高く、多くの場合は正しい内容を返してくれるのですが、必ずしも正解を返してくれることは保証していません。学習元が誤っていれば、ChatGPTの解も誤ったものとなり得ます。

この情報が正しいかどうかの確認は、ChatGPTの利用者が行うよりありません。ChatGPTは概要を示したり、正確性の高そうな情報を得ることには向いていますが、その正しさは人間によって確認が必要なのです。

情報の偏り

機械学習によって得た知識は、学習元のデータによって偏りが生じます二つの意見があるような内容について触れる場合、一方に偏った意見を持ってしまう可能性があるのです。ChatGPTの利用者が増えることで、それがスタンダードになり、ChatGPTに世論が支配される可能性までが見据えられます。

情報の最新化

仕組み的な問題としては、2023年7月時点ではChatGPTの学習内容は2021年9月までのデータとなっています。このため、最新の情報に関する質問などには答えることができません学習情報を単純に増やせるかといった問題や、古い考え方を回答してしまうといったリスクがあります。

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ChatGPTのリスクの解消法

ChatGPTの利用においては、リスクが存在することを記載してきました。しかしながら、ChatGPTの利便性は間違いのないところですので、是非とも活用したいというのが本音です。本項では、ChatGPTを利用する際のリスクを解消する方法について紹介します。

データのセキュリティ確保

ネットワークの利用上のデータ流出やChatGPT側でのデータ流出などに備える方法として、データのセキュリティ確保が挙げられます。もし、企業情報や個人情報が漏えいしてしまったら、とにかく迅速な対応が必要となります。対応を怠れば、被害は拡大し続けるでしょう。
しかしながら、その情報の流出にはどのように気づいたらよいのでしょうか。そこでおすすめなのがSMSデータテックの情報漏洩監視サービス「ダークウェブアイ」です。Web上の情報をチェックし、社員のメールアドレスやID、パスワードなどの情報漏洩を素早く検出し、さらに情報漏洩をしているページやサービスを特定して対応につなげます。
こちらの記事も参照下さい。

【2023年最新】情報漏洩被害事例5選からみる必須の対処法とは

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権利に関する法的ルールの理解

ChatGPTの出力する文章は人が作る文章と同様に、常に著作権侵害、プライバシー侵害、人権侵害など第三者の権利を侵す恐れが存在します。この問題を解決するには、利用者側が権利とその侵害に関する法的な知識を持ち、その観点からチェックを行う以外に方法はありません。
また、ChatGPTの利用規約には商用利用に関する規約が存在します。全面的に禁止しているものではありませんが、規約に沿った利用をする必要があります。

最終的な成果物に対するチェック

ChatGPTは質問に対し学習内容からできるだけ正しそうな回答をしてくれます。しかしながら、学習データの範囲内から答えているにすぎず、本当に正確な情報であることは保証していません。これは、AIを利用する上での特性と考えて対処するべきでしょう。
つまり、ChatGPTを利用して作成した文書、収集したデータなどについては、最終的に人間がチェックを行い、倫理や正確性などに問題がないか確認する必要があるのです。成果物を公開したり、他者へ提供するような場合には、ChatGPTを使っていたとしても公開者や提出者が責を負う必要があるでしょう。

ChatGPTを安全に効果的に活用するためのポイント

ChatGPTを安全かつ効果的に利用するには、以下のポイントを踏まえて利用しましょう。

情報セキュリティ対策

ChatGPTを業務に利用する場合、情報セキュリティ対策の実施は必須です。常に情報漏洩のリスクが存在すると考えて利用するべきでしょう。クラウドセキュリティやEDRなどの適用によりセキュリティ対策には全力を尽くさなければなりません。

さらには、SMSデータテックの情報漏洩検知サービスなどを利用して、情報の流出にはいち早く対処できるようにしておきましょう。

利用範囲の限定

ChatGPTをどのように使うか、業務で利用してよい範囲を明確に定めておくべきです。例えば、業務上で作成する文章を「ChatGPTの出力」したままで利用するのはNGです。妥当性のチェックや企業としての立ち位置などを考慮したチェックが十分になされるように利用範囲を定めなければ危険が伴います。

利用に関する正しい知見を持つ

AI、ChatGPTを過信し過ぎず、どのような仕組みで何ができるのかを把握して利用することが重要です。ChatGPTに任せてよいこと、任せては問題が起きることはあくまで人間が判断しなければなりません。そのため、正しい理解を持っておくことが必要なのです。

まとめ

ChatGPTによる文章作成などは、非常に利便性が高く、アウトプットは業務での利用も積極的に行いたいレベルに達しています。ただし、その利用にはリスクが伴います。情報セキュリティ上のリスクや、情報の偏り、情報の確実性に保証はないことなどがあげられるでしょう。
リスクへの対策はセキュリティを確保し、ChatGPTによる出力をチェックすることです。また、情報漏洩時には、被害を広げないためにも早急に検知することが望ましいです。
SMSデータテックでは情報漏洩検知サービスを提供しています。Webなどを監視し、情報の流出を早急に発見し通知するサービスです。通知により迅速な対策をとることにより、さらなる流出が防げます。
まずはご相談から受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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