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Wi-Fiに潜む情報漏洩リスクと対策方法3選!
プライベートでも仕事でもWi-Fiを利用することが当たり前になっていますが、Wi-Fiに潜む情報漏洩リスクをご存じでしょうか。
情報漏洩が起きてしまうと企業にとって経済的にも法的にも被害が大きいです。
本記事ではWi-Fiに潜む情報漏洩リスクを解説しつつ、漏洩しないための対策を紹介します。
目次
Wi-Fiの情報漏洩とは
Wi-Fiを通じて個人情報や機密データに不正にアクセスされ、第三者によって盗み取られることを指します。
Wi-Fiの情報漏洩は、Wi-Fi自体のセキュリティが不十分である場合に特に発生しやすくなります。
よくあるパターンとして2つ紹介します。
フリーWi-Fi(無料Wi-Fi)からの漏洩
公共の場所で提供されているフリーWi-Fiは便利ですが、ほとんどのWi-Fiで通信の暗号化がされていない(もしくは弱い暗号化しかしていない)ため、情報漏洩が起きるリスクが高いです。例えば、フリーWi-Fiは多くの人が同じネットワークを共有しているため、悪意のある攻撃者がこのネットワークに侵入して通信を傍受することができてしまいます。
自宅・社内Wi-Fiからの漏洩
自宅やオフィスのWi-Fiは一般的に公共のWi-Fiより安全ですが、適切なセキュリティ対策が講じられていない場合は情報漏洩のリスクは依然として存在します。
自宅の場合は、Wi-Fiを共有する家族のデバイスがマルウェアに感染しているとネットワーク全体のセキュリティが危険にさらされます。
Wi-Fiからの情報漏洩に気付く方法
情報漏洩を未然に防ぐことも重要ですが、漏洩した時に備え、いち早く気付く方法を確認しておきましょう。Wi-Fiからの情報漏洩に気付く方法は4つあります。
- ダークウェブアイ
- 身に覚えのないアクセス履歴がある
- 知らないファイル、アプリがDLされている
- 登録した覚えのないアドレスからメルマガが届く
ダークウェブアイ
ダークウェブアイはダークウェブの脅威から会社を守る情報漏洩監視ツールです。
ダークウェブとは通常のインターネットからアクセスできないWebサイトで、違法な手段で入手した情報がやり取りされています。情報漏洩が起きるとこうしたダークウェブに情報が流出してしまうため、ダークウェブを監視することで情報漏洩にいち早く気付くことができます。
しかし、ダークウェブを常に監視することは現実的ではないため、漏洩監視ツールを活用しましょう。
身に覚えのないアクセス履歴がある
デバイスやアカウントに異常なログインやアクセス履歴が見られる場合、IDやパスワードなどのログイン情報が漏洩し、不正アクセスされている可能性が高いです。
もし身に覚えのないアクセス履歴があれば、すぐにパスワードを変更し、二要素認証を設定しましょう。
知らないファイル、アプリがDLされている
デバイスに自分でダウンロードした覚えのないファイルやアプリを発見した場合、マルウェアに感染している可能性があります。
マルウェアは背後で知らないうちにデータを盗んだり、情報を外部に漏洩させます。
登録した覚えのないアドレスからメルマガが届く
自分が登録した記憶のないWebサイトやサービスからメールが届く場合、個人情報が第三者に漏れている可能性があります。
不審なメールは開かず、即座に削除するようにしましょう。特にURLをクリックしたり、添付されているファイルをダウンロードすることは絶対にしないよう注意してください。
Wi-Fiからの漏洩データ例
Wi-Fiから漏洩するデータは様々です。代表的な例としていくつか紹介します。
個人情報
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日など、個人を識別できる情報である個人情報が漏洩する可能性があります。
個人情報が漏洩すると、サービスの申し込みや契約を不正に行うことができてしまいます。
SNSアカウント情報
ここでいうSNSアカウント情報には、ログインIDやパスワード、プロフィール情報、友人リスト、投稿内容などが含まれます。
個人のプライベートな交友関係が暴露されたり、漏洩したログイン情報を使ってアカウントの乗っ取りなどの被害が考えられます。
スマートフォンやPCの通信内容
メールのやり取り、Webサイトの閲覧履歴、オンラインでのチャットログなどの通信内容もWi-Fiからの情報漏洩で流出する可能性があります。
会社PCであれば戦略会議などの機密情報が漏洩したり、個人であれば個人の活動パターンや趣味趣向が筒抜けになってしまいます。
クレジットカード番号情報
漏洩したクレジットカード情報を使用して、ネットショッピングなどで不正に商品を購入される可能性があります。
その際、クレジットカード会社による補償範囲外になると金銭的な被害が大きいです。
Wi-Fiからのデータ漏洩の被害事例
Wi-Fiを通じたデータ漏洩による被害事例を紹介します。
社内ネットワークに侵入される
セキュリティが脆弱なWi-Fi環境を利用することで社内ネットワークに侵入される場合があります。
不正にアクセスされ、企業の基幹システムやデータベースから機密情報を盗まれたり、侵入者がランサムウェアを仕込み、データを人質にして身代金を要求されることがあります。
情報を盗難、悪用される
Wi-Fiからネットワークに侵入されると、個人情報や業務に関する重要な情報が外部に漏れてしまいます。
盗まれた情報を使って第三者が不正行為を行ったり悪用する場合もあります。
取引情報などの機密情報が漏洩する
取引内容や顧客の機密情報などが漏洩する可能性もあります。企業間の競争が激しい業界では、このような情報漏洩が命取りになることもあります。
最新の情報漏洩事例は以下の記事で紹介しています。
➡「【最新】情報漏洩事例総まとめ|原因と被害規模」
Wi-Fiから情報漏洩した際のリスク
もしWi-Fiから情報漏洩した際にどのようなリスクがあるのでしょうか。企業において考えられる3つのリスクについて解説します。
経済的な損失を被る
どのような情報が漏洩するかによりますが、漏洩した情報が金融情報の場合、不正利用による経済的損失が発生します。もしくは、自社情報ではなく、顧客情報や取引先情報が漏洩してしまった場合、ステークホルダーに対して損害賠償金を支払う必要があります。
情報漏洩による損害賠償については以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
➡「情報漏洩による損害賠償とは|事例5選を交えて企業に与える影響から対策まで徹底解説」
また、システムやネットワークに侵入されると、修復や復旧作業に時間とリソースが必要となり、その間に業務が停止または遅延することで損失も発生します。
信頼が大きく低下する
特にBtoCビジネスの場合、自分の個人情報を安全に扱ってくれない企業を消費者は信頼しません。一度情報漏洩トラブルを起こしてしまうと信頼を回復させるには時間がかかります。
また、BtoBビジネスであっても、セキュリティが不十分な企業との取引を見直す可能性は十分考えられます。
法的な責任を問われる
情報漏洩の被害を受けた顧客やパートナーから民事訴訟が起こされることがあります。訴訟費用が発生するだけでなく明らかな過失が認められる場合は損害賠償金の支払いも求められます。
Wi-Fiから情報漏洩しないための対策法3選
フリーWi-Fiを使用しない
フリーWi-Fiは便利でアクセスしやすい反面、セキュリティが弱いことが多く、悪意のある攻撃者にとって不正アクセスしやすい環境が整っています。重要な情報を扱う際は、フリーWi-Fiの使用を避け、信頼できるプライベートネットワークを使用しましょう。
もし、どうしても公共のWi-Fiを使用しなければならない場合は、その他のセキュリティ対策(例えばVPNの使用)を併用することを強く推奨します。
VPNを利用する
VPN(仮想プライベートネットワーク)を利用することで、インターネット上でのデータの送受信を暗号化し、安全な通信を保証することができます。
これにより、たとえ公共のWi-Fiを使用していても、データの盗聴や改ざんを防ぐことが可能です。
VPNについては以下の記事も参考にしてください。
➡「VPNのセキュリティは安全?セキュリティリスクと対策」
➡「【最新】VPN製品おすすめ6選!徹底比較」
強力な暗号化プロトコルを使用する
Wi-Fiネットワークのセキュリティを保つためには強力な暗号化プロトコルが欠かせません。
ルーターの設定をチェックし、可能であればWPA2またはWPA3にアップグレードしましょう。
WPA3については以下の記事も参考にしてください。
➡「WPA3とは?メリットや注意点、WAP2との比較まで徹底解説!」
まとめ
Wi-Fiが原因の情報漏洩は、情報の盗難や悪用、信頼低下、法的責任の発生など、個人や企業にとって様々なリスクがあります。Wi-Fiからの情報漏洩を防ぐためには、フリーWi-Fiを使用せず、VPNを利用し、Wi-Fiでは強力な暗号化プロトコルを使用するようにしましょう。
また、万が一情報が漏洩してしまった際に「いかに迅速に発見できるか」も対策をしたいところです。そこで役立つのがダークウェブアイです。情報漏洩した際にすぐ発見し、迅速な対策を打てば、漏洩によるリスクを最小化できます。下記のボタンよりお気軽にご相談ください。
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