メールアドレスの漏洩を確認する方法と未然防止策を紹介

ITセキュリティ
#セキュリティ

現代では、メールアドレスの漏洩事例が増加しています。メールアドレスの流出は、企業や個人にとって深刻なリスクとなりかねません。1人の個人情報が漏洩してしまうと、他の個人情報の漏洩やセキュリティの脆弱性が生じ、重大な損害をもたらす可能性もあります。
この記事では、メールアドレスの漏洩の危険性や状況を確認する方法、未然に防ぐための対策までご紹介します。

パスワードの漏洩状況確認ツール4選

メールアドレス漏洩の危険性

メールアドレスの漏洩は、以下をはじめとした様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

1. 重要な個人情報の流出

メールアドレスが漏洩すると、それをきっかけにその他の個人情報も簡単に流出します。
例えば、複数のサイトで使用しているメールアドレスが漏洩してしまうと、それらのサイトに勝手にログインし、サイトに登録している名前や住所などの個人情報だけでなく、購入履歴や閲覧履歴など多くの情報にアクセスすることが可能です。ECサイトやインターネットバンキングであれば、口座やクレジットカード情報が漏洩する危険性もあります。
また、フィッシング詐欺の標的となる可能性が高まります。フィッシング詐欺は、正規の企業やサービスを装い、ユーザーから個人情報やログイン情報を騙し取る詐欺手法です。被害に遭うと、名前、住所、電話番号、クレジットカード情報など、さらに深刻な個人情報の流出に繋がりかねません。

2. 機密情報の流出

ビジネスシーンでは、メールアドレスの漏洩が企業の機密情報や顧客情報の流出に直結する場合があります。
例えば、内部のやり取りや顧客情報、契約書類などが含まれたメールが誤って外部に送信されたり、不正アクセスによって第三者に読み取られたりすることで、企業の競争力や信頼性が損なわれる恐れがあります​​。機密情報の流出は、法的責任やビジネス上の大きな損害をもたらす可能性があります。

3. 不正アクセス

メールアドレスの漏洩は、そのメールアドレスを用いた不正アクセスのリスクを高めます。犯罪者は漏洩したメールアドレスを使用して、パスワードリセットやセキュリティ質問の回答を試みることがあります。
また、同じメールアドレスとパスワードを複数のサービスで使用している場合、1つのサービスで情報が漏れると、他のアカウントも危険にさらされます。これにより、インターネットバンキング、ソーシャルメディアアカウント、電子商取引サイトなど、さまざまなサービスへの不正アクセスが可能となり、重大な被害につながることがあります。

不正アクセスに関しては下記のブログで詳しく紹介しています。
➡「不正アクセスのトレンドと最新の検知ツール・防御ツールによるセキュリティとは

4. 迷惑メール

メールアドレスが漏洩すると、迷惑メールの受信量が増加する傾向にあります。これらのメールには、広告メールやスパムメール、さらにはフィッシング詐欺を目的としたメールが含まれます。迷惑メールは単に煩わしいだけでなく、中にはマルウェアやランサムウェアが添付されている場合もあり、クリックひとつでウイルスに感染し、個人情報が盗まれるリスクも伴います​​。
また、迷惑メールの増加は、重要なメールを見落とす原因にもなり得ます。

新規CTA

メールアドレス漏洩の原因

メールアドレスが漏洩する原因には様々なものがありますが、特に注意すべきいくつかの原因を以下にまとめました。

1. メールの誤送信

メールの誤送信は、意図しない宛先にメールを送ってしまうことで発生します。
例えば、一斉送信の際に誤って「BCC」ではなく「CC」に入力してしまい、全受信者のメールアドレスを公開してしまうことにより発生します。このミスにより、受信者全員が他の受信者のメールアドレスを見ることができ、プライバシーの侵害やさらなる情報漏洩のリスクに繋がります。
メールを送信する際は、受信者のプライバシーを守るために「BCC」を使用することが重要です。

2. 人的ミス

人的ミスによるメールアドレスの漏洩は、情報を取り扱う際の不注意から生じます。これには、外部の人物に機密情報が含まれるメールを誤って送信する、重要な情報を含む書類やデバイスを失くす、外部の人間に情報を伝えてしまうなどの情報の不適切な取り扱いが含まれます。このようなミスは日常業務の中で誰にでも起こり得るものです。
企業や組織では、従業員に対する定期的なセキュリティ教育と情報管理のガイドラインの徹底が必要です。また、個人レベルでも情報を扱う際の注意深さが求められます。

3. 不正なサイトへのログイン

不正なサイトへのログインは、フィッシングサイトなどに騙されてメールアドレスやパスワードなどの個人情報を入力してしまうことにより発生します。これらのサイトは正規のウェブサイトに似せて作られているため、見分けがつきにくいことがあります。一度情報が入力されると、それが悪意のある第三者の手に渡り、メールアドレスが漏洩することになります。
不審なリンクやメールには注意し、URLを確認するなどして、安全を確かめることが重要です。

4. ハッキング

サイバー攻撃によるハッキングは、メールアドレスの漏洩原因として特に重大です。攻撃者がセキュリティシステムを突破して、データベースからメールアドレスを含む情報を不正に取得する行為です。攻撃者は、技術的な手段やソーシャルエンジニアリングを用いてセキュリティの弱点を突き、データにアクセスします。
これに対抗するためには、最新のセキュリティパッチの適用、強固なパスワードポリシーの実施、多要素認証の導入などが効果的です。

5. セキュリティの脆弱性

セキュリティの脆弱性は、ソフトウェアの更新の怠りや不適切なセキュリティ設定によって生じます。セキュリティ対策が不十分なシステムや、古いソフトウェアには既知のセキュリティホールが存在することがあり、これを悪用されるとメールアドレスを含む情報が外部に漏洩する可能性があります。
定期的なソフトウェア更新とセキュリティチェックを行い、システムの脆弱性を事前に特定し、対処することが重要です

これらの原因に対する認識と予防策を講じることが、メールアドレスの漏洩を防ぐ上で重要です。

新規CTA

メールアドレス流出確認方法

メールアドレスが流出しているかどうかを確認する方法はあるのでしょうか。
ここでは代表的な確認方法を紹介します。

Have I Been Pwned?

「Have I Been Pwned?」は、個人のメールアドレスとパスワードが過去のデータ漏洩事件に含まれているかを確認するための無料のオンラインツールです。
このツールを利用することで、自分の情報が漏洩したかどうかを確認できます。

「Have I Been Pwned?」の使い方

  1. Have I Been Pwned?」にアクセスする
  2. テキストボックスにメールアドレスを入力して「pwned?」ボタンをクリックする

結果が表示され、メールアドレスが過去の漏洩事件に含まれているかどうかが分かります。下記の画像であれば問題ありません。

情報漏洩監視ツール「ダークウェブアイ」

ダークウェブアイはSMSデータテックの提供する情報漏洩監視ツールです。

ダークウェブアイはダークウェブ上の企業情報の漏洩状況を一元管理することができます。情報漏洩があった際の即時アラート、漏洩情報の特定、社員の対応管理、過去に情報漏洩したアプリやサイトの閲覧機能など、漏洩してしまった際の対策はおまかせください。

メリットや特徴

ダークウェブアイには、次の3つのメリットや特徴があります。

  • 安全にダークウェブからの情報探索ができる
  • 会社メールやID・PWなどの漏洩を即時アラートできる
  • 漏洩後のセキュリティ対策状況を管理することができる
安全にダークウェブからの情報探索ができる

ダークウェブアイを活用すると、安全に漏洩に関する情報収集ができます。十分なセキュリティ対策が施されていない状態で情報収集を実施するのは却って危険であり、ウイルスに感染したり、詐欺被害にあったりするリスクもあります。
そのため、ダークウェブの情報探索は専門家に任せることをおすすめします。

会社メールやID・PWなどの漏洩を即時アラートできる

ダークウェブアイでは、自社に関する情報がダークウェブに流出した際に、即時に知らせてくれる機能がついています。流出してから即時に知らせてくれれば、迅速に対応可能で、被害を小さくできるでしょう。特に他社のサービスから漏洩した場合は、自社で把握することが困難なので、すぐに通知する機能は被害拡大のリスク回避につながります。

対策状況を管理することができる

ダークウェブアイでは、対策状況を管理する機能が搭載されています。これにより、情報漏洩が発生した場合でも、該当社員とセキュリティ担当者で対応の進捗状況の確認ができます。情報漏洩が発生した場合の対応状況について管理しやすく、セキュリティ担当者が少ない場合でも対応することが可能です。ダークウェブアイを活用することで、セキュリティ担当者の負担が少なく、情報漏洩の対応ができる点が特徴といえるでしょう。

また、導入から活用までのサポートも充実しているため安心して導入ができます。

新規CTA

メールアドレスの漏洩を未然に防ぐ方法

メールアドレスの漏洩を未然に防ぐためには、以下の対策を実施することが重要です。

強力なパスワードの使用

メールアカウントを保護する最初のステップは、強力なパスワードを使用することです。
簡単に推測されるパスワードや、他のサービスで使用しているパスワードの再利用は避けるべきです。強力なパスワードには、大文字と小文字の英字、数字、特殊文字を組み合わせたものを使用し、定期的に更新することが推奨されます。

二段階認証の導入

二段階認証(2FA)はパスワードだけでなく、スマートフォンへの確認コードの送信など、もう1つの認証手段を加えることでセキュリティを強化します。不正アクセスの試みがあった場合でも、2FAがあれば侵入を防ぐことができます。​

定期的なセキュリティチェック

システムやアカウントのセキュリティ状況を定期的にチェックし、脆弱性を見つけて修正したり不審な活動がないか監視したりすることが重要です。これには、ログイン履歴の確認や、設定されているセキュリティ情報(再設定用の電話番号やメールアドレスなど)の最新状態の保持が含まれます。

セキュリティツールの導入

セキュリティソフトウェアやセキュリティツールの導入は、メールアドレスを含む個人情報を守る上で非常に有効です。ウイルスやマルウェアから保護し、不正なアクセスやデータの漏洩を防ぐために、信頼できるセキュリティツールを活用することが推奨されます。

セキュリティソフト・ツールについては下記の記事を参考にしてください。
➡「おすすめ情報漏洩対策ツール10選!選定のポイントから成功事例まで
➡「アンチウイルスとは?対策ソフトウェア4選とEDRを徹底比較!
➡「おすすめEDR製品14選!製品選択のポイントも解説

メールアドレスの漏洩対策おすすめツール4選

以下は、メールアドレスの漏洩を防ぐためのおすすめツールです。

LastPass

LastPassはパスワードマネージャーで、強力なパスワードを生成し保存し、個々のアカウントに異なるパスワードを使用できるようサポートします。
また、セキュリティストレージに個人情報を保管し、自動入力を通じてログインを簡単かつ安全に行える機能が備わっています。

1Password

1Passwordもパスワード管理ツールで、パスワードだけでなく、クレジットカード情報やその他の個人情報も保管できます。
安全な共有機能や暗号化されたノート機能など、高度なセキュリティ機能が特徴です。

Symantec Email security.cloud Service(ESS)

Symantec Email security.cloud Service(ESS)は、ウイルスやスパムなどの検知・防御機能に特化したツールです。
独自開発したAIがスパムを検知してくれるため、運用の手間も軽減できます。
世界で18の拠点があるため、サービスの持続性も高いです。

Norton Security

Norton Securityは、ウイルス対策だけでなく、ファイアウォールやフィッシング詐欺対策、セキュアVPNなど、多岐にわたるセキュリティ機能を提供する総合セキュリティソフトウェアです。
多くのユーザーに信頼されています。

メールアドレスが漏洩したら

メールアドレスが漏洩した場合、直ちに行動を起こすことが重要です。
以下の対策は、メールアドレスの漏洩によるリスクを最小限に抑えるために重要です。早急に行動し、セキュリティ対策を強化してください。

1. パスワードの変更

メールアドレスが漏洩した場合、最初に行うべきことは関連する全てのアカウントのパスワードを直ちに変更することです。強力なパスワードを使用し、大文字、小文字、数字、特殊文字を組み合わせたものを選びます。また、パスワードマネージャーを使用して、各サービスごとに異なるパスワードを管理することが推奨されます。これにより、一つのサービスで問題が発生しても、他のアカウントは安全を保つことができます。

2. メールアドレスの変更

漏洩したメールアドレスが重要なアカウントやサービスに使われている場合、メールアドレスを変更することを検討してください。新しいメールアドレスに移行した後、古いメールアドレスを使用していた全てのサービスにログインし、アカウント情報の更新を行います。これにより、漏洩したメールアドレスを悪用されるリスクを減らすことができます。

3. 不審なログインの監視

アカウントに不正アクセスがないか定期的に確認してください。多くのオンラインサービスでは、ログイン履歴を確認できる機能や、新しいデバイスからのログイン時に通知を送信するセキュリティオプションを提供しています。これらの機能を有効にすることで、不審な活動を早期に発見し、対応することが可能になります。

4. 迷惑メールフィルターの強化

漏洩したメールアドレスは、迷惑メールの送信先として利用される可能性があります。メールサービスの迷惑メールフィルターを強化し、不要なメールがインボックスに届かないように設定を見直してください。また、特定のキーワードや疑わしい差出人をブロックする設定を追加することも有効です。

5. 関係機関への通報・報告

メールアドレスの漏洩によって不正利用の被害が疑われる場合は、警察や消費者センターなどの関係機関に通報してください。また、迷惑メールに関する相談は迷惑メール相談センターなど専門の相談窓口を利用すると良いでしょう。これらの機関は、具体的な対策やアドバイスを提供し、場合によっては法的な手続きのサポートも行っています。

漏洩事実を把握したら、次に顧客や関係企業へ迅速に情報を共有しましょう。報告する際は、以下のポイントに注意してください。

  • 事実の明確化: 漏洩した事実と、現時点で把握している情報の範囲を明確に伝えます。
  • 謝罪と理解の求め: 漏洩により不安や迷惑をかけたことを誠実に謝罪し、状況理解を求めます。
  • 取られた対策の説明: すでに実施している対策や今後取り組む予定の対策を具体的に説明します。

顧客や関係企業に対する報告は、信頼関係の維持や被害拡大の防止に不可欠です。メールや公式ウェブサイト、直接連絡など、適切な手段を選んで、迅速かつ正確な情報共有を心がけましょう。

まとめ

メールアドレスの流出は現代の大きな課題です。本記事では現在の漏洩状況を確認できる「Have I Been Pwned?」の使い方やおすすめのセキュリティ対策まで紹介しました。
また、本記事で紹介した、従業員のメールアドレス漏洩検知に特化したサービス「ダークウェブアイ」は、万が一漏洩してしまった際に担当者に即座にアラートが飛ぶ機能・対応策の提示機能などがあり、自社の情報を絶対に外部に漏らしたくない企業・すぐに対策を打ちたい企業にとって、最先端のセキュリティ対策となるかもしれません。少しでもご興味のある方はサービスページをご確認ください。

セキュリティ意識の向上と専用ツールの活用を通じて、個人情報の保護を強化し、安全な環境を確保しましょう。

おすすめイベント・セミナー 一覧へ

CATEGORY