パスワードが漏洩?「Have I Been Pwned?」などのパスワード漏洩チェックツール4選をご紹介!

コラム
#セキュリティ
「Have I Been Pwned?」などのパスワード漏洩チェックツール4選をご紹介!

企業のセキュリティがどれほど堅固であっても、パスワードの漏洩リスクは避けられません。
本記事では、パスワード漏洩の原因から確認方法、そして漏洩対策までを詳しく解説します。
これらの情報を把握し、自社のセキュリティを強化しましょう。

パスワードが漏洩したら

パスワードが漏洩した際の影響は甚大です。
犯罪者はこれを悪用し、重要なデータにアクセスできる可能性があります。
重要なデータに第三者がアクセスできてしまうと、社内の機密情報や個人情報の漏洩が発生し、多額の賠償金を請求されたり、企業としての信用が失墜したりします。
最悪の場合、事業活動の継続が困難になる可能性もあります。

メールアドレスの流出を確認するには

漏洩したパスワードの確認方法

漏洩したパスワードを確認する方法もあります。
以下にいくつかの方法を紹介します。

パスワード管理ツールの活用

パスワード管理ツールを使用すれば、漏洩したパスワードを検知できる場合があります。
パスワードが漏洩した場合は迅速な対処が求められるため、ツールを導入しておくと被害拡大を防げる可能性も高まるでしょう。

オンラインの漏洩チェックツールを利用

多くのウェブサイトが、漏洩したパスワードを確認できるツールを提供しています。
メールアドレスやユーザー名を入力してチェックしてみましょう。

セキュリティ専門のコンサルタントに相談

セキュリティに特化した専門家に相談し、パスワード漏洩の可能性を評価してもらうことも1つの方法です。

パスワード漏洩チェックツール4選

セキュリティ対策をしても100%の安全は保証されません。
定期的に自社の情報が漏えいしていないかをチェックすることが重要です。

社員のパスワード漏洩をチェックするツールを4つ紹介します。

Have I Been Pwned

Have I Been Pwnedは、メールアドレスを入力するだけで、ユーザーのメールアドレスやユーザー名が過去のデータ漏洩事件に含まれているかをチェックするツールです。
データベースに登録された情報を検索し、漏洩のリスクを確認できます。
確認できる情報として、漏洩元や漏洩した日時、情報の種類(パスワード等)、生年月日や電話番号などの個人情報もあります。

日本語には対応していませんが、簡単にパスワード漏洩のチェックができるので自身の情報の安全性を確認するために利用してみてください。

「Have I Been Pwned?」の使い方


1.「Have I Been Pwned?」にアクセスする
2.テキストボックスにメールアドレスを入力して「pwned?」ボタンをクリックする

結果が表示され、メールアドレスが過去の漏洩事件に含まれているかどうかが分かります。下記の画像であれば問題ありません。

問題があり、データが流出していた時は、下記のように「Oh no ー pwned!」と表示されます。

その下には、漏洩元となったサービスが表示され、漏洩した日時や背景、アカウント数、データの種類などがわかります。

ダークウェブアイ

ダークウェブアイは、Have I Been Pwnedではできないことができるツールです。
例えばダークウェブ上に漏洩してしまった社内のパスワード情報をすぐさま検知し、対応策の提示まで行います。
また自社のミスで漏洩してしまった情報だけでなく、各企業が利用している他社サービスからの漏洩情報も合わせて検知します。
パスワード情報が漏洩してしまった後の対応に目を向けた製品として一目置かれているサービスです。

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LastPass Security Challenge

LastPass Security Challengeは、パスワードの弱さや再利用の問題を評価するツールです。
保管しているパスワードをスキャンし、改善のアドバイスを提供します。
また、既知の漏洩がある場合にもアラートを発信します。
セキュリティ強化の一環として活用してみてください。

NordPass Data Breach Scanner

NordPass Data Breach Scannerは、パスワードが過去に漏洩したデータベースに含まれているかを簡単に確認するツールです。
ユーザーのメールアドレスやパスワードを入力することで、漏洩の可能性をスキャンし、安全性を確認することができます。
データ漏洩のリスクを把握し、対策を強化する一助として活用してみましょう。

漏洩する原因とは

パスワード漏洩の原因はさまざまです。
主な原因を以下で解説します。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、偽のウェブサイトやメールを通じて従業員が個人情報やパスワードを入力するよう誘導する手法です。
情報を入手した攻撃者はこれを悪用してデータを盗み出す可能性があります。

ソーシャルエンジニアリング

ソーシャルエンジニアリングは、ターゲットとなる企業や従業員との関係性を悪用することで情報を盗み出す手法です。
たとえば、情報システム部門や取引先になりすましてコンタクトを取り、アプリやシステムにアクセスするための情報を取得します。
長期間かけて関係性を構築するケースもあり、知らぬ間に攻撃者に助力していることもあります。

複数のサービスで同じパスワードの使用

同じパスワードを複数のサービスで使用することは危険です。
1つのサービスが漏洩すると、他のサービスにも影響を及ぼす可能性があります。

セキュリティの脆弱性

セキュリティの脆弱性があるシステムは攻撃者にとって狙い目です。
ソフトウェアのアップデートやセキュリティの強化が必要です。

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漏洩しないための対策

パスワード漏洩を防ぐためには、以下の対策が重要です。

強力なパスワードの使用

複雑な文字列や数字、記号を組み合わせたパスワードを使用しましょう。
推測されにくいパスワードであることが重要です。

二段階認証の有効化

二段階認証を導入することで、不正アクセスを防ぐことができます。
パスワードだけでなく、別の情報を要求する仕組みです。

定期的なパスワードの変更

定期的にパスワードを変更することで、漏洩の影響を最小限に抑えられます。

まとめ

本記事では、漏洩の原因や確認方法、対策について詳しく解説しました。
セキュリティ対策は一度実施して終わりではなく、定期的な見直しと更新が重要です。
時にはセキュリティの専門家と連携したり、最新の情報を共有したりしてデータの安全性を守りましょう。
企業の情報漏洩対策に関してお悩みの担当者様はぜひ以下の問い合わせボタンよりお気軽にお問合せください。

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