脆弱性とは?発生原因から被害事例、対処法までわかりやすく解説

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脆弱性とは?

情報セキュリティにおいて、脆弱性は深刻な問題となっています。
脆弱性とは何か、どのように発生するのか、そしてその被害について、詳しく解説します。
また、脆弱性に対する対処法やセキュリティ診断についても触れているので、自社のセキュリティ脅威レベルを把握するための参考にしてください。

脆弱性とは

脆弱性とは、コンピューターシステムやソフトウェアにおいて、攻撃者によって乗っ取りや情報漏洩などの被害を与えられる弱点のことです。
つまり、悪意ある攻撃者によって、脆弱性を突かれることでシステムやソフトウェアがコントロールされてしまうリスクがあります。

脆弱性の発生原因

脆弱性は、以下のような原因によって発生することがあります。

ソフトウェアのバグ

ソフトウェアのバグは、プログラムの不具合や誤りによって生じます。
バグによって、予期せぬ方法でシステムにアクセスされたり、システムがクラッシュする原因となったりします。
バグの発生原因は、ソフトウェアの開発過程で見落とされたり、テスト不足であったりすることが考えられます。

セキュリティ対策の不備

セキュリティ対策の不備によって、脆弱性が発生することがあります。
例えば、ファイアウォールやアンチウイルスソフトウェアの設定が不適切であったり、パッチ適用が適切に行われていなかったりすることが原因となります。

既知の脆弱性を修正しないこと

既知の脆弱性を修正しないことは、攻撃者に対して脆弱性を利用されるリスクを高めることになります。
脆弱性が発見された場合、速やかに修正することが重要です。

人為的ミス

人為的ミスによって、脆弱性が発生することがあります。
例えば、パスワードが未設定設定だったり、不適切な権限を設定したり、従業員が社外に情報を持ち出したりすることで発生します。
定期的にセキュリティに関する教育やセキュリティポリシーの整備などが必要です。

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脆弱性によるリスク4選

脆弱性が存在する状態であると、以下のようなリスクが発生する可能性があります。

マルウェア感染

脆弱性のあるソフトウェアに対して、攻撃者が特定のコードを送信することで、不正なプログラム(マルウェア)がシステム内に侵入することがあります。
侵入したマルウェアによって、データの漏洩や改ざん、端末の制御権を奪われるなど、被害が拡大する可能性があります。

DoS攻撃

脆弱性のあるサービスに対して、攻撃者が大量のリクエストを送信することで、正規のユーザーがアクセスできない状態にすることができます。
これをDoS攻撃と呼びます。
サービスの運営者にとっては、サービス提供の中断や低下による経済的損失などの被害が考えられます。

情報漏洩

脆弱性のあるシステムに対して、攻撃者が侵入し、システム内に格納されている情報を盗み出すことがあります。
個人情報や会社の秘密情報などが漏洩すると、リスクに晒された個人や企業にとって、大きな被害となるでしょう。

不正アクセス

脆弱性のあるシステムに対して、認証を突破した攻撃者が侵入することがあります。
侵入されたシステム内において、管理者権限で操作されることで、情報の改ざんや削除、不正なアクセス制限の解除などが行われることがあります。

脆弱性による国内の最新被害事例3選

最近の国内の脆弱性による被害事例をいくつか紹介します。

「JIMTOF2020」公式サイトの情報漏洩事件

2020年11月、日本国際工作機械見本市(JIMTOF2020)の公式サイトが不正アクセスを受け、約1,600人分の個人情報が流出しました。
漏洩された情報には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、会社名、役職などが含まれていました。
事件の影響により、関係者に著しい損害が生じたとされています。

「楽天ポイント」における不正ログイン事件

2020年9月、楽天のポイントサービス「楽天ポイント」において、不正ログインが発生し、約1万件のポイントが不正利用される事件が発生しました。
不正ログインの原因は、IDとパスワードの再利用攻撃であったとされています。
この事件は、多くの顧客が被害を受けたことから、楽天に対する信頼の低下につながったとされています。

「LINE」における不正アクセス事件

2021年1月、日本を含む一部の国で、「LINE」のユーザーアカウントに不正アクセスが行われ、情報が盗まれる事件が発生しました。
不正アクセスされた情報には、ユーザーの氏名、電話番号、メールアドレス、誕生日などの個人情報が含まれていました。
事件後、LINEはユーザーにパスワード変更などの対応を呼びかけました。

⇒最新!LINEで情報漏洩が発生?!(2023/11/27)

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脆弱性の対処法2選

脆弱性への対処法について、いくつか紹介します。

パッチ適用

脆弱性が見つかった場合、まずはソフトウェアメーカーから提供されるパッチを適用することが重要です。
パッチは、脆弱性を修正するためのプログラムであり、素早く適用することで被害を未然に防ぐことができます。

セキュリティ診断

定期的なセキュリティ診断を実施することで、脆弱性がある箇所を早期に発見し、修正することができます。
セキュリティ診断は、外部の専門家によるネットワークスキャンやペネトレーションテスト、内部の脆弱性スキャンなど、多岐にわたる手法があります。
外部の専門家によるセキュリティ診断は、企業の情報システムに侵入する攻撃者の立場に立って、システムに対する攻撃性をテストすることで、未知の脆弱性を見つけられるでしょう。また、内部の脆弱性スキャンは、セキュリティ対策が不十分なシステム内部にある脆弱性の発見に有効です。

まとめ

脆弱性によるリスクとして、マルウェア感染やDoS攻撃、不正アクセス、情報漏洩などがあり、最新の脆弱性による被害事例を挙げながら、その危険性について解説しました。
脆弱性対策としては、セキュリティパッチの適用やセキュリティ設定の見直しなど、さまざまな方法があります。
定期的なセキュリティ診断を実施することで、脆弱性の早期発見と修正を行うことが重要です。
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