コラム・事例

IBM × SDTの描くセキュリティNOW!の未来

事例

「パートナーと“共に創る”ことを何より大切にしている」—そう語るのは、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)でパートナーセールスを担当する佐々木様です。
私たちSMSデータテック(以下SDT)ともセキュリティ情報プラットフォーム「セキュリティNOW!」をはじめとした共創・プロモーション活動を通して、深く関わっていた今回は、そんな佐々木様に、共創の現場で感じる手応えや、SMSデータテックへの期待、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

担当の佐々木様に関して

佐々木様は、関東・北海道・北陸エリアのビジネスパートナーを主担当とするパートナーセールスを担っています。その中でも、IBMのソフトウェア製品及びハードウェア製品とパートナーのノウハウを掛け合わせ新しいソリューションを共に創る組み込みパートナーの支援を担っており、弊社とは『セキュリティNOW!』(セキュリティ特化型ポータルサイト)事業を共に推進しています。弊社以外にも約10社をコア担当に持ちつつ、コミュニティ(愛徳会/UOS)の担当や新規開拓にも取り組んでいます。

佐々木様が仕事において大切にしていることは「対等で本音を言い合える関係を築くこと」。
組み込みパートナーの支援では、パートナー企業が作ったソリューションの先までを考える必要があり、意思疎通を取ることを大切に仕事にとり組まれています。
「”作った先にパートナー企業のビジネスが成立するか”まで見据える視点で事業をするので、一緒に成長していけることや、 「IBMで良かった」と言ってもらえることがやりがいです」(佐々木様)

パートナーコミュニティがきっかけで始めたドラムを趣味にしており、他にも会話のネタづくりや関係構築に繋がりそうなものには積極的に挑戦しているそうです。

佐々木様とSMSデータテックとの出逢い

日本IBMとSDTとは佐々木様の入社前から既存パートナーとしての接点があったのですが、佐々木様が昨年日本IBMへ転職後に前職(当時NTTコミュニケーションズ、現ドコモビジネス)でSDTとの取引もあった縁も後押しになり、佐々木様が共創ビジネス推進部門、組み込みパートナー担当として割り当てられました。さらにSDTのセキュリティNOW!担当のエンジニアが若手社員ということもあり、「若い人材同士で切磋琢磨できる組み合わせ」という狙いもあり、佐々木様が担当となり共創が始まりました。

SMSデータテックの印象

「技術力・開発力が高く、最新技術の取り込みスピードも早いと感じています。いろいろな分野に精通していて、AIエージェントのように”やりたいが実際にやれている企業が少ない”領域でもすぐに事業化に踏み出している点を高く評価しています。」と話す佐々木様。
「将来的には技術分野で日本のパートナーのリーダー枠になってほしい」とIBMのJapanテクノロジーリーダーとしての活躍や、IBM Champion認定への期待も抱かれていました。

また、IBMのお客様、パートナー様向けの年次イベントであり、新商品の発表や、今後の方向性などの講演が行われているIBM Think 2025(ボストン)に参加したSDT社員のセッション受講や展示見学に真摯に参加している様子や、現地で社長と即時フィードバックをしている意思決定の速さが印象的だったとのこと。

弊社の若手社員のセミナー講演などから、若くてもすぐに現場に出て活躍できるようなサポート体制も評価していただいています。

SDT製品(セキュリティNOW!・ダークウェブアイ)に対する評価

現状の「セキュリティNOW!」は、無料のセキュリティ情報メディアとして誰でも使える段階ですが、今後は人・ 企業単位に特化した情報提供(パーソナライズ)へ進める構想をしています。
パーソナライズするためにはAIのファインチューニングが必要だが、AIを理解していないと難しい領域となっており、そこにも積極的に取り組もうという姿勢を評価していただいています。

別商材であるダークウェブアイに関してもは今まではあまりプロモーションに力を入れられていなかったものの、IBM社内の理解が前進したことや、警察庁出身の日本IBM特別顧問の評価などもあり、今後は展示・推進の余地が広がっています。

今後のSMSデータテックと目指す未来

「SDTの拡販先やビジネスパートナーへの接点づくりを積極的にサポートしていきたい。今までのような開発だけでの関わりだけでなく、販路の拡大と露出の拡大にも計画的に取り組み、多くの企業にSDT製品を知っていただく機会を創っていきたい。」と佐々木様は語られました。

「コミュニティ(愛徳会/UOS)についても、若手エンジニアだけでなく営業層の参加を広げ、エンドユーザー視点の率直なフィードバックを循環させることで、より現場に根差した価値提案を共創していきたいと思っています。」
大型イベントでの登壇や共同PR、プレスリリースを通じてメッセージを継続的に届けていくことにも協力的な姿勢をしていただきました。

また、ソリューションの共創にとどまらず、顧客に対してIBMの製品・サービスを提案・提供できるような関係性も構築していくことで両社にとっていい影響を与えられるようになりたいという展望も語られました。

弊社、SMSデータテックとしても、今後日本IBM様との関係をより一層強化し、様々な製品において多角的なアプローチで共に成長していけるよう努めてまいります。より多くの分野での革新的なソリューション提供を日本IBM様と実現できればと期待しております。

インタビューにご協力いただいたご担当者様

エコシステム共創本部広域共創ビジネス推進部 
佐々木 和(ささき のどか)様

企業 日本アイ・ビー・エム株式会社
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
設立 1937年(昭和12年)6月17日
資本金 1,053億円
事業内容 情報システムに関わる製品、サービスの提供
代表者 代表取締役社長執行役員 山口 明夫
ホームページ https://www.ibm.com/jp-ja/about