Pleasanter導入で商品マスタ管理の効率化 課題を的確に捉えた提案・サポートに感動

DX化が進むなか、自社の課題と本気で向き合い、着実に改善を進めてきた株式会社ナチュラルハーモニー様。今回のインタビューでは、どのようにして社内のシステム課題を乗り越えたのか、そして弊社がどのようにそのご支援をさせていただいたのか、リアルな声をお届けします。
目次
事業内容
私たちは自然栽培(農薬や肥料を一切使わない栽培)の農産物、衣・食・住アイテムの小売と卸売を行っています。オリジナル商品の加工食品の販売もしており、醗酵食品は自然界に住む菌を使うなど他にはないこだわりを持った商品を販売していることが特徴です。主な販売ルートは自社のECサイトですが、定期会員様向けにカタログでの販売も行っています。
販売のほか、自然栽培や暮らしに関するセミナーの開催や、自然栽培を行っている生産者の支援活動にも力を入れています。

弊社ご支援内容
- ITよろず相談
- ネットワーク調査
- Pleasanter導入支援
- 機器交換作業
- Pleasanter保守
導入の背景・課題
情報収集やトラブル対応、商品マスタ管理の煩雑さが課題
社内には少人数の情報システム部があり、当時は内製システムも利用していたのですが、DX化の流れや最新技術に追いつくのが難しくなっていました。そこで深い知識・技術や最新情報に関して相談できる外注先を探しておりました。
当時、社内のネットワークが不安定で、他社に相談したのですが解決できなかったため、別の相談窓口を探していたという経緯もあります。
クラウドサービスの風潮が強まるなか未だオンプレミスのままであることも課題でした。
東日本大震災の教訓からオンプレミスのリスクを回避する必要があることも認識しておりました。
また、クラウドデータベースを導入することでシステムの使い勝手を良くしたいという思いもありました。当時は商品マスタが様々なところに点在していたうえ商品コードも別々に付いておりました。そのため、商品の集計作業や商品マスタ更新作業に多くの時間を割いており、社内からも改善を要望する声が出ていました。
SMSデータテックとの出会い
そんな時、幕張で開かれた展示会「ITWEEK2022秋」でSMSデータテックを知りました。会場でブースのポスターを見ていたところ担当の方に声をかけていただき、軽い気持ちで現状をお話しました。お話をしていく中で担当の方の人柄に惹かれたことも大きなきっかけでしたし、SMSデータテックは技術者が多く様々な分野の専門家が揃っている会社だと知り、幅広く相談したいという私たちの要望にマッチしていると感じました。
まずは「ITよろず相談」を利用し社内ネットワークの相談をしました。調査方法についてその場で具体的かつ、弊社の抱える問題への的確な解決策の話をしていただき、「これは的確な提案をもらえるのではないか」と好印象でした。
後日いただいたご提案は予想通り素晴らしいものでした。課題点にきちんとフォーカスしており、こちらの希望した費⽤感でありつつ、問題解決につながることを確信できるバランスの良い提案に感動しました。
1週間ほどかけて環境調査をしてレポートを作成し、解決策をご提案いただくというプロジェクトでしたが、担当者様とのやり取りも作業も非常にスムーズでした。
非常に信頼できると感じ、クラウドデータベースへの移行もSMSデータテックに相談しようと決めました。
開発までの道のりと成果
きめ細かな対応でPleasanter導入もスムーズ
まずは、Pleasanterの環境構築をお願いしました。一つ一つのテーブル項目は社内で打ち合わせをして決めたので時間もかかり大変でしたが、依頼した環境構築はすぐに作っていただきました。
導入に関しては、できるところは自社でやろうという方針でしたが、オンラインストアの会員ランク別価格設定はロジックが複雑で、自分たちでスクリプトを書くことは難しいと感じておりました。そこでSMSデータテックに依頼をしたところ、1週間程度で完璧なものを作っていただきました。上から目線で恐縮ですが、「さすがだな」と感動しました。
Pleasanter導入は苦労した経験が記憶にないほどスムーズで、スケジュール感も妥当でした。課題を話し合う最初の段階から三ヶ月ほどで導入に至りました。
ネットワーク調査と同様、課題点を的確に捉え、予算・現状に合った説得力のある提案をいただきました。頻繁な問い合わせにもその都度きちんとした回答をいただくなど対応も素晴らしく、本当に頼りになる存在で心強かったです。
過去にお願いした大手企業様は、担当者の方と連絡が取りづらく、プロジェクトを進める難しさを感じることが多かったので、SMSデータテックのようにきちんと話を聞き的確に対応してくれる企業は本当に貴重ですし、ありがたいですね。
当初、社内で反対意見も出ましたが、クラウド化を前提としたうえでの解決策を話し合うという方法で丁寧に対応していきました。反対意見への対応は新しいことを始める際には必然だと考えていますので、大きな苦労をしたというわけではありません。以前のシステムの中で発生する問題のほうがよっぽど大変でした。
保守管理にかかる時間を月20時間程度削減できた
Pleasanterを導入後、商品マスタの一元管理ができるようになったので、保守性が良くなり、整合性が増しました。「ここを確認すれば情報が全て揃っている」という安⼼感も⼤きかったですね。担当者があちこち見る手間が省け、メンテナンス等にかかる時間が月に20時間程度短縮されました。
項目の追加や文章の変更も管理画面から簡単にできるので、「もうできたの?!」と驚かれますよ。
また、以前はエクセルでマスタ管理をしていたためファイル数が多く不具合やミスも多かったのですが、Pleasanter導入でトラブルの報告が減ったのも大きな成果です。
導入当初は意見の集約や不具合改善のため、社内へのヒアリングを行うなど調整業務が発生していましたが、現在は特に大きな問題もなく快適に活用しております。
Pleasanter導入から3年経ちますが、更新以外で稼働が止まるなどのトラブルは一度も発生していないことも評価できる点です。
今後の展望
Pleasanterの水平展開
Pleasanterには経営データや情報システム関係のIT管理台帳も含まれていますので、各業務で使用しながら少しずつ応用を進めているところです。
SMSデータテックのフォローがあるおかげで問題点もなく快適に、不安なく水平展開が出来ているので、今後はさらに対象業務の幅を広げていきたいと考えています。
課題点を明確にしたうえで依頼することが大切
SMSデータテックなら、課題や予算をきちんとお伝えすれば、必ず状況に合わせた的確な解決策を複数提示してくれますし、その中でどれが最適かという提案もしてくれます。社内への新規導入は自分達で可能な限り対応するという方針でしたが、全て丸投げしても良いと思えるほど信頼しております。
ネットワーク調査とクラウドデータベース構築というカテゴリーが違う分野を、これまでお願いしてきましたが、どちらも素晴らしい対応で、技術やスキルの幅が広いこともSMSデータテックの魅力だと感じます。どんな分野においても最適な提案が可能なのは、情報共有がきちんとされている証拠だと感じますので、安心して頼ることが出来る企業だと思います。
インタビューにご協力いただいたお客様
- 情報システム部 部長 片岡 幸一 様
- 情報システム部 大江 祥 様

会社概要
会社名 | 株式会社ナチュラル・ハーモニー |
住所 | 千葉県八街市八街ほ948-5 |
設立 | 1991年11月 |
資本金 | 1,900万円 |
主な事業 | 自然栽培の食品、加工食品、日用品の小売・卸販売 講演会等イベント主催 |
代表者 | 河名 秀郎 |
従業員数 | 80名 |
ホームページ | https://naturalharmony.co.jp |