コラム・事例

株式会社AXES様

自動化ソリューション
#業務効率化
#自動化

バッグやアクセサリー、化粧品など海外ブランド商品の輸入・販売を手掛ける株式会社AXES(アクセス)様では、業務効率改善のためRPAの導入を進めていたものの、社内にRPA技術者がいないため、自動化に向けたシナリオ作成や、本格的な活用に向けた保守体制などに課題をお持ちでした。当社SMSデータテック(以下、SDT)は、シナリオ作成などの構築作業にとどまらず、ご担当者様がRPAツールを使いこなせるまでをサポート。シナリオ作成から自動化、さらには対象業務の拡大まで、社内で担えるノウハウの蓄積と運用に向けたチームビルディングをお手伝いさせていただきました。

導入の背景・課題

RPAの導入を進めるも、活用できる人材がいない

株式会社AXES様は、通信販売大手Scroll(スクロール)傘下として、バッグやアクセサリー、化粧品など海外ブランド商品の輸入・販売事業を展開しておられます。同社がRPA導入を検討された経緯について、管理部門であるマネジメント部の部長、内田様にお伺いしました。

「当社は自社運営のオフィシャルサイト以外にも各種通販サイトに出店しており、販売チャネルごとの売上集計や入金確認などの手回り業務を多数抱えています。まだ設立から8年目の若い会社で、スタッフも限られているため、以前から業務を自動化・効率化する必要性を感じていました。そうした中、親会社がRPAを導入したことを受け、当社でもRPAの有効性を検討し導入を決定しました。」(内田氏)

こうして、2019年にRPAツールを導入したAXES様ですが、業務自動化は容易に進まなかったのだとか。「業務を自動化するにはロボットに作業手順を理解させるためのシナリオが必要ですが、社内に技術者がいないため、シナリオ作りをどう進めるのか、どの業務から自動化すべきか、といった初歩から躓き、やはり外部の専門家の力をお借りすべきと考えたのです。」(内田氏)

プロジェクトチームの立ち上がり

シナリオ作成から導入、社内展開まで、丁寧かつ幅広い支援

SDTのサポートのもとRPA導入を本格化するにあたり、プロジェクトメンバーに選ばれた小林氏は、当時を次のように振り返ります。「事前にチュートリアルを試した際にも、よく理解できない部分があったので不安でしたが、SDT社の担当者が基礎から丁寧に説明してくださったので助かりました。」

「社内で使いこなせるようになるのが目標でしたので、業務手順の可視化から、自動化対象の絞り込み、自動化シナリオの作成・実装と、まずは自分でやってみて、わからないところを質問するという進め方でした。担当者が親しみやすい方で、ごく基本的なことでも質問しやすかったので、ありがたかったですね。」(小林氏)

同様にプロジェクトチームに参加した松田氏からも、SDTのサポートの充実ぶりを高く評価いただけました。「マネジメント部の業務を自動化するだけでなく、社内各部署からも自動化・効率化したい業務を募りましたが、まずはRPAとは何か、RPAで何ができるかを各部署に理解してもらう必要がありました。SDT社には、社内説明会の進め方や説明のポイントなど、運営面の相談にも乗っていただき、非常に助けられました。」(松田氏)

パートナー選定

選定の決め手は、きめ細かなコミュニケーション力

株式会社AXES様は、通信販売大手Scroll(スクロール)傘下として、バッグやアクセサリー、化粧品など海外ブランド商品の輸入・販売事業を展開しておられます。同社がRPA導入を検討された経緯について、管理部門であるマネジメント部の部長、内田様にお伺いしました。

「当社は自社運営のオフィシャルサイト以外にも各種通販サイトに出店しており、販売チャネルごとの売上集計や入金確認などの手回り業務を多数抱えています。まだ設立から8年目の若い会社で、スタッフも限られているため、以前から業務を自動化・効率化する必要性を感じていました。そうした中、親会社がRPAを導入したことを受け、当社でもRPAの有効性を検討し導入を決定しました。」(内田氏)

こうして、2019年にRPAツールを導入したAXES様ですが、業務自動化は容易に進まなかったのだとか。「業務を自動化するにはロボットに作業手順を理解させるためのシナリオが必要ですが、社内に技術者がいないため、シナリオ作りをどう進めるのか、どの業務から自動化すべきか、といった初歩から躓き、やはり外部の専門家の力をお借りすべきと考えたのです。」(内田氏)

導入の成果

自動化要望のあったルーチンワークを約1年半で半減

こうしたSDTのサポートのもと、RPAによる業務の自動化は、想定以上にスムーズに進みました。「導入前の調査では、自動化要望があったルーチンワークの所要時間がトータル926時間/月に及びましたが、約1年半後で過半の546時間/月の削減に成功。それら業務の担当者が、よりクリエイティブな業務に時間を使えるようになりました。」(角田氏)

「既存業務の効率化とは別に、各販売チャネルからの日次データ抽出など、労力がかかり過ぎで実現できないと思われていた作業もRPAによる自動化で実現でき、おかげでより詳細な分析が可能になっています。これら新規業務による創出時間は246時間/月に達しています。」(小林氏)

こうした目覚ましい成果を受けて、RPA活用を全社に拡大すべくRPAチームを新設。現在は栗原氏を含めた3名体制へと強化されています。「これまでRPAで自動化した内容がライブラリとして蓄積されていて、新しい業務を自動化する際に参考にできるので、経験の浅い私でも、すぐに慣れることができました。RPAによる自動化の効果が広まるにつれて、各部署から相談を受けることも増えていますので、これからもどんどん業務を自動化していきたいですね。」(栗原氏)

SMSデータテック(SDT)への評価

最後に、今回のプロジェクトを通してのSDTへの評価や、これからRPA導入を検討される企業へのアドバイスについて、皆様からコメントいただきました。 「SDT社のご支援のもとRPAを使いこなせるようになり、業務を自動化していくことにやりがいを感じています。今ではWinActor® RPA技術者検定のエキスパート資格取得や、社内表彰を受けたことも、大きな励みになっています。」(小林氏)

「RPAチームでの経験で痛感したのは、困ったときに相談できるパートナーの重要性。当社の自動化が成功したのは、SDT社を選んだからこそだと思っています。」(松田氏)

「これからRPAを導入されるのであれば、まずは業務手順を明確にし、どの作業を自動化したいかを明確にしておきましょう。」(栗原氏) 「RPAによる自動化の効果は大きなものがあると実感していますが、導入後にツールにトラブルが生じると、多くの業務に影響が及びます。保守・運用も含めたサポートも、パートナー選びの重要なポイントです。」(角田氏)

「RPAありきで考えるのでなく、自動化によって何を目指し、何を目標とするかが重要です。しっかりとしたビジョンを描く上でも、SDT社のような信頼できるパートナーを選ぶことをお勧めします。」(内田氏)

このように、AXES社様からは望外の高いご評価を賜ることができました。頂戴したお言葉を励みに、私たちSMSデータテックは今後もお客様の課題に寄り添い、きめ細かなサポートを提供してまいります。

インタビューにご協力いただいたお客様

  • ゼネラルマネジメント統括部 マネジメント部 部長 内田様
  • ゼネラルマネジメント統括部 マネジメント部 マネジメント課 課長 角田 様
  • ゼネラルマネジメント統括部 マネジメント部 マネジメント課 RPAチーム チーム長 小林 様
  • ゼネラルマネジメント統括部 マネジメント部 マネジメント課 RPAチーム 松田 様
  • ゼネラルマネジメント統括部 マネジメント部 マネジメント課 RPAチーム 栗原 様

会社概要

会社名株式会社 AXES(アクセス)
住所〒140-0002
品川区東品川2-2-24
天王洲セントラルタワー4階
設立2012年3月
資本金9500万円
従業員数約60名(2021年3月現在)
事業内容バッグ、革小物(財布等)、アクセサリー、
時計、化粧品など、海外ブランド商品の輸入・通信販売
主な仕入先ヨーロッパ諸国、アメリカ、及びアジア諸国に点在する直営店、
正規代理店及び免税店
代表者代表取締役 佐藤 浩明
取締役社長大下 公宝
ホームページhttps://www.axes-net.jp/