
この度、情報システム部門(情シス)を支援するために開催される「情シス応援パビリオン」に出展することが決定いたしました! 情報システム担...
今の時代、システム運用でなんらかの課題を抱えていない企業の方が珍しいでしょう。それだけシステム運用にはさまざまな壁があり、どの企業でも四苦八苦しているのが現実です。
ここでは、私たちSMSデータテックに寄せられることの多い質問・課題についてピックアップしながら、その解決策についてご紹介します。
目次
新たなシステムを導入すれば、その運用・改善は常に求められることになります。
会社の規模や事業展開など、段階に応じてさまざまな取り組みが必要になることも珍しくありません。システムを構成するのはサーバやネットワーク機器ですから、場合によってはトラブルが発生することもあります。
そうしたトラブルへの対処はもちろんですが、トラブルを未然に防ぐことがシステム運用で求められる責任です。
しかし業務が多岐にわたり、システムの運用担当が固定化してしまうと、次第にシステム運用で壁にぶつかり、課題に直面することも増えてきます。
ここではそうした課題に直面した際の、よくある悩みを7つ取り上げていきましょう。
システム運用でよくある課題として、具体的には次の7つが挙げられます。
それぞれ解説していきますので、参考にしてみてください。
とりわけ多い課題の1つが、運用の属人化です。
つまりシステム運用の担当者でなければできない業務が大半を占め、担当者が休みだったり、退職したりした場合に致命的な問題になってしまう状況です。
担当者を増員することもコスト的に難しく、ドキュメントも共有されていなければ、将来的に大きな不安の種となってしまうでしょう。
運用ドキュメントが不足しているシステム運用の現場も多いです。そもそもどんなドキュメントが必要なのかわからないパターンや、ずっと昔のドキュメントのまま更新されていないパターンも多いでしょう。現場レベルの悩みとして、ドキュメントを作成したいが上層部からの許可が下りず、工数や時間を割けられないという問題も考えられます。
しかしドキュメントの作成はシステム運用の業務の一部であり、欠かすことのできない成果物であることを忘れてはいけません。
運用担当者によってスキルに差がある場合、運用が不安定になったり全体の効率が落ちてしまう可能性も出てきます。
運用が不安定でスピードも低下してしまえば、トラブルの原因にもなり、システム運用していく上での大きなリスクとなるでしょう。
それを防ぐためには、一定のスキルを持った担当者が同時に運用に携わり、効率よく業務を進めていくことが不可欠です。
これを実現するために、スキルを持った人材の採用や、人材の育成が必要になるのです。
システム運用の現場には、運用コストを削減すべしというプレッシャーが常にのしかかります。
しかし運用コストを削りすぎれば安定性が低下し、結果的に大きなトラブルを招く危険性が出てきます。特に近年ではシステムがより高度化していますから、ある程度の運用コストがかさんでしまうのはどうしても避けることはできません。
しかしそのコストが果たして適正なのか、コストを削減するとしても具体的にどこをどう削減したらいいのかがわからないという壁に直面していることも少なくありません。
システム運用の現場でも、人手不足や担当者のスキル不足はつきものです。
新しい人材が育たなければさらに属人化が進み、特定の担当者にしかできない業務が増えてしまいます。その状態で担当者の異動や退職が決まれば、現場は大きな混乱が発生してしまうでしょう。
軽視されがちなシステム運用コストですが、しっかりと時間と手間をかけて人材登用・人材育成を図り、長期的に安定したシステム運用を目指したいところです。
現状のシステム運用でトラブルが発生することが多く、その対処に追われて他の業務が圧迫されているというお悩みもよくあります。
トラブル対応に大半のリソースを割かれてしまうため、改善に取り組む余裕がないのが実情です。また、システム運用では突発的に発生する業務も少なくありませんから、計画通りに進まず、担当者の残業でカバーしているところもあります。
当然そうした体制では、長期的に安定したシステム運用には程遠く、いつ限界が来てもおかしくないでしょう。
この業界では新しいサービスがどんどん登場していますから、新サービスの導入を進めている企業も多いでしょう。
しかし運用の現場では、どんどん追加されるサービスへの対応がままならず、十分に対応できないまま次の新サービスの受け入れをせざるを得ないこともよくあります。
特に設計にも運用にも同じ担当者が携わっている場合には、設計段階でのリソース不足を運用でカバーすることも増えてしまいます。
その結果、関連部署を含めて全体的に疲弊してしまう現場も珍しくないのです。
次に、ここまでピックアップしてきたシステム運用の課題に対して、どのように対処したらいいのかをご紹介します。
まず考えておきたいのが、リソースを見える化することで再配分を検討することです。
それぞれの業務でどれくらいのリソースが割かれているのかを客観的に集計し、どこにどれだけリソースが投下されているのかを把握しましょう。
そうすることで属人化を防ぎ、自動化が可能な業務を浮き彫りにできる可能性もあります。業務の必要性を冷静に考えてみて、なくても影響がない作業は廃止を検討してもいいでしょう。
「システム運用の負荷を下げたいが、安定性も両立させたい」と考えるなら、運用の自動化を検討するのも1つの手です。
自動化ツールを導入することで、コストを抑えつつ、属人化を最小限にしながらシステム運用を安定化させることが可能になります。
たとえば弊社SMSデータテックでは、ソリューション診断から自動化ツールの導入、導入後の運用・保守までをトータルサポートしています。
「業務を自動化したいが、何から手をつけたらいいかわからない」という状態でも歓迎していますので、ぜひ一度お問い合わせください。
システム運用の現場では、次のような課題を抱えていることが多くあります。
こうした課題に対しては、見える化を通じたリソースの再配分や、自動化ツールの導入が効果的な手段となります。
自動化ツールの導入に際しては、トータルサポートも併せてご検討ください。
SMSデータテックでの具体的な事例は、お客様事例一覧のページにも掲載していますので、ぜひご覧いただけると幸いです。
情シス業務の効率化を進めるための具体的な方法を知りたい方は、
【情シス業務効率化の手引き書】資料をご覧ください。