業務の効率をアップするマウス操作を自動化する方法10選

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業務を効率化する方法の1つとして、マウス操作の自動化があります。マウス操作の自動化は、日常業務において重要なタスクを効率的に処理し、時間を節約する手段となります。
この記事では、業務の効率化や生産性向上を目指す人向けに、マウス操作の自動化でできることやマウスを自動化する方法10選を紹介します。

マウス操作の自動化でできること

マウス操作を自動化することで、ルーティーン業務を効率的に行えるようになり、作業時間を大幅に削減できます。
例えば、データ入力やファイル整理などのルーチンワークを自動化することで、同じ手順を何度も繰り返す必要がなくなり、業務のスピードも向上するでしょう。作業者はより迅速かつ正確に業務を遂行できます。
そのため、ヒューマンエラーの可能性も低減し、業務の品質向上にも寄与します。

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マウス操作を自動化するメリット

マウス操作を自動化することで、さまざまなメリットを享受できます。

作業時間の短縮

マウス操作の自動化により、繰り返しの単純作業を機械が担当するため、作業時間が大幅に短縮されます。
これにより、生産性が向上し、作業者はほかの業務に時間を充てられます。

ヒューマンエラーの防止

機械が業務を行うことで、誤操作やタイプミスといったヒューマンエラーを防止できます。
これにより、ミス後のリカバリーが発生しなくなり、結果として業務の品質が向上します。

コア業務に集中

普段から行っているルーティーン作業が機械によって処理されるため、作業者はコア業務に注力できます。
人にしかできない創造的な仕事や戦略的な判断が求められる業務に集中することで、市場における企業の競争力を向上できるでしょう。

マウス操作を自動化する方法10選

マウス操作を自動化する方法は多岐にわたります。
ここでは主な10個の方法について、特徴を踏まえて紹介します。

Python

Pythonは汎用性が高く、マウス操作を含む多様な自動化タスクに利用可能なプログラミング言語で、マウスのクリックや移動の自動化が可能です。シンプルで扱いやすく、豊富なライブラリが利用できます。
Pythonはオープンソースであるため、コミュニティが広く、サポート体制も充実しています。
ただし、プログラミングスキルが必要である点には注意しましょう。

Keysmith

Keysmithは、マウスやキーボードの動作を記録し再現できるMacOS用のツールです。フローチャート形式で処理を構築できるため、一目見るだけでどのような操作ができるのかを理解できます。Google Chrome用の拡張機能も公開されているため、Webサイト上での操作も記録可能です。
直感的な操作で複雑な自動化も可能なため、初心者でも簡単に利用できます。
ただし、商用利用の際にはライセンスが必要です。

Power Automate Desktop

Power Automate Desktopは、Microsoft社が提供しているWindows上で動作する自動化ツールです。プロセスの自動化を実現するRPAツールで、ローカルアプリケーションの自動化やWebアプリケーションの自動化ができます。
Power Automate DesktopはWebページ操作を記録するWebレコーダーと、それ以外の操作を記録するデスクトップレコーダーの2つのレコーダー機能を有しています。マウスだけでなく、キーボードの動きも記録でき、プログラミング未経験でも自動化が可能です。
業務効率のさらなる底上げをしたい場合は、有償版を用意する必要があります。

UWSC

UWSCは、Windowsで動作するアプリケーションです。実際に実行したマウスやキーボード操作をスクリプトに記録し再現します。記録した内容は繰り返し実行させたり、タイマー制御による時間指定の実行もできます。
ExcelなどのWindows上のさまざまなアプリケーションと連携できるため、幅広い操作の自動化が可能です。
ただし、活用するにはプログラミングスキルが求められます。

HiMacroEx

HiMacroExは、Windowsアプリケーションのマクロ作成や実行が可能なソフトウェアです。マウスの動きだけでなく、アクティブウィンドウの記録や処理時間の記録もできます。使い方もシンプルで「記録・終了・再生」のみで操作の記録と再現が可能です。

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KMmacro

KMmacroは、キーボードやマウスの操作を記録・自動化するWindows用のツールです。「操作の記録・スクリプトの編集・実行」の3段階でマウス操作を再現できるため、プログラミングが苦手な人でも自動化できます。

Input Director

Input Directorは、マクロとしてマウス操作を記録できるツールです。マクロが扱えるだけでなく、複数のパソコンでマウスとキーボードを共有できるという特徴があります。
複数の端末間でコピー&ペーストができたり、連動してシャットダウンできたりなど、2つ以上のパソコンを持つ人におすすめします。
日本語化するには、パッチファイルのダウンロードが必要です。

ClickerAce

ClickerAceは、記録ボタンをクリックするだけでマウスやキーボード操作を記録し再現できるツールです。条件を設定することもでき、分岐した操作を制御できます。
メールサーバーやGoogleの各種サービスとも連携可能です。

おーとくりっか~

おーとくりっか~は、マウスのクリック操作を自動化できるツールです。一般的な自動化ツールよりもできることは限られますが、使用方法もシンプルなものとなっています。
無駄がないツールといえるため、ITリテラシーに乏しい人でも扱いやすいでしょう。

RPA

RPAは、ソフトウェアロボットを使用することで、さまざまなプロセスを自動化する技術です。業務そのものの自動化だけでなく、データの収集・処理、システム間のデータ連携、複雑な業務フローの自動化なども実現できます。
RPAの大きな特徴は、これまでは人の手で行っていた作業を高精度で自動化・効率化が可能な点です。
一連のタスクを統合的に自動化できるため、マウス操作だけの効率化に留まりません。
注意点として、導入には専門的な知識や計画が必要です。導入を検討している場合は、専門家によるサポートをおすすめします。
弊社でもRPA・AI-OCR導入支援サービスを提供しており、RPA導入の初期段階のお悩みから導入後の運用にお悩みをお持ちのお客様まで幅広くサポートいたします。

まとめ

この記事では、マウス操作の自動化によるメリットやマウス操作を自動化する方法について紹介しました。
普段の業務でマウスは必ず使用するデバイスなので、少しでも効率化を目指すと良いでしょう。PythonやRPAといった技術的な面で自動化する方法もあれば、ツールをインストールするだけで自動化できるものなど、自動化にはさまざまな方法があります。ぜひ自社に合う方法を模索してみてください。

弊社SMSデータテックでは、RPAの導入支援を行っています。
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