2024年10月23日〜25日に幕張メッセで開催されたJapan DX Week2024秋。春と同じく「生成AI×自動化」をテーマに出...
おすすめの動画生成AIツール15選!選ぶポイントや利用上の注意点を解説
テキストや画像をもとに動画を制作できる動画生成AIを活用すれば、知識やスキルに依存することなく動画を作成できます。撮影や編集の手間・時間も抑えられ、高品質でクリエイティブな動画を初心者でも作れるでしょう。ただ、他人の権利を侵害するケースや間違った情報が混じる場合があるため、注意が必要です。
本記事では、動画生成AIやおすすめのツール、利用時の注意点について詳しく解説します。動画生成AIについて知りたい方、動画を効率的に作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
動画生成AIとは
動画生成AIとは、テキストや画像をもとに自動で動画を作るツールのことです。動画生成AIを活用すれば、撮影や編集時間を減らして、効率的な動画作成が可能です。ここからは、主な機能と活用シーンについて解説します。
動画生成AIの主な機能
動画生成AIの主な機能は以下の通りです。
- 動画・画像の生成
- 字幕付け
- 音声生成
- アバター生成
- 翻訳
- 動画スタイルの変換
- 高画質動画への変換
ツールごとに実装されている機能が違うため、利用する際は自分が望む機能があるかの確認が重要です。
動画生成AIの活用シーン例
動画生成ツールは、アイディア次第でさまざまなシーンにおいて活用できます。具体的な活用シーンは以下の通りです。
- 企業や商品、キャンペーンの紹介
- 研修や解説、講義
- アニメーションやミュージックビデオ
- SNS
動画生成AIを活用するメリット
動画生成AIを活用するメリットは複数あります。ここからは、動画生成AIの活用メリットについて解説します。
専門知識やスキルがなくても動画を作成できる
本来、動画の作成や編集には専門的な知識・スキルが必要です。企業や商品紹介動画などを作成する際は、制作会社への依頼が一般的でした。ただ、動画生成AIを活用すれば初心者でも動画を作成可能です。
動画制作の手間や時間を抑えられる
動画生成AIの活用により、制作の手間や時間を大幅に抑えられます。これまで、動画作成には撮影や編集を合わせて数週間程度かかっていました。動画生成AIであれば入力した指示に従い、スピーディーな動画制作が可能です。
ただし、生成AIで思い通りの動画を作成するには、入力するプロンプトが重要です。適切なプロンプトを入力しなければ、思い通りの動画が作成できません。
SMSデータテックでは、ChatGPTをベースに効果的なプロンプトを作成する方法などの講座を開催しています。
品質の高い動画を作成できる
品質の高い動画を作成できる点も、動画生成AIの活用メリットです。知識やスキルに依存せず、ニーズ・ターゲットに応じた高品質の動画を作成できます。クリエイティブなアイディアを自身で考える必要もありません。
おすすめの動画生成AIツール15選
続いて、おすすめの動画生成AIツール15選を具体的に紹介します。
Pictory.AI
Pictory.AIは、スクリプトやWeb記事URLの読み込み、テキスト・メディアのアップロードにより、動画を生成できるツールです。自動翻訳・キャプション付与機能が実装されており、手間をかけずに多言語の字幕をつけられます。
Runway
出典:Runway公式サイト
Runwayは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されているツールです。多数の機能を利用できる点が特徴で、動画だけでなく画像や3Dテクスチャの生成も可能です。また、自分の声や顔をアップロードすれば、喋るアバター動画も作成できます。
Lumen5
出典:Lumen5公式サイト
Lumen5は、ブログやWebサイト記事などのURLを読み込ませれば、AIがそれをもとに動画を生成してくれるツールです。ビジネスや教育、美容など、カテゴリーごとの動画テンプレートが豊富に用意されているため、利用シーンに合わせた動画を作りやすいでしょう。また、オーディオやバックグラウンドミュージックなどが充実している点も嬉しいポイントです。
Canva
出典:Canva公式サイト
グラフィックデザインツールであるCanvaでは、自身の写真をアップロードして生成AIでナレーション動画を生成できます。ナレーション動画では、テキストをAIが読み上げてくれるため、説明やマニュアル、研修動画などの作成に最適です。
Filmora AI
Filmora AIは、テキストからの動画生成に加え、チャットボット形式で自分の動画を分析し、ニーズに合った提案をしてくれるツールです。また、テキストベースの動画編集もできるため、専門知識やスキルがなくても高品質動画の作成が期待できます。
Vrew
出典:Vrew公式サイト
Vrewは、台本の作成から動画生成までAIが行ってくれるツールです。キャプション付けや豊富な音声が魅力です。また、直感的に操作できるインターフェースとなっています。複雑な操作を必要とせず、簡単に動画を作成できます。
FlexClip
FlexClipは、動画の編集や生成ができるWebサービスです。テキストから簡単に動画を作成でき、それを編集してクオリティアップも図れます。また、音楽やエフェクト、未来的なAI動画テンプレートも豊富に用意されています。
Vidnoz AI
Vidnoz AIは、AIアバターやAI音声の活用により高品質な動画を作成できるツールです。1,000種類以上のアバターと830種類を超える自然な音声が用意されています。また、日本語や英語などを含め、140ヵ国以上の言語に対応しているため、多くの国や地域で利用可能な動画を作成できるでしょう。
Sora
出典:Sora公式サイト
Soraは、ChatGPTの提供元であるOpenAI社が開発した、実写だけでなくアニメーション動画も生成できるツールです。多彩なカメラワークに対応しており、まるで映画のような臨場感あふれる動画の生成が期待できます。
InVideo
出典:InVideo公式サイト
InVideoは、デザインや構成に関する専門知識がない人でも簡単にプロフェッショナル動画を作成できるツールです。動画上にリンクやクイズ、アンケートなどの配置も可能で、視聴者を飽きさせない対話型の動画コンテンツを制作できます。
GliaCloud
GliaCloudは、ニュースやビジネス、ライフスタイルなどをテーマにした動画生成に強みを持つツールです。統計データやニュース記事をもとにした動画生成が可能で、ナレーションもつけられます。14日間の無料トライアル期間が設けられているため、利用すると良いでしょう。
Elai.io
出典:Elai.io公式サイト
Elai.ioは、テキストからアバターを活用して、パーソナライズされた動画を作成できるツールです。80種類以上のアバターが用意されており、2,000社を超える企業に利用されています。また、75以上の言語で利用できるため、多国籍企業の研修動画などでも活用可能です。
Video BRAIN
Video BRAINは、パワーポイントの取り込みや画面収録、タイムラインなど、編集機能が充実しているツールです。3,500種類以上のテンプレートが用意されており、商品・サービス紹介や企業PR、教育・研修動画など、利用シーンに合わせたテンプレートを選択できます。また、画像・映像やBGM、アニメーションなど計100万点以上の素材を無制限で利用できます。
KaiBar
出典:KaiBar公式サイト
KaiBarは、静止画をアニメーション化できるツールです。手軽にスタイリッシュな動画を作れるため、ミュージックビデオやプロモーションビデオなどの制作に適しています。知識やスキルがない人でも使いやすいインターフェースとなっており、簡単操作で動画を作成できる点も魅力です。
Synthesia
Synthesiaは、テキストファイルをアップロードするだけで、アバターが話す動画を生成できるツールです。140種類を超えるアバターが用意されており、性別や国籍、人種などさまざまな項目で利用するアバターを選択可能です。「!」「?」「、」などをテキストに挿入すれば、強調や息継ぎも表現できます。
利用する動画生成AIツールを選ぶポイント
動画生成AIは複数あり、自分に合うツールの活用が重要です。ここからは、利用する動画生成AIツールを選定する際のポイントについて解説します。
利用目的
利用目的を明確にし、その目的を達成できるか検討しましょう。ツールごとに、強みが異なります。目的から利用シーンや生成したい動画を落とし込み、それを実現できるツールかの検証が重要です。
機能
自身の利用目的に応じた必要な機能があるかも確かめましょう。また、使い勝手の確認も欠かせません。無料プランやトライアル期間などを設けているツールが多いため、気になるツールは機能や使い勝手を試すと良いでしょう。
費用
ツールにより料金が大きく異なるため、費用の確認も重要です。費用を確認する際は、利用できる機能と生成可能な動画の時間も含めた比較がおすすめです。料金が安くても、生成できる動画の時間が短いケースがあります。
動画生成AIを利用する際の注意点
便利な動画生成AIですが、活用時の注意点も存在します。最後に、動画生成AIを利用する際の注意点について解説します。
著作権の問題がないか確認する
動画生成AIが作り出したコンテンツによっては、他社の権利侵害にあたる可能性があります。他者コンテンツのインプットや、有名なキャラクターなどの生成を促すプロンプト入力は避けましょう。
商用利用ができるか確認する
商用利用できるかの確認も欠かせません。商用利用が許可されていない場合、動画を作成してもビジネスシーンなどでの活用はできません。利用する動画生成AIを選ぶ際に、規約などで商用利用ができるかや条件などを確認しましょう。
事実か確認する
生成AIの精度は日々向上していますが、誤った情報をアウトプットするケースがあるため、事実関係の確認も重要です。間違った情報の動画を世間に公開した場合、混乱につながる可能性があります。
プロンプトを工夫する
作成する動画の指示であるプロンプトの工夫もポイントです。AIで出力される動画の精度はプロンプトに依存します。自分がイメージする動画の生成には、詳細なプロンプトの入力などが欠かせません。
人が最終チェックする
生成された動画は必ず人が最終チェックしましょう。間違った情報や倫理的に好ましくない内容が含まれれば、炎上などにつながる可能性があります。
まとめ
動画生成AIとは、テキストや画像をもとに動画を制作できるツールのことです。活用すれば、知識やスキルに依存することなく、手間・時間を抑え、高品質でクリエイティブな動画を作成できます。ただ、他人の権利を侵害するケースや間違った情報が混じる場合があるため、注意が必要です。
業務効率化は、人手不足の解消や企業競争力の向上につながるため重要です。ツールも上手に活用し、業務効率化を実現しましょう。
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