物流DXは必須!取り組むべき理由と具体的なDX施策を解説

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物流DXは必須!取り組むべき理由と具体的なDX施策を解説

物流業界は、ここ数年で配送の需要が一気に高まりました。その結果、従来の配送方法や倉庫管理では対応できなくなりつつあります。そこで国土交通省を筆頭に、物流業界にもDXを推進する動きが活発化しています。今回は物流DXが必要になった理由からDXに向けて取り組むべき施策を解説します。DXの事例も紹介しているので、最後までご覧ください。

物流DXが必要となった理由

物流業界にDXが必要となった理由には、様々な背景があります。中でも特に重大な背景について解説します。

配達サービスの需要が増加

2020年より新型コロナウィルスの影響もあり、在宅時間が増えました。その結果、店舗での購入から配達サービスへと購買スタイルが変化したことが大きく影響しています。ここ近年でECが大きく発展し、配送の小口化・多頻度化を招きました。その結果、利用者は近場のスーパーやコンビニで購入する感覚でECを利用できるようになり、トラックドライバー1人当たりの負担増加に繋がっています。
国土交通省によると、2018年と2019年の宅配便取扱個数は表の通りとなっており、ここ5年間の増加率を見ても、まだまだ増加する傾向が伺えます。

トラック配達による宅配便
2018年42億6100万個
2019年42億9063万個

物流業界の慢性的な人材不足

物流業界では深刻な人材不足が続いており、ここ数年で拍車がかかっています。人材不足はトラックドライバーだけに限らず、倉庫スタッフまでも不足しています。2019年の国土交通省の調査結果によると、物流業界の常用労働者は、他の産業に比べても人手不足が顕在化しており、トラックドライバーが「不足」「やや不足」していると回答した企業は約70%に及びました。

人材の高齢化も顕著で、現在活躍している人材が定年を迎えた場合に、さらなる人材不足が懸念されます。結果として、今よりも1人当たりの業務量が増加し、物流業界にマイナスのイメージが根付いてしまい、人材確保がより難しくなってしまいます。

物流DXに向けて取り組むべき施策

物流業界は購買スタイルの変化から人材不足まで、幅広い問題に対応しなければなりません。そのためにはDX化が欠かせません。物流DXに向けて今後取り組むべき施策を解説します。

効率的な倉庫システムを導入

効率的な倉庫システムを導入することで、在庫管理が効率化され、従業員1人当たりの負担を軽減することができます。人手による在庫管理を改善することで、適切な数量・品質を保った管理が行えるようになり、ヒューマンエラーの発生もなくなります。配送量が増加している中で過剰在庫や欠品を防ぐことは、配送までの導線をスムーズに行え、リードタイムの縮小にも繋がります。
倉庫内の無人搬送車やピッキングシステムを導入も効果的で、在庫の搬入・搬出作業までも大きく改善されます。

AIによる最適な配送時間と配送ルートを分析

限られた時間の中で、ドライバーの担当分を全て届けるためには、再配達の防止と配送ルートの効率化が必要です。そこで、AIを用いた顧客情報の分析を行うことで、配達に適した時間と効率の良い配達ルートを導き出すことができます。
再配達の防止では、受取人の配送履歴から在宅の可能性が高い時間を算出することで確実性が上がります。配送ルートの効率化では、担当分の荷物の住所から、適切なルートを算出することで、ムダなく回ることができます。
また、スマートメータ―を活用する動きも活発に行われています。2018年に東京大学内で行われた配送試験では、AIデータを参考に最適な配送ルートを算出したところ、配送成功率は98%を示し、不在配送は91%減少、総移動距離も5%減少したとの結果を得ています。

物流システムの自動化

物流システムを自動化することで、製品のピッキングやコンテナの配置など、多方面での効率化が期待できます。物流システムは、主に「輸送・配送」「保管」「包装」「荷役」「流通加工」「情報処理」の6つの工程から成り立ち、それぞれの工程を効率化するシステムや統合管理を可能にするシステムがあります。物流では一連の工程が煩雑になりがちですが、これらのシステムを導入することで各工程で最適化された動きを実現できます。
企業の状況によって、自動化すべき工程が異なるため、物流システムの自動化に詳しい専門企業に相談することをおすすめします。

物流DXの事例:CBcloud

CBcloudでは、運送会社とフリーランスドライバーを繋ぐ配車サービスを展開しています。荷主は配送量に応じて必要なだけ車両を用意すればいいので、荷物が少ない場合でも車両を確保する必要がありません。配送開始後すぐにトラックドライバーの位置情報を確認できるため、配送遅延にも迅速に対応できます。
また「LAMS」という最適な配達ルートを算出するシステムも搭載しており、トラックドライバーにとっても安心して配送できる環境が整っています。

まとめ

 今回は物流DXが必要になった理由からDXに向けて取り組むべき施策を解説しました。従来の配送方法・倉庫管理では、今後を見据えた際に人材確保ができなければ、倒産の可能性もあります。人材確保が難しい状況でも、どのようにすれば1人当たりの負担を軽減し、効率的に業務を進めることができるかを考えることが重要です。

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