楽天モバイルに不正アクセス22万件?!中高生による生成AIの悪用..

近年、生成AIの急速な進化が社会に多くの恩恵をもたらしている一方で、悪用のリスクも指摘されています。
そのような中、楽天モバイルのシステムに対する、生成AIを活用した大規模な不正アクセス事件が発生しました。
2025年2月27日(木)、生成AIを悪用して作成したプログラムを用い、大手通信会社「楽天モバイル」のシステムに不正アクセスし、通信回線を契約した疑いで14歳から16歳の中高生3人が逮捕されました。
目次

こんにちは!ワニたんです。
普段生成AIを活用しているワニたんですが、皆さんは活用していますか??
近年、生成AIの急速な進化が社会に多くの恩恵をもたらしている一方で、悪用のリスクも指摘されています。
そのような中、楽天モバイルのシステムに対する、生成AIを活用した大規模な不正アクセス事件が発生しました。
事件の概要~不正アクセスの手口~
2025年2月27日(木)、生成AIを悪用して作成したプログラムを用い、大手通信会社「楽天モバイル」のシステムに不正アクセスし、通信回線を契約した疑いで14歳から16歳の中高生3人が逮捕されました。
彼らはオンラインゲームを通じて知り合い、秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」上で約33億件のIDとパスワードを購入しました。
その後、生成AI「ChatGPT」を活用して自作プログラムを作成し、約33億件のうちの約22万件で楽天モバイルのシステムにログインした形跡があったとのことです。
自作プログラムは以下の2つの機能を持っていました。
①ID・パスワードを機械的に入力し、楽天モバイルのシステムにログインするプログラム
②不正に契約した回線の情報を自動で管理・転売するプログラム
生成AIを利用することで、プログラムの処理速度向上やコードの最適化を行い、短期間で大量の回線を契約する仕組みを作り上げていたとみられます。
3人はこのプログラムを使い、延べ30億件以上のIDとパスワードを入力し、1000件以上の通信回線を不正契約していたとされています。
また、不正に契約した回線は1件あたり1000〜1500円で転売され、その売上は約750万円相当の暗号資産(仮想通貨)に変換されていました。
楽天モバイルの対応と今後の対策
楽天モバイルは、本事件を受けて以下のような対応を強化しています。
- 24時間365日の不正検知モニタリングの強化
- 不正契約の回線を即時停止し、契約解除を実施
- 本人確認書類の精査および警察への照会を強化
- SMSによる事後確認を導入し、不審な契約を早期発見
また、楽天モバイルは「本件によりID・パスワードの流出は確認されていない」と説明しつつも、利用者に対し、以下のセキュリティ対策を推奨しています。
- 「my 楽天モバイル」や利用明細を定期的に確認し、不審な契約がないかチェック
- 異なるサービスごとにパスワードを変更し、使い回しを防ぐ
- ログイン履歴を定期的に確認し、不審なアクセスをチェック
さらに、すでに身に覚えのない回線の契約が行われていた場合の対応として、以下の手順で対応をお願いしています。
- 身に覚えのない楽天モバイル回線のご解約
- 身に覚えのない楽天モバイル回線のご利用停止
- 楽天ID・パスワードの変更(アカウントとセキュリティより手続き)
- 身に覚えのない楽天モバイル回線のご利用再開(解約手続きを行うため、一度利用を再開する必要がある)
参考:楽天モバイル「【重要】身に覚えのない回線契約にご注意ください」
生成AIの悪用リスクと今後の対策
この事件では、生成AIの活用が不正行為の効率化に大きく貢献していたと考えられます。
具体的には、
- プログラムの作成支援:生成AIがプログラミングコードの記述を補助
- 処理速度の向上:ログイン試行を自動化し、短時間で大量のアカウントにアクセス
- 簡単な知識で高度な手口が可能に:独学のプログラマーでも高度な攻撃を実行可能
従来であれば、ハッキングには専門的な知識が必要でしたが、生成AIの発達により、そのハードルが大きく下がっていることが浮き彫りになった事件といえます。
今回の事件以外にも、生成AIを悪用した犯罪は急増しています。
- 国内では2023年、20代の男性が生成AIを使ってランサムウェア(身代金要求型ウイルス)を作成し逮捕
- 海外では、AIを使ったフィッシング詐欺やディープフェイクによる詐欺事件が多数発生
このように、生成AIの利便性が高まる一方で、犯罪利用のリスクも拡大しており、法整備や技術的な対策が急務となっています。
警察・企業の対応策
警視庁は、「生成AIの悪用を防ぐため、今後も徹底した監視と摘発を行う」としており、サイバー犯罪対策の強化が求められています。
一方、楽天モバイルをはじめとする企業側も、二段階認証の強化や異常ログインの監視強化、そして生成AIを活用したセキュリティ対策の導入といった対策を進める必要があります。
今回の楽天モバイル不正アクセス事件は、生成AIの悪用による新たなサイバー犯罪の形を示すものとなりました。
- 14歳から16歳の中高生3人が逮捕
- 生成AIを活用した自作プログラムで大量の通信回線を不正契約
- 約750万円相当の暗号資産を得る
- SNSでの承認欲求や金銭目的が動機
- 生成AIの悪用リスクが世界的に高まっている
今後、AI技術の発展が続く中で、私たち社会全体がその利用方法とリスクに対する適切なルールを確立しなければならないという重要な課題が浮き彫りになりました。
今後の法整備や技術的な対策がどのように進められるかが注目されます。
あなたの個人情報は大丈夫?
生成AIを活用していたり、中高生という若さで行われた今回の事件のように、サイバー攻撃は日々多様化しています。
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