UTMとは?機能やメリットなど世界一わかりやすく解説
UTM(統合脅威管理)とは、ファイアウォールなど複数のセキュリティ機能をまとめて管理する仕組みです。UTMの主な機能や導入メリット、運用負荷の軽減につながる理由を整理し、導入前に確認したいポイントをわかりやすく解説します。
目次
情報化社会が発達している現代において、企業は自社の機密情報や個人情報を外部から保護する必要があります。
外部からの脅威や攻撃から身を守るためには、UTMと呼ばれるセキュリティツールが用いられることが一般的です。
本記事ではUTMの仕組みや機能、メリットや導入のポイントを解説します。
UTMとは
UTMとは「Unified Threat Management」の略称であり、さまざまな機能を持った複数のセキュリティに関する機能を1つに統合して、ネットワークを外部の脅威から守るためのセキュリティツールです。
UTMを使用することで、自社のセキュリティを強化し万全なセキュリティ体制を敷くことができます。
UTMの仕組み
ネットワークに対する外部からの攻撃を防ぐには、1つのセキュリティ対策では不十分であるため、ファイアウォールやアンチウイルスソフトなど、複数のセキュリティツールを導入する必要があります。
しかし、UTMを1つ導入することで複数のセキュリティ対策機能を備えているため、複数のツールを導入することなく、自社のセキュリティを強化できるのです。
UTMの機能
UTMにはさまざまな機能が存在しますが、その中でも代表的な機能を5つご紹介します。
ファイアウォール
ファイアウォールは、不正なアクセスや攻撃を防ぐ役目を果たします。
ファイアウォールでは、外部のトラフィックに対して定められたルールに基づいて、外部のアクセスを制限できます。
バージニアゲーション
バージニアゲーションは、セキュリティを向上させるために、ネットワークトラフィックを統括的に管理する機能です。
バージニアゲーションでは、特定のアプリケーションやサービスに対するトラフィックの使用量を制限することによって、外部からの攻撃を防ぎます。
バグスキャン
バグスキャンは、webサイトやサーバーをスキャンして、セキュリティの脆弱性を検出する機能です。
定期的にバグスキャンを走らせることで、システムに脆弱性があった場合でも素早く検知でき、情報が漏洩する前に迅速に対応できます。
メールフィルタリング
メールフィルタリングは、受信メールに対して悪意のあるスパムメールやフィッシングアタックを防ぐ機能です。
メールフィルタリング機能があることで、事前に不正なメールを検出して、それらを受信ボックスから自動で弾いてくれます。
プロキシサーバー
プロキシサーバーは、インターネットへのアクセスをコントロールすることで、セキュリティを向上させるために、通信を中継するサーバーを提供する機能です。
プロキシサーバーによって、自社サイトへのアクセスをフィルターにかけることで、不正なサイトからのアクセスを未然に防いでくれます。
UTMのメリット
UTMを導入することによる、3つのメリットをご紹介します。
セキュリティが強化される
テクノロジーの発達に伴い、悪意を持ってwebサイトに攻撃する手法は年々多様化して行っています。
それらに対応するためには、1つのセキュリティ対策では不十分ですが、UTMを導入することで、複数のセキュリティ対策を同時に実装できるため、自社サイトのセキュリティが強固になります。
管理が楽になる
セキュリティツールが機能別に分かれていると、それぞれのツールに対して管理する手間が発生してしまいます。
しかし、UTMの場合一元的にセキュリティツールを管理できるため、管理するための工数や手間を大幅に削減できます。
コストを削減できる
機能別にそれぞれのセキュリティツールを導入する場合と比較すると、UTMによってまとめてセキュリティ対策を実施することで導入コストや管理コストを削減できます。
UTMのデメリット
UTMはメリットだけでなく、注意したいデメリットもあるため注意が必要です。
ここでは、3つのデメリットを紹介します。
コストを抑えて自社のセキュリティを強化したい方にとって、UTMは非常におすすめです。
障害が発生するとセキュリティが止まる
UTMは障害などのトラブルでシステムがダウンしてしまうと、すべてのセキュリティが止まってしまいます。
ネットワークにもアクセスできなくなり、業務にも影響が出るでしょう。
UTMを導入する際は、トラブル発生時に迅速な対応をしてくれるベンダーを選ぶことが重要といえます。
必要な機能を選択できない
UTMは搭載されている機能のみを使えるため、自社の環境に合わせて取捨選択できません。
事前に自社に必要な機能な機能が搭載されているのか、必要ない機能は何なのかを明確にしましょう。
UTM導入のポイント
UTMを自社に導入するにあたって、3つのポイントを解説します。
自社のセキュリティ課題を明確にする
UTMには上記で紹介したように、さまざまなセキュリティ強化機能が実装されています。
そのため、UTMの導入前に自社のセキュリティ体制を見直し、どの部分に弱点があって重点的に強化する必要があるのかを明確にしましょう。
そうすることで、UTMを導入してより的確に自社のセキュリティを強化することができます。
⇒VPNを使用せずに社内システムにアクセスできるセキュリティツールZscalerとは?
定期的にセキュリティをアップデートする
UTMを導入することでセキュリティ体制を強化することはできますが、日々過激化していく外部からの脅威を防ぐために、それぞれの機能はアップデートされていきます。
そのため、定期的にUTM内のセキュリティ機能が最新状態になっているかを確認し、アップデートしていく必要があるでしょう。
自社の運用に沿ってカスタマイズする
UTMを導入することで複数のセキュリティ機能を実装することができますが、自社の運用に沿った形にカスタマイズする必要があります。
それぞれの機能に対して、特定のアクセスは許可したり特定のメールだけを受け取るようにしたりと、個別の設定が必要な場合もあります。
UTMを導入して満足するのではなく、しっかりと実態に則した形にカスタマイズしていきましょう。
まとめ
情報化社会の発達に伴い、情報が持つ価値が高まっていきセキュリティ対策の強化が必要不可欠となっています。
UTMを導入することで、複数のセキュリティ対策を実装し、社内のセキュリティ体制を強化しましょう。
UTM以外にもセキュリティ対策にはさまざまな方法があります。

