予約システムと自動化~LCC予約システム障害~

コラム
#自動化
予約システムと自動化~LCC予約システム障害~

こんにちは!自動化担当のワニたんです。

今日からもう9月ですね。少し涼しくなり、秋の気配も感じているワニたんです。
ワニたんは、旅好きでコロナ前の夏休みには一泊弾丸一匹旅に行ったりもしていました。
その時によくお世話になっていたLCC、ピーチアビエーション(以下、ピーチ)で、新規の予約受付、変更、取消などが行えないというシステム障害が発生したことを思い出しました。

ピーチの予約システム障害事件

ピーチで予約システムの障害が発生し、復旧まで約一週間、新規予約の受付が停止状態となりました。…システム関係者は寒気がしますよね。
発表によると、ピーチが利用していた米Radixx社のLCC向けCRS(予約管理システム)「Radixx Res」がマルウェアに感染しシステム停止に至ったようです。

新規CTA

復旧システムは必要不可欠

さて、今回の件は委託先システムの大規模障害という想定外の理由により、エンドユーザーにも大きな影響が生じてしまった訳ですが、サービス復旧のため別系統のシステムを立てたという情報を見ると、待機系の設計が無かった模様です。LCC向けの安価なシステムだとしても、この辺は削ってはいけない仕様です。

また、早期の復旧が困難と判断できた時点で、他社の予約システムにスイッチすることも選択肢にあったかもしれません。座席予約データを他システムに乗せ換えるソリューションは、どの会社も用意していますからね。
予約システムの規模が大きく、機能面、UXにおいても最も発達している航空業界で起きたトラブルは、「旅行予定が組めない!」というピーチファンの叫び以外にも、いろいろ考えさせる事件でした。
JALによる中国系LCCの子会社化など、航空業界再編から目が離せないワニたんです。

問い合わせ対応にあたったピーチ社員の皆様、お疲れさまでした!

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