エネサンスホールディングスでランサムウェア被害!約36.5万件の個人情報漏洩のおそれと注意点を解説

株式会社エネサンスホールディングスは2026年5月11日、お客様の個人情報約36.5万件について、外部への漏洩が発生した、またはそのおそれがあると公表しました。対象には氏名、住所、電話番号、メールアドレス等が含まれます。
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こんにちは!ワニたんです。
今回取り上げるのは、LPガスや電気、リフォームなどのサービスを展開する株式会社エネサンスホールディングスおよび同グループ会社で発生したシステム障害です。
同社では2025年10月21日にシステム障害が発生し、その後、ランサムウェアによるサイバー攻撃だったことが判明しました。さらに、攻撃者のリークサイトに窃取された可能性がある情報が公開され、2026年5月11日にはお客様の個人情報約36.5万件について、外部への漏洩が発生した、またはそのおそれがあると公表されています。
なお、リークサイトとは、攻撃者が盗み取ったと主張する情報を公開するサイトのことです。
この記事では、今回の被害の流れと、利用者が注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
エネサンスホールディングスで何が起きたのか
2025年10月21日、エネサンスホールディングスおよび同グループ会社でシステム障害が発生しました。
最初の発表では、システムによる受注・出荷に支障が出たため、手作業で対応を進めていることが説明されています。また、同社の会員向けサービスである「マイエネサンス」による請求金額照会にも支障が出ていました。
その後、外部専門家による調査で、障害の原因はサイバー攻撃だったことが判明しました。具体的には、一部サーバーや端末内のデータが暗号化されるランサムウェア被害が確認されています。
ランサムウェアとは、会社のデータやシステムを使えない状態にして、復旧などを口実に金銭を要求する攻撃です。業務が止まるだけでなく、情報が盗まれるおそれもあるため、企業にとって大きな被害につながります。
同社は被害拡大を防ぐため、外部との接続を遮断し、隔離した環境でシステムを再構築して業務を再開しました。
⇒ランサムウェアとは?手口や対策まで詳しく解説
発表内容から見る時系列
今回の流れを見ると、最初はシステム障害として発表され、その後、サイバー攻撃、ランサムウェア被害、情報漏洩のおそれへと内容が明らかになっていきました。
| 日付 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 2025年10月21日 | システム障害が発生 | グループ会社を含めて影響が発生 |
| 2025年10月30日 | 続報を公表 | ランサムウェア被害と判明 |
| 2025年11月30日未明 | 攻撃者による情報公開を確認 | 窃取された可能性がある情報がリークサイトに公開 |
| 2025年12月8日 | 第3報を公表 | ダークウェブ上のリークサイトに情報が公開されたと説明 |
| 2026年5月11日 | 第4報を公表 | 約36.5万件のお客様情報に漏洩のおそれ |
サイバー攻撃では、被害直後にすべての影響範囲を把握することが難しい場合があります。そのため、初期対応だけでなく、継続的な調査と監視が重要になります。
漏洩が発生した、またはそのおそれがある個人情報
2026年5月11日の第4報では、外部への漏洩が発生した、またはそのおそれがある個人情報について、次のように公表されています。
| 対象 | 件数 | 含まれる可能性がある情報 |
|---|---|---|
| お客様の個人情報 | 約36.5万件 | 氏名、住所、電話番号、メールアドレス等 |
| 当社グループ従業員等に関する情報 | 約2千件 | 氏名、電話番号等 |
ただし、対象者すべてについて、上記の情報がすべて漏洩したというわけではありません。
一方で、氏名、住所、電話番号、メールアドレスの一部でも外部に出ると、詐欺やなりすましに悪用される可能性があります。たとえば、実在する会社名を使って「契約内容の確認が必要です」「請求情報を更新してください」「本人確認をお願いします」といった連絡が届くおそれがあります。
なお、同社は2026年5月11日時点で、本件に起因する個人情報の不正利用などによる二次被害は確認されていないと説明しています。
利用者が特に注意すべきポイント
今回の件で特に注意したいのは、エネサンスホールディングスの名前をかたる不審な連絡です。
次のような連絡には注意してください。
- 「情報漏洩の確認」と言って、個人情報を聞き出そうとする電話
- 「補償金の受け取り」と言って、口座情報を求めるメールや郵便物
- 「請求情報の更新」と言って、偽サイトへ誘導するSMS
- 「認証コードを教えてください」と言う不審な電話
- 「未払い料金があります」と不安をあおる連絡
本物の会社名が使われていても、連絡先やリンク先が本物とは限りません。
メールやSMSに書かれたリンクをすぐに押さず、公式に案内されている窓口や、普段から使っている正規の連絡先から確認することが大切です。
また、電話で個人情報や認証コードを聞かれても、その場で答えないようにしましょう。少しでも不安を感じた場合は、家族や公式窓口に相談することをおすすめします。
⇒フィッシング詐欺とは?5つの対策や被害にあった場合の対処法を解説
エネサンスホールディングス側の対応
エネサンスホールディングスは、システム障害の発生後、外部との接続を遮断し、緊急対策本部を立ち上げました。
その後、外部専門家の支援を受けながら、調査と復旧を進めています。2026年5月11日の発表では、システムは概ね復旧していると説明されています。
主な対応は次のとおりです。
- 外部との接続を遮断し、被害拡大を防止
- 緊急対策本部を設置
- 外部専門家の支援を受けて調査と復旧を実施
- 警察署への相談と監督官庁への報告を実施
- グループ全体でセキュリティ対策と監視を強化
外部専門家による調査では、侵入経路や詳しい手口の特定には至っていません。ただし、インターネットとの接続口から侵入された可能性が高いとされています。
同社は今後、情報セキュリティ体制の見直しや社員教育を進め、再発防止に取り組むとしています。
※本記事は、株式会社エネサンスホールディングスの公表内容をもとに、一般的なセキュリティ上の注意点を加えて解説したものです。最新情報は同社の公式発表をご確認ください。
参考にした記事・公表資料
株式会社エネサンスホールディングス「システム障害に関するお知らせ」
株式会社エネサンスホールディングス「システム障害に関するお知らせ(続報)」
株式会社エネサンスホールディングス「システム障害に関するお知らせ(第3報)」
株式会社エネサンスホールディングス「システム障害に関するお知らせ(第4報)」
あなたの個人情報は大丈夫?
今回の件では、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどについて、外部への漏洩が発生した、またはそのおそれがあると発表されています。
このような情報が悪用されると、偽メールや偽SMS、なりすまし電話につながる可能性があります。特に、同じメールアドレスを複数のサービスで使っている場合や、過去に別のサービスで情報が漏洩している場合は注意が必要です。
企業の場合、社員の業務用メールアドレスが外部サービスに登録されているケースもあります。もし、そのメールアドレスや認証情報が過去に漏洩していた場合、会社を狙った標的型攻撃や不正ログインのきっかけになるおそれがあります。
そのため、まずは自社のメールアドレスや認証情報がすでに漏洩していないかを確認することが大切です。
SMSデータテックの「ダークウェブアイ/情報漏洩」では、メールアドレスをもとに、自社に関係する情報漏洩の状況を確認できます。漏洩した社員のメールアドレス、漏洩元のサービス、漏洩件数、対応状況などをダッシュボードで把握できるため、早めの確認と対策に役立ちます。
また、今回のようなサイバー攻撃は、自社だけでなく、関連会社、取引先、委託先などを通じて影響が広がる可能性もあります。取引先が多い企業では、サプライチェーン全体の情報漏洩や外部脆弱性を手作業で確認するのは簡単ではありません。
そこで活用できるのが「ダークウェブアイ/SCM」です。「ダークウェブアイ/SCM」は、サプライチェーンにおける情報漏洩や外部脆弱性を一元管理できるセキュリティ管理ツールです。直接の取引先だけでなく、関連会社や委託先も含めてリスクを可視化できるため、サプライチェーン全体の確認体制づくりに役立ちます。
まずは自社の情報漏洩状況を確認したい場合は、「ダークウェブアイ/情報漏洩」
取引先や委託先を含めたサプライチェーン全体のリスクを把握したい場合は、「ダークウェブアイ/SCM」の活用を検討してみてください。



