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エクセルでの簡単な請求書作成の方法3選をご紹介!
請求書作成に追われる担当者の方々にとって、手作業で請求書を作成する作業は非常に時間と手間がかかります。
そこで、エクセルを活用して請求書の自動作成を行う方法を紹介します。
エクセルの関数やVBA、マクロといった機能についても解説しているので、参考にしてください。
目次
エクセルで請求書を自動作成する方法
以下の3つの方法を使って、エクセルで請求書を自動作成することができます。
エクセル関数
エクセルの関数を活用することで、請求書の計算や集計を自動化できます。
関数を使って合計金額や税金の計算、特定の条件に応じた金額の変更なども可能です。
⇒Excel(エクセル)業務をRPAで自動化!業務効率を向上させよう
SUM関数(合計関数)
SUM関数は、セル範囲内の数値の合計を計算するために使用されます。
請求書での利用例としては、商品やサービスの金額を一括して合計する場合などが挙げられます。
例えば、セル範囲A2からA10までに商品の金額が入力されている場合、以下のようにSUM関数を使って合計金額を求められます。
=SUM(A2:A8)
IF関数(条件分岐関数)
IF関数は、指定した条件に基づいて結果を返すために使用されます。
請求書での利用例としては、特定の条件に応じて金額や税率を変更する場合などがあります。例えば、セルA2に合計金額が入力されており、税率が10%である場合には、以下のようにIF関数を使って税込金額を計算できます。
=IF(A2>0, A2*1.1, 0)
この場合、A2の値が0より大きい場合には、A2に1.1をかけた値(税込金額)を返し、そうでない場合には0を返します。
VLOOKUP関数(検索関数)
VLOOKUP関数は、指定した値に対応する別のセルの値を検索するために使用されます。
請求書での利用例としては、顧客名や商品名に対応する情報(住所や単価)を取得する場合などがあります。例えば、1~8行目にデータがあり、A列に顧客名、B列に住所が入力されている場合、以下のようにVLOOKUP関数を使って顧客の住所を取得できます。
=VLOOKUP(B10,A1:B10, 2, FALSE)
この例では、B10に検索したい顧客名を入力してあります。
B10に一致する顧客名をA列から検索し、一致するものがあれば、その行のB列の値(住所)を返します。
なお、最後のFALSEは検索値が完全一致することを条件としています。
VBA
VBA(Visual Basic for Applications)はエクセルなどのMicrosoft Office製品に組み込まれたプログラム言語です。
VBAを記述することでマクロを作成できます。マクロを使えば、複数の作業手順をまとめて自動化できるため、手軽に業務効率化が実現できるでしょう。
請求書作成に必要な手順をVBAで記録し、再利用することで作業効率を向上させましょう。
⇒VBAとは?メリットやVBAでできる業務改善事例15選をご紹介!
マクロ
マクロは、エクセルでの複数の操作を記録し、それを自動再現できるようにするための機能です。
自分が操作した内容をそのまま記録することもできますが、VBAを用いることでより高度なマクロを作成できます。マクロを活用することで、手作業に比べて迅速かつ正確に請求書を作成できます。
請求書作成を自動化するメリット
エクセルを利用して請求書作成を自動化することには、以下のようなメリットがあります。
時間と手間の削減
関数やマクロを活用することで、請求書作成にかかる時間と手間の大幅な削減が見込めるでしょう。
自動化されたプロセスにより、手作業に比べて迅速かつ効率的に請求書を作成できます。
正確性の向上
エクセルの自動化機能を使えば、計算ミスや手順のミスを防ぐことができます。
正確な請求書を作成することで、クライアントとの信頼関係を構築し、ビジネスの信頼性を高めることができます。
柔軟性とカスタマイズ性の向上
エクセルを使って請求書を作成する場合、デザインやフォーマットを自由にカスタマイズすることができます。
必要な情報やレイアウトに合わせて請求書を作成できるため、ビジネスのニーズに柔軟に対応できます。
自動請求書作成・管理システムの構築に必要なもの
自動請求書作成・管理システムを構築するためには、以下の要素が必要です。
それぞれの要素を組み合わせることで、効率的で信頼性の高い自動請求書作成・管理システムの実現ができます。
ここではエクセル以外でも請求書の自動化を構築する際に必要なものをご紹介します。
データベースシステム
自動請求書作成・管理システムでは、顧客情報や商品情報、請求書の履歴などを管理するためのデータベースシステムが必要です。
データベースシステムは、エクセルの範囲を超えたデータの保管や検索、更新を効率的に行うことができます。
より高度な管理機能を必要とする場合は、専用のデータベース管理システムを導入することも検討しましょう。
システム連携機能
自動請求書作成・管理システムは、他のビジネスシステムとの連携がスムーズに行えるようにする必要があります。
例えば、注文情報が入力されたら自動的に請求書を作成し、顧客に送付するといった連携が必要です。このためには、他のシステムやツールとのインターフェースを確立し、データの受け渡しや処理の自動化を実現する必要があります。
ワークフロー管理機能
請求書の作成や承認、送付などのワークフローを効率的に管理する機能が必要です。
ワークフロー管理機能を備えたシステムを導入することで、複数のステップや役割を持つ人々がスムーズに業務を進めることができます。
また、請求書の進捗状況や承認履歴の確認も容易になります。
自動化スクリプトやプログラミング言語
自動請求書作成・管理システムを構築するためには、自動化スクリプトやプログラミング言語の知識が必要です。
エクセルのマクロやVBAを使った自動化だけでなく、より高度な処理やカスタマイズを行うためには、プログラミング言語(例えばPythonやJavaScript)の知識を活用することも検討しましょう。
専門サービスの活用
自動請求書作成・管理システムの構築には、必要な機能を備えたサービスを活用することも考えられます。
例えば、SMSデータテックでは「プリザンター」の導入・開発支援を行っております。
プリザンターは顧客情報や注文書、請求書、納品書などの各帳票データを一元管理でき、煩雑な管理体制から脱却できるでしょう。
また、お客様の環境に応じた画面やデータベースを構築できます。
ぜひご確認ください。
まとめ
請求書の自動作成を行う方法について、エクセル関数や自動化ツールを利用することで効率的な請求書作成が可能です。
エクセルにおいてはSUMやIF、VLOOKUP関数だけでも、正確な請求書を作成することができます。
また、エクセル以外にも自動請求書作成・管理システムを構築する際には、SMSデータテックの「プリザンター」サービスが役立ちます。
プリザンターは、必要になったタイミングでボタン1つ押すだけで帳票を作成できます。作成と管理を効率化し業務の自動化を実現してみましょう。
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