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イルシルとは、日本企業が開発したスライド生成AIのことです。テキストデータを入力すれば、AIがスライドを作成してくれるため、資料作成業務を大幅に効率化できます。また、豊富なデザインテンプレートやパーツが用意されており、誰でも高品質な資料を作成できるでしょう。
本記事では、イルシルの概要や主な機能、活用方法とメリットについて詳しく解説します。イルシルについて知りたい方、資料作成業務を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。
出典:イルシル公式Webサイト
イルシルは、日本企業の株式会社イルシルが開発・提供しているAI搭載のスライド自動生成ツールです。2024年5月時点で5万人のユーザーを獲得しており、注目度の高さが伺えます。入力したテキストデータを基に、AIがスライドを生成してくれるため、資料作成の効率化が見込めます。また、数多くのデザインテンプレートが用意されており、品質の向上が期待できるでしょう。
なお、他のスライド生成AIについても知りたい方は、以下をご覧ください。
⇒【2025年最新】おすすめのパワポ生成AI22選!活用メリットや利用ツールを選ぶ際の着眼点、注意点を解説
イルシルの主な特徴は以下の3つです。
ここからは、上記それぞれの特徴について詳しく解説します。
イルシルは商用利用が可能なため、イルシルを活用して作成した資料を外部に対する説明やプレゼンテーションで利用できます。フリーランスや中小企業、大企業まで多くの方が有効活用できるでしょう。
ただし、イルシルのイラストやテンプレートなどに手を加えず、そのまま配布・販売する行為は禁じられています。また、商標登録もできません。ロゴやデザインをイルシルで生成したことの明記が必要です。活用する際には、規約やルールを守りましょう。
参考:Q&Aよくある質問|株式会社イルシル
日本人向けのサービスである点も、イルシルの大きな特徴です。昨今は、多くの国・地域にある企業や組織がAIを開発・提供していますが、日本語に対応していないものも存在します。また、日本語に対応していたとしても、開発国のユーザーを対象としているため、インターフェースが見にくかったり、操作しにくいと感じたりするケースがあるでしょう。
イルシルは日本人を対象としているため、日本語に完全対応しており、日本人が使いやすい設計になっています。また、生成されるデザインも、日本で好まれやすいシンプルで洗練されたものです。
イルシルは、専門知識やスキルが不要で直感的に操作可能です。リテラシーが高くない方でも使いやすいため、多くの人が利用できるでしょう。万が一、操作方法がわからない場合は、カスタマーサポートやチャットボットに連絡すれば、担当者から説明を受けられます。また、ヘルプページも充実しているため安心です。
さらに、豊富なデザインテンプレートやパーツが用意されており、AIが内容に即したデザインを提案してくれます。デザインスキルに自信がない方でも相手がわかりやすい資料作成ができるでしょう。
イルシルには便利な機能が複数実装されています。ここからは、以下の機能について詳しく解説します。
入力したテキストデータから、AIがスライドを自動生成してくれる機能です。短いキーワードからのスライド生成や、長文を要約したスライド生成ができ、生成したデータの編集も可能です。10ページ以上のスライドであっても数十秒で生成してくれるため、スピーディーに資料を作成できるでしょう。
用意されたテンプレートを活用する機能です。テンプレートは1,000種類以上用意されているため、活用シーンに即したデザインの資料を簡単に作成できます。また、以下の用途別にテンプレートが整理されており、適したテンプレートを簡単に見つけられるでしょう。
また、カラーやレイアウト、フォントの選択もできます。
ゼロからスライドを作ったり、用意されたテンプレートを活用したりするのではなく、すでに利用しているテンプレートをアップロードして、イルシル内に反映する機能です。既存のデザインを利用して、さらに品質の高い資料の作成をしたい時に効果的です。
よく利用されるデザインのパーツを活用できる機能です。多数のパーツが用意されており、スライド作成に役立ちます。
イルシルで作成した資料を出力する機能です。データ形式は、PDFもしくはPPTXから選択できます。なお、フリープランではデータの出力ができません。
スライドのカラーを変更する機能です。顧客や自社のテーマカラーに合わせられます。
全てのスライドに対して、ロゴを挿入できる機能です。営業資料や提案書などに対して、自社のロゴを追加できます。
イルシルはWebブラウザ上で作業ができ、その作業スペースに組織やチームメンバーを招待する機能です。資料をメンバーと共有したり、リアルタイムで共有しながら資料を作成したりすることができます。
出典:プラン|株式会社イルシル
イルシルでは、利用できる機能と料金が異なる3プランが用意されています。まずは、フリープランで使い勝手を確認し、一人で使う場合はパーソナルプラン、複数人で使う場合はビジネスプランを活用すると良いでしょう。
パーソナル・ビジネスプランは、2週間のお試しも可能です。また、半年・年間契約や多くのユーザーで利用すれば、割引も受けられます。
続いて、イルシルの始め方と活用方法について詳しく解説します。
まず、イルシルの公式Webサイトにアクセスして「無料で今すぐ始める」もしくは「無料で始める」ボタンをクリックします。
出典:イルシル公式Webサイト
新規登録の画面に遷移するため、GoogleもしくはMicrosoftアカウントを活用するか、メールアドレス・パスワードを入力後「仮登録メールの送信ボタン」をクリックします。
出典:イルシル公式Webサイト
メールアドレスを活用した場合「【イルシル】仮登録完了メール」という件名のメールが届きます。本登録を行うために、本文にあるURLをクリックしましょう。
以下の画面が表示されれば登録完了です。
出典:イルシル公式Webサイト
なお、完了時はフリープランになっています。プランを切り替える場合は、画面右上にある「無料トライアル」ボタンをクリックして、手続きを行いましょう。
活用方法は非常に簡単です。まず、画面中央にある「AIスライド生成」ボタンをクリックしましょう。
出典:イルシル公式Webサイト
スライド作成方法を、キーワードもしくはメモから選択する画面が表示されるため、合うものをクリックしましょう。なお、今回はキーワードから作成します。
出典:イルシル公式Webサイト
続いて、タイトルを入力する画面が表示されるため、タイトル入力後Ctrl+Enterをクリックしましょう。
出典:イルシル公式Webサイト
次に、資料に盛り込みたい内容を入力して、Ctrl+Enterをクリックします。プランによっては、ファイル添付による情報入力や足りない情報のWeb検索も可能です。
出典:イルシル公式Webサイト
数秒待つと、構成が自動生成されます。
出典:イルシル公式Webサイト
内容を確認して、問題がなければ右上の「本文テキストをAI生成」ボタンをクリックし、表示画面で「生成する」ボタンを選択しましょう。
出典:イルシル公式Webサイト
数秒待つと、本文テキストが生成されます。確認して問題なければ、画面右上の「スライドに反映」ボタンをクリックします。
出典:イルシル公式Webサイト
スライドが自動生成されます。必要に応じてテキストやデザインテンプレートの変更、図形・グラフ・素材の挿入などを行いましょう。
出典:イルシル公式Webサイト
イルシルを活用すれば、以下のメリットを得られます。
ここからは、上記それぞれのメリットに関して詳しく解説します。
イルシルを活用すれば、以下における資料作成業務を大幅に効率化できます。
基本的には、タイトルと含めたい内容を入力後、AIが生成するテキストやデザインの確認・修正・編集をするだけです。ゼロから自分で資料を作成する必要はありません。
資料作成業務の時間を削減できるため、従業員はマーケティングや戦略の検討・立案、商品開発などのコア業務に専念できます。利益や生産性の向上、コスト削減が期待できるでしょう。
資料の品質向上も、イルシル活用のメリットです。イルシルでは豊富なテンプレートが用意されており、内容に応じてAIが適するものを提案してくれます。また、テキストの量や内容に応じて、見やすいフォントサイズ・レイアウトに調整してくれる機能も実装されています。デザインに関する知識・スキルが無くても、見やすくわかりやすい資料を作成できるでしょう。
スライド生成AIのイルシルと、ChatGPTなどの文章生成AIを組み合わせて活用すれば、業務改善効果や資料の品質向上が期待できます。具体的には、タイトルや構成、文章の内容などを文章生成AIで生成して、それを基にイルシルでスライド生成すると良いでしょう。
イルシルは、日本企業の株式会社イルシルが開発・提供しているAI搭載のスライド自動生成ツールです。1,000種類以上のテンプレートが用意されており、デザインに関する知識やスキルが無くても、見やすくわかりやすい資料を簡単に作成できます。また、日本ユーザー向けのツールとなっているため、操作しやすく生成されるデザインも洗練されたものになっています。
イルシルを活用して業務効率化を図るとともに、資料の品質を高めましょう。
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