KDDIと椿本チエインの合弁会社「Nexa Ware」が切り開く物流倉庫DXの未来

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こんにちは!ワニたんです。

またまた気になるニュースを見つけたワニたんです🐊

今回は、物流倉庫での業務を効率化するデータ分析サービスの話題です👀
労働時間規制や少子高齢化により様々な問題に直面している物流業界…そんな物流業界の未来を変えるかもしれない注目のサービスです!

物流業界の課題とNexa Wareの誕生

物流業界は現在、「物流2024年問題」と「物流2030年問題」という2つの重大な課題に直面しています。

物流2024年問題は、2024年4月に施行されたる「働き方改革関連法」により、時間外労働の上限規制が厳格化されることで、特にトラックドライバーの労働環境が一層厳しくなると予測されています。この規制により、荷物の輸送能力が約14%減少し、業界全体に多大な影響を与えることが懸念されています。
物流2024年問題とは

さらに、物流2030年問題では、日本の少子高齢化に伴い、労働力の大幅な減少が予測されており、物流業界では約34%の輸送能力不足が発生する可能性が指摘されています。

このような背景の中、物流業界の未来を変えるため、KDDIと椿本チエインが合弁会社「Nexa Ware(ネクサウェア)」を設立しました。
Nexa Wareは、通信技術と物流機器の専門知識を融合させ、物流業界のDXを加速させる次世代型ソリューションを提供しています。この新たな取り組みは、労働力不足とDXの遅れという業界の構造的課題に対し、画期的な解決策を提案しています。

Nexa Wareの物流倉庫向けデータ分析サービス

2024年8月22日にNexa Wareは、物流倉庫業務を効率化するデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」を発表しました。このサービスは、物流2024年問題や2030年問題に対応するため、倉庫内の各種データを集約し、効率的な作業管理を実現することを目的としています。

「Nexa Warehouse-Optimizer」の機能

  • KPIの可視化とボトルネック分析:顧客ごとの作業進捗を詳細に把握し、作業フローの最適化・DX推進をサポートします。また、倉庫全体でのボトルネック分析によりオペレーション及び、導入・稼働システムの最適化を実現します。
  • シフトシミュレーション:作業内容・予測出荷量・現場状況に応じて作業員のシフトを自動で作成します。物流倉庫全体の人員配置の最適化や倉庫オペレーションの効率化を図ります。
  • 作業完了予測:当日の作業進捗に応じて作業完了時刻を予測し、遅延アラートやシフト修正を行います。作業遅延の予防やスムーズな集荷・荷役作業を実現し、トラックドライバーの荷待ち時間を削減します。

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合弁会社としての強みとビジョン

Nexa Wareの強みは、椿本チエインが持つ物流機器の専門知識と、KDDIが提供する通信インフラおよびデータ分析技術の融合にあります。この強力なパートナーシップにより、物流業界における一貫したDXソリューションが提供され、業界の未来を切り開くための重要な役割を果たしています。

Nexa Wareは、物流倉庫の自動化を推進し、将来的には「24時間無人化された物流倉庫」の実現を目指しています。創業5年目となる2028年度までに80億円の売上達成を目指し、物流2024年問題や2030年問題の解決に向けた取り組みを加速させています。
物流倉庫を自動化する方法は他にも!

まとめ

物流業界が直面する物流2024年問題と物流2030年問題は、労働力不足やDXの遅れといった構造的課題を浮き彫りにしています。Nexa Wareが提供する次世代型ソリューションは、これらの課題に対する効果的な解決策を提示し、業界全体の構造改革を促進しています。KDDIと椿本チエインの協力により、物流業界の未来はより効率的で持続可能な方向へと進んでいくことでしょう。
Nexa Wareの取り組みが物流業界に与える影響は計り知れず、その未来に対する期待が高まります。

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