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X-techとは?種類や事例、代表的な活用方法について解説
昨今、X-techと呼ばれる様々な分野でIT技術を取り入れる動きが増えています。例としてあげるなら電子決済サービスがあります。金融業界にIT技術を組み込むことにより、既存のビジネスに今までにない新たな価値や仕組みの提供が可能です。
そこで今回は、X-techの概要や種類、事例、活用方法について解説します。
目次
X-techとは
Techは既存のビジネスに最先端のIT技術を取り入れることにより生まれる、新しい価値や仕組みを提供することを意味します。他にも、ITと既存産業の融合で生まれた新しいビジネスやサービスそのもので、デジタル革命のことを指す場合もあります。
今までは、特定の企業でしか活用されなかったIT技術が業界や業種を問わずに受け入れられ始めたことがきっかけでX-techが普及し始めています。
X-techの種類
X-techにはいくつか種類があり、代表的なものを7種解説します。簡単な事例も交えて紹介しているので、参考にしてください。
特に業務が属人化している場合は担当者が急に休む、退職することになってしまうと、ビジネスに大きな影響を与えます。人材不足はメーカー業界のようにマンパワーが必要となる世界において無視できない課題であり、誰がやっても同様の品質を維持することは企業にとって重要なことです。そんな中、DXを導入することで業務を属人化させずに生産力・品質の向上に期待できるとして注目されています。
Fintech
Finance(金融)とTechnologyを掛け合わせた造語です。一言で金融といっても、投資、融資、決済、送金など扱う範囲は非常に幅広く、電子決済サービスや仮想通貨といった技術が、Fintechの代表的な例にあたります
また、オンラインバンキングと連携し講座の参照や振込可能な会計サービス、ビッグデータ分析やAIを活用した信用評価するサービスもあります。
【事例】
- Bitcoin(仮想通貨)
- LINE PayやPayPayなど(電子決済サービス)
- 投資や資産運用のロボアドバイザー
AgrTech
Agriculture(農業)とTechnologyを組み合わせた造語です。農作物の管理や数値化や農業機械の自動化を目指すものであり、人材不足を補うことが目的です。農作業では人手不足が問題となっているため、解決するためにIT技術を取り入れ、作業の効率化が期待されます
【主な事例】
- センサーによる気温や湿度など
- データの見える化ドローンによる農薬や肥料の散布
- 田植えや農作物の収穫など農業機械の無人化
HealthTech
Healthcare(ヘルスケア)とTechnologyを組み合わせた造語です。
文字通りヘルスケアにIT技術を取り入れることにより、健康管理や病気の予防、QOLの課題を解決し、寿命を伸ばすことが目的です。日本は高齢社会であり、これからヘルスケアに関連するサービス企業が増えることが予測できます。
ウェアラブルデバイスを利用した健康管理や、睡眠周期や、生理周期を把握するアプリ、
ニコチン依存症対策アプリ、軽度認知症アプリなどが有名です。
【主な事例】
- 栄養管理/カロリー管理
- 体重や体調、睡眠時間の管理
- 介護や高齢者に関するサービス
RetailTech
Retail(流通)とTechnologyを組み合わせた造語です。小売業界、物流業界を含めたクロステック企業やサービスを指します。元々EC事業などでデジタル技術の導入が進み、実店舗の業務効率化やコスト削減を目的としています。最近では非接触型としてコンビニやスーパでのセルフレジが増えたことで、会計時の人員を削減しコスト削減につながっています。
中でも「Amazon Go」が話題にあがります。入店時にAmzonのアカウントとAmazon Goアプリを入場ゲートにかざし、商品をかごに入れるだけで、そのまま退店しても会計が完了している仕組みです。
【事業例及び事例】
- ユニクロやスーパーのセルフレジ
- 各種QRコード決済やクーポン/ポイント
- ビックデータを活用した商品の開発や改善
- 介護や高齢者に関するサービス
AdTech
Advertisement(広告)とTechnologyの造語で、インターネット広告に関する技術を指します。代表例としてはディスプレイ広告の配信やターゲティングです。顧客情報や位置情報を利用し、顧客に最適な情報を表示できます。大量の情報をリアルタイムに処理して広告配信を最適化するサービスがあり、日々技術が進歩しています。
【主な事例】
- リスティング広告
- ディスプレイ広告
MedTech
Medical(医療)とTechnologyの造語です。医療機関へのインターネット予約や電子カルテ、投薬管理サービスなどがあり、人件費削減やペーパーレス化といった業務の効率化を図るのが目的です。また、遠隔医療やオンライン診療など、自宅で医療サービスを受けられます。他にも、AIによる画像診断があり、ヒューマンエラーの防止が可能なため、医療ミスを減らせます。
【主な事例】
- 電子カルテ薬歴保存
- システム診察のオンライン予約
今後の動向
様々な分野でX-techが流行っている背景として、AIやクラウドなどのIT技術が以前とは比べて飛躍的に進化したことがあげられます。大量のデータや複雑なデータを簡単に処理できるようになったため、業界・業種に関係なく活用されるようになりました。
また、クラウドサービスが広く普及したことで低コストで消費者へサービスを提供可能になり、スマートフォンやタブレットによって、企業と消費者が接点を持ちやすくなったこともひとつの理由です。
今後も顧客ニーズに合わせた組み合わせが生まれる可能性があるため目が離せません。
まとめ
今回はX-techの概要や種類、事例、活用方法について解説しました。これからもIT技術は様々な所で利用されていきます。特にヘルスケア、医療部分については高齢化社会であるため、今後も伸びていくのではないでしょうか。
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