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おすすめのアウトソーシング企業7選!概要やメリット・デメリットも解説
専門性の高い人材の確保や人手不足解消を目的に、アウトソーシングを利用する企業が増加しています。アウトソーシングを活用すれば、必要なときに外部ノウハウを利用でき、人件費や固定費の調整が可能です。また、従業員がコア業務に集中できるメリットもあります。
本記事では、アウトソーシングの概要や利用するメリット・デメリット、おすすめ企業7選を解説します。アウトソーシングの利用を検討している方、おすすめ企業を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
アウトソーシングとは
アウトソーシングとは、社内業務の一部を外部企業へ委託することです。単純に自社で不足する人的リソースの穴埋めで外部委託するわけではなく、企業における生産性や競争力の向上を目的に外部リソースを活用すると言った意味で活用されます。ここからは、アウトソーシングと人材派遣の相違点や注目されている背景について解説します。
アウトソーシングと人材派遣の相違点
アウトソーシングと人材派遣は混同されがちですが、両者は大きく異なります。アウトソーシングと人材派遣の主な相違点は以下の通りです。
アウトソーシング | 人材派遣 | |
---|---|---|
契約の種類 | 業務委託契約 | 労働者派遣契約 |
指示命令の主体 | アウトソーシング企業(派遣元) | 派遣先企業(顧客) |
報酬の対価 | 業務遂行や成果物の納品 | 労働 |
契約期間 | アウトソーシング企業と顧客の間で決定 | 最大3年 |
アウトソーシングが注目されている背景
アウトソーシングが注目されている背景には、多角化経営の推進と人手不足の解消があります。
新たな製品・市場にも注力し経営の拡大を目指す多角化経営の実現には、コスト削減や業務の効率化、専門性の高いノウハウが必要です。自社のみで多角化経営の実現に向けたリソースを確保しようとすれば、多くの時間がかかったり、リソースの分散で既存事業の競争力が低下したりするリスクがあります。アウトソーシングを活用すれば、必要なときに必要なリソースを確保し、スピーディーに多角化経営を推進可能です。
また、日本における総人口の減少と少子高齢化にともない労働人口が減っており、人材不足に課題を抱える企業が少なくありません。採用の難易度も年々高まり、若く優秀な人材の確保には多くの手間とコストがかかります。アウトソーシングであれば、コストを抑えた人材確保ができます。
アウトソーシングの種類
アウトソーシングには、以下の4種類が存在します。
- BPO
- ITO
- KPO
- オンラインアウトソーシング
順に解説します。
BPO
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)とは、ある分野における業務プロセスを一括してサポートするサービスのことです。例えば、事務業務の場合、書類管理や請求・支払い業務、決算関連業務など、一連の業務を全て外部に委託します。ノウハウがある業者に一貫して任せることで、高品質の業務遂行を期待できます。
ITO
ITO(インフォメーション・テクノロジー・アウトソーシング)とは、IT分野の業務をサポートするサービスのことです。例えば、システム関連の業務やサーバー運用などの外部委託が該当します。IT分野の業務遂行には専門知識やスキルが必要とされますが、DX需要の高まりなどによりIT人材の確保が簡単ではありません。リソースが確保しにくい多くの企業に利用されています。
KPO
KPO(ナレッジ・プロセス・アウトソーシング)とは、知的分野における業務をサポートするサービスのことです。近年はデータに基づく経営が注目を集めていますが、ビッグデータの加工や分析には、統計学などの高度な専門性が必要とされます。採用しにくいデータサイエンティストなどの専門スキルを保有する人材を確保できます。
オンラインアウトソーシング
オンラインアウトソーシングとは、オンライン上でアウトソーシング企業が採用・育成した在宅ワーカーに業務を委託するサービスです。バックオフィス業務から、クリエイティブ業務まで、さまざまな業務のサポートを受けられます。また、比較的コストが安く、迅速に導入できる点もメリットです。
アウトソーシングに向いている業務
アウトソーシングには、適する業務と適さない業務があります。ここからは、アウトソーシングに向いている具体的な業務について解説します。
人事関連の業務
近年は採用活動におけるアウトソーシングが注目されています。採用活動は、人事ならではの経験が求められる一方で、多数のエントリーシート確認など、多くの手間がかかります。ノウハウを保有する外部人材に委託すれば、手間を減らし優秀な人材の確保ができるでしょう。ただし、全てを任せると自社の方針と異なる人材の採用につながるリスクがあるため、1~2次審査を委託する企業もあります。
IT関連の業務
IT人材が不足しているため、自社で未経験者を採用・育成する企業もありますが、全ての企業ができるわけではありません。アウトソーシングを活用し、IT関連業務の企画から運用・管理までを委託する企業も多く存在します。また、自社にIT人材はいるものの、DXやITプロジェクトなどでリソースが不足した際に、業務の一部を外部委託するケースもあります。
経理や事務、法務関連の業務
経理や事務、法務関連の業務は、データ入力などの単純かつ定型作業が発生しやすい特徴があり、アウトソーシングに向いている業務です。単純業務を外注すれば、従業員は本来行うべきコア業務に集中できるでしょう。
コールセンター
コールセンターを持つには、場所・設備・人材が必要とされ、確保や維持が簡単ではありません。また、一から始める場合は、マニュアル作成やオペレーターの育成も求められ、繁忙期と閑散期の差が大きい特徴もあります。自社でのコールセンター開設が難しい企業の中には、アウトソーシングするところも多く存在します。
アウトソーシングの活用メリット
アウトソーシングの活用には多くのメリットがあります。ここからは、アウトソーシング活用メリットについて解説します。
人件費や固定費を調整できる
従業員を雇えば、業務が有ってもなくても人件費がかかります。アウトソーシングの場合、必要なときのみ利用できるため、人件費や固定費の調整がしやすくなります。また、採用コストもかかりません。
外部のノウハウを活用できる
自社で新たなノウハウを確保するためには、多くの手間と時間がかかります。外部の専門知識やスキルを活用すれば、従業員の教育が不要で、スピードも早くなります。
従業員がコア業務に集中できる
企業には、データ入力など利益につながらないノンコア業務が多く存在します。ノンコア業務を外注すれば、従業員はコスト削減や売上向上に向けたコア業務に集中でき、生産性・企業競争力が高まります。
アウトソーシングを活用するデメリット
メリットがある一方で、デメリットも存在します。ここからは、アウトソーシング活用のデメリットを解説します。
コストが増加する可能性がある
アウトソーシングは、定型業務に向いている性質があり、自社の業務やプロセスが標準化されていない場合、コストが増加する可能性があります。どの業務を外部委託するかの見極めが重要です。
社内にノウハウが溜まらない
社内にノウハウが溜まらない点もアウトソーシング活用のデメリットです。全てをアウトソーシング企業に丸投げするのではなく、定期的な打ち合わせや報告を受ける場を設け、自社にもノウハウを蓄積しましょう。
情報漏洩リスクがある
アウトソーシングする場合は、外部企業に情報を提供する必要があるため、情報漏洩リスクがあります。利用する業者を選定する際には、必ずセキュリティレベルを確認しましょう。
おすすめアウトソーシング企業7選
ここからは、具体的におすすめのアウトソーシング企業7選を紹介します。
株式会社SMSデータテック
株式会社SMSデータテックは、20年以上のIT運用実績があり、ITOサービスを展開する企業です。IT人材が足りないときのサポートや問い合わせ対応の代行はもちろん、俗人化された業務の引継ぎ・内製化に関するサポートも利用できます。業務改善に向けた自動化の提案が受けられる点も魅力です。
株式会社アウトソーシングテクノロジー
株式会社アウトソーシングテクノロジーは、要望や予算に応じたシステム開発・業務サポートなどのITOサービスを展開する企業です。さまざまな企業の支援で得たノウハウを活かした、柔軟なサポートが魅力です。
株式会社ユニリタ
株式会社ユニリタは、ヘルプデスクの代行を中心としたITOサービスを提供する企業です。導入社数150社以上の実績があり、ヘルプデスクとその周辺業務を外注可能で、属人化の解消や対応品質の標準化などが期待できます。
株式会社パソナナレッジパートナー
株式会社パソナナレッジパートナーは、知的財産を中心としたKPOサービスを展開する企業です。専門知識を保有したスペシャリストの調査や、運用におけるサポート、コンサルティングを利用できます。
株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは、累計3,000社以上に利用されている営業とコールセンター代行のBPOサービスを展開する企業です。リードナーチャリングなどのインサイドセールス、テレアポ代行も依頼できます。
トランスコスモス株式会社
トランスコスモス株式会社は、人事や経理などのバックオフィス業務を中心としたBPOサービスを展開する企業です。他にも、デジタルマーケティングやDX支援など、幅広いサポートを受けられます。
グランサーズ株式会社
税理士法人が母体であるグランサーズ株式会社は、経理に関するアウトソーシングサービスを展開する企業です。公認会計士が監修した専門性の高いサービスを受けられます。また、業務効率化やIT化に関するサポートも特徴です。
アウトソーシングを導入する前に整理するポイント
アウトソーシングは上手に活用しなければ、コストの増加や社内の混乱を招きます。最後に、アウトソーシングを導入する間に整理するポイントについて解説します。
現状の業務内容や課題
まず、現状の業務や課題を整理しアウトソーシングする目的を明確にしましょう。業務・課題・目的が明確になれば、業者選定や打ち合わせがスムーズに進みます。また、整理する過程で業務プロセスを改善でき、外部リソースの活用が不要になるケースもあります。
アウトソーシングする業務の優先順位付け
続いて、アウトソーシングする業務の優先順位付けを行います。全てを一度に任すのではなく、始めはスモールスタートを心がけ、効果を検証しながら徐々に利用範囲を拡大すると良いでしょう。
まとめ
アウトソーシングとは、専門性の高い人材の確保や人手不足解消を目的に、社内業務の一部を外部企業へ委託することです。 利用すれば、人件費や固定費の調整がしやすくなり、従業員がコア業務に集中できるなどのメリットを得られます。一方で、コストの増加や情報漏洩につながるケースもあるため、外注先の慎重な検討が重要です。
弊社SMSデータテックの「ITアウトソーシングサービス」では、IT業務に関する各種アウトソーシングを提供しております。スポット単位や属人化された業務など、広い範囲で柔軟なサポートをしているため、アウトソーシングを検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
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