アウトソーシング(外部委託)とは?メリットとおすすめ業務を紹介

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アウトソーシング(外部委託)とは?メリットとおすすめ業務を紹介

多くの産業、多くの企業で人手不足が叫ばれています。皆さんの企業でも、人手不足や正社員の定着率が低いといった問題を抱えていないでしょうか?
そうした企業が積極的に検討すべきなのが「アウトソーシング(外部委託)」です。本記事ではアウトソーシングでは何ができるのか?どのようなメリットがあるのか?など、知っておきたいアウトソーシングの基本をご紹介します。

アウトソーシング(外部委託)とは?

アウトソーシングとは、ビジネス遂行に欠かせない各種業務のうち一部または全部を外部に委託することです。
会社の会計管理や労務管理、営業活動からIT運用までさまざまな業務をアウトソーシングできます。
また、特定の業務だけでなくビジネスの根幹となる業務プロセス全体を委託することを「BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)」と呼びます。
企業にとって必要なリソースを必要な時に確保できるアウトソーシングを戦略的に取り入れることで、スピード感のある経営を実現でき、変化の激しい時代においても継続して成長する企業体質を作れます。

アウトソーシング(外部委託)で得られる5つのメリット

アウトソーシングを利用することで得られるメリットは次の5つです。

  • さまざまなコスト課題を解決できる
  • 専門家を利用することで仕事の正確性・信頼性が高まる
  • アウトソーシング先の知識やノウハウを吸収できる
  • サービス価値を最大化するための集中投資ができる
  • 組織の肥大化を防ぎ高利益体質な企業を作れる

それぞれ詳しく解説していきます。

さまざまなコスト課題を解決できる

経営者や人事担当者になって初めて気づくのは「人を雇うコストの大きさ」ですね。企業の人権比率は10~50%と言われており、産業によっては売上高に対して半分が人件費というケースもあります。
アウトソーシングば委託コストこそかかりますが、その分必要な人件費が発生しないためコスト削減につながることが多々あります。とりわけIT運用やデータ分析など高度人材を必要とする場面では、アウトソーシングの方が費用を抑えられるケースが多いでしょう。
また、ソフトウェアを保有する費用、オフィスを拡大する費用なども不要なので固定費も削減できます。人材の育成や研修など、コミュニケーションまで削減できるため、一度アウトソーシングによるコストメリットを試算してみるとインパクトの大きさに驚くはずです。

専門家を利用することで仕事の正確性・信頼性が高まる

会計管理や労務管理などは、専門家が提供するアウトソーシングを利用することで仕事の正確性・信頼性が高まり、ひいては日頃の業務のスピードアップにつながります。つまり会計士や税理士、社労士などの士業に業務委託をするのも一種のアウトソーシングといことです。
士業の他にも、営業やマーケティングをプロフェッショナルに委託することで仕事の正確性・信頼性だけでなく、効率良く利益を拡大するプロセスが得られるメリットもあります。

アウトソーシング先の知識やノウハウを吸収できる

アウトソーシングは本来人材採用が必要な場面でそのプロセスを省いて業務委託できるだけでなく、アウトソーシング先の知識やノウハウを吸収できるのも大きなメリットです。たとえばIT運用を行ったことがない企業がいきなりIT人材採用に取り組むのはリスクがあります。そこでIT運用をアウトソーシングし、少しずつ委託先の知識やノウハウを吸収してき、内製できる部分を自社で担当していけば今まで社内になかった新しい業務プロセスを生み出せます。

サービス価値を最大化するための集中投資ができる

顧客満足度を向上するには、企業のサービス価値を最大化するための集中投資が必要です。しかし、人材採用などリスクの大きなところに投資が集中してしまうと、それを実現するのに時間がかかり過ぎてしまいます。
そこでアウトソーシングを適宜利用すれば、サービス価値の最大化に必要な資金を残しながらビジネスをステップアップしていけます。あるいは、カスタマーサポートなど顧客対応部門そのものをアウトソーシングし、サービス価値を高めるという手段も選択できるのです。

組織の肥大化を防ぎ高利益体質な企業を作れる

事業が拡大していくと人手が必要になります。「今すぐ必要だから」と人材を増やした結果、待っているのは組織の肥大化と整理されていない業務プロセスです。これでは高利益体質の企業を作り出すことができず、成長はしているものの常にギリギリで経営していかなければいけません。
組織の成長段階でアウトソーシングを利用すると、人材採用を急がずじっくり検討できるため、ミニマム(必要最低限)な組織で高利益体質な企業を作り出すことが可能です。

アウトソーシング(外部委託)がおすすめの業務


ビジネスを遂行するためのあらゆる業務を委託できるのが現在のアウトソーシングです。ただし、各種業務の中にも「アウトソーシングによる効果が高い業務」があります。ここではそうした5つの業務についてご紹介します。

システムの運用・保守

ビジネス効率化や生産性アップのために新しいソフトウェアを導入したり、システム開発を行うとその後は「システムの運用・保守」が発生します。IT活用の中で最も大変なのは、半永久的に続くシステムの運用・保守です。
システムを安定稼働するには腕の良いIT人材が必要ですが、IT部門を持たない企業にとっては優秀なIT人材確保が難しい実情があります。そこでアウトソーシングを利用すると、高度人材の確保に必要なコストを抑えながら、システムの運用・保守をプロフェッショナルに委託し、システムの安定稼働を継続的に実現できます。

大規模なデータ収集作業

「ビッグデータ活用が重要だ」と叫ばれている現代ビジネスですが、データ分析だけでなくデータを収集するためのノウハウを持たない企業が大半です。もちろん収集するだけではいけませんが、ほとんどの企業が大規模なデータ収集作業でつまづいてしまいます。
アウトソーシングを利用すれば、大規模なデータ収集作業だけでなくデータ分析からその後の活用までサポートしてくれるサービスもあり、企業のビッグデータ活用を促進できます
データの収集・分析・活用をサポートするアウトソーシングに興味がある方は「PigData」をご覧ください。

労務管理や採用活動

労務管理や採用活動など、人事部門が行う業務はコストの透明化が難しいことから、アウトソーシングを利用する方がコスト削減につながるケースがあります。また、採用活動をプロフェッショナルに任せることで効率良く優秀な人材を確保でき、社内人事部門は「人材をどう活かすか?」という業務に集中できます。

給与計算や売掛金管理

給与計算や売掛金管理など、経理部門が行う業務も同様です。コストの可視化が難しく、ちょっとしたミスが大きな手戻りを生むため、アウトソーシングを利用する方がコスト削減につながるケースがあります。経理部門に関してもアウトソーシングを利用することで生産性がアップし、会計管理や財務会計に集中して経営戦略へ積極的に絡んでいくことが可能です。

その他データ入力作業

関係者からいただいた名刺の情報入力、ECサイトの商品情報入力など、日々膨大に発生する入力作業はビジネスにとって重要ですが、なかなか手が回らない作業です。これをアウトソーシングで委託すれば、人材をもっとコア業務に集中させることができます。

ITツール導入後も安心、SMS DataTechの運用・保守サービス

多くの企業にとって高い効果が見込める「システムの運用・保守」のアウトソーシングを利用する場合は、SMS DataTechの運用・保守サービスをご検討ください。とりわけ自動化ツールに興味がある・導入した企業の中で、下記のような悩みを抱えている企業におすすめです。

  • 自動化ツールを導入したいが、導入後の運用・保守が不安
  • ツールを導入したものの、運用・保守できる人材がいない

幅広いIT活用やRPA(自動化ツール)利用が重視されている昨今のビジネスにおいて、興味はあったり導入したりしても、その後の運用・保守に不安を抱えている企業が多数存在します。
当社の運用・保守サービスはそうした企業に対して、ITツール導入のコンサルティングから導入支援、その後の運用・保守までノンストップで提供するアウトソーシングサービスです。
ITIL®︎(ITサービスマネジメントの最適解)をベースに経験と技術を活かし、安心・安定したシステム運用・保守をご提供いたします。

まとめ

いかがでしょうか?本記事ではアウトソーシングについて解説しました。日本においても人材の流動化が加速し、以前にも増してアウトソーシング活用が重視されています。ビジネスに何かしらの課題を抱えているのであれば、人材採用ではなくまずはアウトソーシング活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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