この度、10月1日〜3日に開催される「DX総合EXPO」に出展することが決まりました!前回6月にも出展したDX総合EXPO、会場は東京...
3分でわかる!データベースとは?種類やメリットまでわかりやすく解説
現在では世界中の多くの企業が、蓄積されたデータを活用して事業を成功させています。データを活用することは、会社にとって必須事項と言っても過言ではありません。そこで必要になるのがデータベースです。データベースは、会社運営に必要な膨大な量のデータを整理して保存している仕組みを持っています。それでは、そもそもデータベースとはどのような役割を持っていて、会社にどのようなメリットをもたらしてくれるのでしょうか。
今回は、データベースの仕組みと種類、活用して成功を収めている事例を紹介します。データベースの導入を考えている経営者の方や社内のIT担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
データベースとは
データベースとは、同一の保存形式によって整理しているデータを集めたもののことです。情報やデータを整理して保存しておけるので、大量に集積されたデータからの検索が容易におこなえる仕組みを持っています。データベースと一言でいった場合、デジタルデータだけではなく辞典や電話帳も含みます。ただし、コンピューターの機能が進化してからは、データや情報をデジタル保存することが多くなりました。そのため現在では、デジタルデータやファイルとして保存しているシステムを指して、データベースと呼ぶことが多いです。
DBMSとは
DBMS(データベース管理システム DataBase Management System)とは、データベースを包括的に管理する仕組みを持っているソフトウェアのことです。データベースそのものは、保存されているデータを整理する仕組みを持っていません。DBMSは、データベースとユーザーやプログラムを仲介する機能があります。ユーザーがデータベースを使用する際に、データを抽出しやすく自動で整理する仕組みを持っています。また、データベース内に保存されているデータを編集する際にも、人為的なミスを抑えてくれる役割もあります。
データベースの役割
データベースの主な役割は、大量のデータを保存しておくことです。膨大になり整理が複雑になってしまったデータを一か所に整理して抽出しやすい形式で収納できます。また、デジタル化が進んでいる昨今では、データの分析や共有によって新しい知見を得るためのツールとしても活用できます。さらに、データベースの種類によっては悪意のあるサーバー攻撃からデータを守るセキュリティ機能や、トラブル時の復旧機能が備わっているサービスもあります。
データベース導入のメリット
データベースは、重要なデータや情報が整理されて集積されています。そのため、データの検索や分析、共有などを円滑におこなうことができるようになります。データベースを社内に導入すれば、業務の円滑化も可能になりますし、分析によって得られる新しい視点からの企画立案にも役立ちます。現在の企業にとって、データを扱うことは重要課題であるためデータベースの導入は必須とも言えます。
データベースの種類
データベースは、保存方法の違いで大きく分けて以下の4つの種類に分けられます。
- 階層型
- ネットワーク型
- RDB
- NoSQL型
ここからは、データベースのそれぞれの種類に関して詳しく解説していきます。自社の業務と照らし合わせて、最適な特徴を持つ種類のデータベースを選択できるようにしてください。
階層型
階層型のデータベースは、ツリー型にしてデータを関連付けます。組織図のように上層から下層に向けて分岐していく1対多の形式でデータを整理します。関連しているデータが階層ごとにまとめられているので、データの検索の速度が早くなる特徴があります。ツリー型のデータ整理方法なので、保存されたデータが重複してしまうデメリットもあります。
ネットワーク型
ネットワーク型のデータベースは、関連性のあるデータを相互に関連付けて保存します。上層と下層の形式ではないので、多様な検索方法が可能です。そのため、情報を重複して保存してしまう心配がありません。ただし、データ構造への依存性が高いため、データの柔軟な取扱いに支障をきたします。
RDB(リレーショナルデータベース)
RDB(リレーショナルデータベース)は、表の形式でデータを管理・保存しています。表の中のマス目にデータを一つずつ入れています。Excelと似ている保存形式なので、使い勝手も良く情報の整理がしやすい特徴があります。ただし、データを管理しているプログラムが、複雑化してしまうデメリットも存在します。
NoSQL型
上記で紹介したRDB(リレーショナルデータベース)を発展させたシステムが、NoSQL型のデータベースです。膨大な量のデータや多種多様なデータにも対応しているので汎用性が高いです。ただし、データの整合性が保てず、データの加工が複雑になるデメリットがあります。
データベース活用成功事例
すでに、データベースを活用して業績を上げることに成功している企業は多くあります。ここからは、データベースを有効的に活用している成功事例を3つ紹介します。データベースは有効利用しなければ導入した意味もありません。成功事例を参考にして自社でも活用できるようにしてください。
飲食業界 ~ぐるなび~
「ぐるなび」には月間5,700万人以上のユーザーが訪れます。そのユーザーの検索傾向をデータ化してデータベースに蓄積し、分析をおこなっています。検索フリーワードを確認すると、ユーザーのトレンド傾向を見出すことが可能です。トレンド傾向をデータから分析することで、当たりハズレの多い飲食業界の売上を安定化させることに成功しています。
EC業界 ~楽天~
ECサイトを運営している楽天でもデータベースが活用されています。ECサイトで商品販売をしている楽天では、サイトユーザーの購入履歴やリピート購入、ページ閲覧履歴のデータを蓄積しています。ユーザーの利用データからトレンドとなる商品の割り出しや、今後も売上が期待できる商品を分析して割り出しています。そのため、トレンドやユーザーの好みに合わせた商品を販売することが可能になっています。
旅行業界 ~エクスペディア~
旅行予約サイトを世界的に運営しているエクスペディアでは、サイトユーザーの履歴をデータベースに蓄積しています。ユーザーの検索履歴や居住地域などのデータを、エクスペディアと提携している宿泊施設に限定して公開。宿泊施設の経営者は、データからトレンド傾向を分析して予約率の向上に役立てています。
まとめ
データベースを会社に導入してデータを抽出し分析することは、経営を左右する大事な要素です。データベースは保存の形式によって種類が異なります。データの利用方法によってデータベースの種類も選択しなければいけません。自社の業務や方針、規模に合わせたデータベースを導入して業務効率化や売上の向上に役立てるべきです。SMS DataTechでは、DX化を推進したい企業へのアドバイスや業務の効率化のための製品やサービスを提供しています。データベースの導入を考えている会社の方は、ぜひご連絡をお待ちしております。
おすすめイベント・セミナー 一覧へ
9月25日(水)に「【生成AI vs 生成AI】脅威にも対策にもなるって本当?」のセミナーを開催いたします。 生成AI あなたはこの言...
2024年9月10日(火)に、簡単にパワポを作成できる「パワポ生成AI」についてのセミナーを開催いたします。 8月9日に開催した同様の...