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UiPathとは?特徴や種類、他RPAツールとの比較まで解説
RPAツールの1つとして、世界中で多くの導入実績がある「UiPath」ですが、日本国内でも
多くの企業で導入されています。本記事では、UiPathとはどういったツールなのか、その特徴や他のRPAツールとの比較をご紹介します。
⇒おすすめRPAツール8選!選び方のポイントもご紹介!
UiPathとは
UiPathとは、ルーマニアで創業した世界的に有名なRPAソフトウェアベンダーであるUiPath社によって提供されている、世界的に有名なRPAツールです。
世界中で4,000社以上に導入されており、日本国内においても金融機関や自治体などを中心に1,000社以上で導入されています。
Windows Workflow Foundation(WF)をベースに、Windowsを自動で操作します。
UiPathの特徴
UiPathには以下で紹介する4つの特徴があります。
互換性の高さ
UiPathは、個人として1つのアカウントから使用することもできますが、1,000台を超える大量のロボットを管理する大規模なアカウントまで使用が可能です。
また、GoogleやMicrosoftなどが提供している各種AIサービスとの連携も可能で高い拡張性を兼ね備えています。
そのため、自社の運用に即した形で柔軟にカスタマイズして利用ができます。
使い勝手に優れている
UiPathでは、自動化に利用する部品のことを「アクティビティ」という名称で呼び、アクティビティにはマウスの操作やExcelに対して、豊富な操作性があります。
複数のアクティビティを組み合わせることで、高度な操作でも簡単に自動化できます。
無料で利用できる
UiPathには、特定の条件を満たすことで無料で利用できる「Community Editionライセンス」が存在します。
このライセンスによって、UiPathの利用に対するハードルが下がり、多くのユーザーが利用することで、UiPathに関する技術情報が豊富にインターネット上に存在しています。
日本語サポートが充実している
UiPathは海外製の製品ですが、日本でも多くの企業で導入されており日本語のサポートも充実しています。
日本語のFAQフォーラムも充実しているため、困ったことがあってもFAQとサポートによって十分なサポートが受けられるでしょう。
UiPathの種類
UiPathにはさまざまな種類が存在しますが、その中でも代表的な4つの種類を紹介します。
開発ツール「Studio」
開発ツールである「Studio」は、UiPathに搭載されている標準的なツールです。
プログラミング言語などの知識が不要で、直感的な操作でワークフローを作成できます。
実行ツール「Robots」
実行ツールである「Robots」は、有人ロボットと無人ロボットの2種類が存在します。
有人と無人の2種類を組み合わせることで、より複雑で高度なプロセスの実行が可能です。
管理ツール「Orchestrator」
管理ツールである「Orchestrator」は、UiPathのユーザーの管理やプロセス実行のスケジュール管理、ログの監視やライセンスなどを管理できます。
RPAに関するさまざまな管理が一元的に管理できるため、バックオフィス側にとっても非常に便利なツールです。
自動化の管理「Automation Hub」
自動化ツールである「Automation Hub」は、RPA導入後の組織においてUiPathの活用を推進してくれるツールです。
Automation Hubを活用することで、既存業務の棚卸しや業務の整理を行ってくれ、社内コミュニケーションのハブ的な役割を果たしてくれます。
UiPathでのRPAシナリオ作成の手順
UiPathにおけるRPAシナリオの中でも、今回は一般的に利用の多いStudioでのシナリオ作成手順をご紹介します。
⇒RPAシナリオとは?作成手順やポイントを徹底解説
- .Studioを起動する
- Backstageビューから新しいプロジェクトを作成する
- プロジェクトウィンドウでプロジェクトの目的を入力する
- プロジェクトの「作成」をクリックする
- アクティビティパネルから自動化するアプリケーションを指定する
- テキスト取得アクティビティから保存先を選択する
- 「ファイルを実行」をクリックしてシナリオを実行する
詳細な手順については以下のページをご確認ください。
https://docs.uipath.com/studio/lang-ja/docs/creating-basic-process
ライセンスの種類
UiPathのライセンスには以下の2種類が存在します。
- 無償ライセンス:UiPath Community Edition
- 有償ライセンス:UiPath Enterprise RPA Platform
無償ライセンスでは、個人のユーザーやエンタープライズでの利用を目的としている無料のライセンスです。
利用できる機能に制限はありますが、UiPathアカデミーが利用できます。
UiPathアカデミーでは、UiPath社が提供しているRPAツールに関する活用方法が学べるオンラインサービスです。
RPAに不慣れな方でも、UiPathアカデミーで学習することで使いこなせるようになるでしょう。
有償ライセンスを使用する前に60日間無料で使用できますが、その間はお問い合わせフォームからのサポートは受けられません。
その他のRPAツールとの比較
UiPath以外の代表的なRPAツールについてもご紹介します。
WinActor
「WinActor」はエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社によって提供されている操作性に優れている国内シェアNo.1のRPAツールです。
Windows上で全ての作業をすることができ、あらゆるアプリケーションの操作に対応しているので、さまざまな業務や大量の処理をRPAで行いたい企業におすすめです。
リモートでの利用が可能であったり、一元管理が可能だったりすることから、管理者の負担軽減にもつながります。
WinActorはPC1台からサーバーまで動作可能で、PCへのインストールをするとすぐにお使いいただけます。
https://winactor.com/
Robo TANGO
「Robo TANGO」はスターティアレイズ株式会社が提供するライセンスの共有が可能となっているRPAツールです。
録画機能が搭載されているため、特殊な作業が必要なく簡単にロボットのシナリオが作成できます。
1ライセンス月額5万円、最低利用期間1か月から始められるので、初めてのRPA導入におすすめです。
無料トライアルも提供されているため、気軽に利用が始められます。
https://robotango.biz/
AUTORO
「AUTORO」はオートロ株式会社が提供している、単純業務に特化して爆速で自動化処理ができるRPAツールです。
画面上での操作をロボットに記録させることで、簡単に単純業務が自動化できるため、ITに不慣れな企業であっても導入が容易にできるでしょう。
クラウド型のため、場所を選ばずに利用でき、PCを閉じていても起動することが可能です。
テレワークのある企業や土日・夜間も起動したい企業におすすめです。
https://autoro.io/
OCEVISTAS
「OCEVISTAS」は株式会社大崎コンピュータエンヂニアリングが提供している、デスクトップやクラウド、サーバーの複数タイプに対応しているRPAツールです。
従業員数100名以上の企業に限定されていますが、地方自治体向けのプランもあり、導入されている実績が豊富なRPAツールです。
PCの稼働を邪魔することなく、バックグラウンドでの処理を実行することができます。
無料トライアルが1ヶ月間ついているため、気軽に利用できます。
https://origin2.oce.co.jp/service/solution/solution-service/01-26ocevistas/
Automation 360
「Automation 360」はオートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社が提供している、AIを活用して業務の自動化から最適化までを支援してくれるRPAツールです。
自動化業務だけではなく、業務の最適化によって生産性を高めたい企業にとっておすすめのツールといえます。
無料トライアル期間は30日間用意されています。
https://www.automationanywhere.com/jp/products/automation-360
まとめ
今や、企業の生産性を高めるために必須と言われているRPAツールには、今回紹介した「UiPath」を始めとして、さまざまなツールが提供されています。
そのため、自社にとってどのツールが最適なのかを判断することが難しく、「RPAツールに興味はあるけど導入が進まない…」というケースも多いのではないでしょうか。
そういった場合は、SMSデータテックの「RPA導入支援サービス」を活用してみてはいかがでしょうか。
RPA導入における各企業様が抱える悩みや現状のヒアリングを行い、最適なツールを提案いたします。
RPA導入に関わるコンサルティングから開発、運用までをトータルサポートし、RPAに関わるさまざまなお悩みを解決できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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