厳選!おすすめRPAツール8選。選び方のポイントもご紹介

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厳選!おすすめRPAツール8選。選び方のポイントもご紹介

RPAツールで業務を自動化し、効率化に成功した企業は多くあります。日本のメガバンクや、保険会社が競って導入し、例えば三井住友銀行の事例では年間100万時間以上も業務時間を削減した効果を出しています。
そんなRPAツールを今から導入する、あるいは、他のツールに切り替えてみようかな、という会社の担当者の方のために、RPAツールの最新概要と比較で選ぶ、おすすめツールをご紹介します。
会社のお悩みに合わせてツールをご紹介していますので、ぜひご活用ください。

RPAツールとは?

RPA(Robotic Processing Automation)ツールは、ロボティック技術を用いたPC上の作業を自動化するソフトウェアのことです。
ロボティック技術を用いている点では、FA(Factory Automation)と同様で、オフィスのロボットと呼ばれることもあります。

どんな業務ができる?

RPA導入のポイントは、得意業務にしぼった導入をすることです。そうすることで、導入作業も、効率化もスムーズに進められます。
RPAは、PC上の動きを再現することができるツールで「シナリオ」という一連の動きを記憶、再現することが得意です。
一方で、判断したり学習したりと、自立的に機械学習をするAIとは仕組みが違っており、定型的な業務が得意であるRPAは判断学習には向いていないとされます。
オフィス作業で、PCを使う定型的作業である限りは、業務をこなすことができますが、高度な判断や、学習を求めることはできないので、決まった動作を繰り返すにとどまります。

バックオフィスのRPA導入は必須!手間のかかる業務こそRPAで効率化

こんな業務はRPAで効率化

RPAの業務は定型的なものであるため、例えば、転記・チェック・検索・データの収集や加工、整形・定型的な文書の作成・繰り返しの計算など、単純な業務を早く長い時間同じようにこなすことを求められているときに威力を発揮します。
Webアプリ上で、決まった操作を繰り返すようなことも、RPAツールの得意作業です。

Excel(エクセル)業務をRPAで自動化!業務効率を向上させよう

こんな業務は他の方法で効率化

しかし、RPAは、ある条件・数値を分類を超えて判断する業務、長すぎて複雑なシナリオの再現などの非定型的業務には向いていません。
そういう業務はAIと組み合わせることが必要と考えられます。
また、マクロが強い数値の置換などは、マクロのほうが作業効率は良いとされています。マクロとRPAもまた組み合わせて使うことが多いのです。

RPAツール導入のメリット・デメリットとは?

RPAツールのメリット

RPAツールを導入すると、次のようなメリットが生じます。
1. 工数削減・業務の効率化
RPA導入の最も大きなメリットは、業務の効率化を達成できることです。
たとえば、6時間かけて2人で行っていた転記作業が、RPA1台で15分といった劇的な成果が出ることは珍しくありません。

2. 人手不足の問題を軽減
RPAを導入し、単純作業をうまくこなすことができれば、単純作業を行う人員が不足した場合に、さらに雇い入れを行うことが不要になることもよくあることです。

3. 人件費・教育費の削減
人手をRPAに置き換えられれば、人件費はそれだけ浮くことになります。
また、RPAは一度シナリオを覚えると、その後は同じ作業をし続けてくれるので、研修費・教育費を削減する効果も生まれます。

4. 単純ミス・結果のばらつきを抑えた仕事ができる
リスクマネジメント上も、単純ミスやクオリティのばらつきを抑えられるので、効果が出ます。クレームが減り、和解金などのリスク対策費用も削減できた保険会社等の事例は、こうしたRPAツールのメリットを生かしています。

RPAツールのデメリット

反対に、以下のようなデメリットが生じることもあります。
1. 時折大きなエラーが起こる
RPAツールは、時々大きなエラーが出てしまい、作業のやり直し、あるいはシナリオの作り直しが必要になります。設定する際に十分なテストが必要です。

2. オペレーション管理・セキュリティ管理の手間
RPAツールの運用が数十台単位になると、管理ツールなどで集中管理をする必要があります。また、アクセス権限の管理は人と同様に行う必要があります。管理と業務の両立に、手間がかかると感じられることがあります。

3. IT人員がいなくてつらい場合も
数十台の運用となると、管理サーバ・管理ツールの運用管理を行うスキルを持ったIT人員の存在が欠かせないとされます。
その点、外注する、運用の一部または全部を例えばクラウド型RPAにして誰でも簡単に動かせる運用にする、内部で人を育て、権限移譲を進めるなど、こうした問題にも打ち手はあるように思われます。

4. 導入の際、コストが高い
かつては、RPAツールの導入の際に、コストが高いことがRPAの代表的なデメリットとされていました。しかし現在、クラウド型を中心にサブスクリプションモデルの利用料の支払いで、初期導入費用を抑える導入も可能です。

RPAツールの種類

RPAツールはデジタルレイバーとよばれるRPAツールが動く場所によって大きく3種類にわけられます。

デスクトップ型

デジタルレイバーが個人のPC内のみで働き、個別PCの作業を自動化するRPAツールです。PCにソフトウェアをダウンロードするだけで使えるため、小さな業務からRPAの導入をすすめることができます。ただし、RPAが作動している間は他の業務ができません。

サーバー型

デジタルレイバーがサーバー内で働き、ロボットと各PCを接続することで複数のPCをを一括して管理することができます。個人の作業だけではなく、部署全体での活用など組織的にRPAを活用する場合に向いています。そのため、デスクトップ型よりも初期費用等のコストがかかってしまうデメリットもあります。

クラウド型

インターネットを経由し、ブラウザなどのクラウドサーバー上での作業を自動化します。

ソフトウェアのインストールやサーバー環境を整える必要がなく、サーバー型よりも低コストで導入できることが多いです。そういった初期設定がない分管理のハードルが低く、IT人材不足の場合でも導入しやすくなっています。しかし、セキュリティ管理などは厳密に行う必要があります。

あなたのお悩みにこたえる厳選!おすすめRPAツール8選

RPAは、対象業務さえ絞り込めていれば、導入すると高い確率で効果が出るツールです。

<比較の視点>
導入コスト・導入の工数・運用人員の確保・操作の使い勝手のよさ・管理の手間・セキュリティ・将来における運用の柔軟性 など

そこで、迷った時のヒントになるよう、製品を比較、導入・運用時の自社の悩みに合わせておすすめツールを厳選し8製品ご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

デスクトップ型

RPA Robo-Pat

現場主導の業務改善のために開発されたのが、RPA Robo-Patです。純国産のRPAツール、デスクトップ型で1台から、アプリケーションの種類をえらばず利用できます。
インターフェースが使いやすく、シナリオも技術者でなくてもドラッグアンドドロップで作成可能、コンセプトのとおり「プログラマーや技術者に頼らなくても、事業部門が自力で自動化できる」RPAツールです。
ユーザーの7割は中小企業、ライセンス価格は月12万円からと会社の規模を問わず使いやすい点も優れています。

RoboTANGO

1ライセンスを複数のPCで利用できて、ライセンスを契約中に増やしても減らしてもOK。そんな柔軟な料金体系で、使い勝手も優れていると評判なのがRoboTANGOです。いつでもだれでも触れるよう、使いやすさを徹底的に追求している点も特長です。RoboTANGOは、最もやさしい使い方をすると、PC画面上でカーソルの動きを録画するだけでシナリオが作成できます。初心者でもロボットを導入初日から運用可能です。
月々5万円からの利用が可能です。初めての1台としての導入にも向いています。

サーバー型

BluePrizm

Prismは、英国発のRPAツールで、元祖RPAとも呼ばれています。
特に定評があるのは集中管理で、アクセス権をしっかり管理できるところです。その他にも、セキュリティ関連機能が充実し、金融機関や医療機関でも導入・運用実績が多いのです。
一般のブラウザで専用ブラウザを必要とせず使えるため、使い勝手も上々です。
導入は、年額120万円から、とされるため、1度の投資額としては少なくないものの、管理ツールが別売りでないこと、メンテナンスフィー込みであり、無料のガイダンス・研修プロブラムも充実しています。
医療機関・技術開発拠点など、セキュリティが気になる現場に規模を問わずおすすめできるRPAツールです。

Autoブラウザ名人

すでに、大手にも導入実績が多く、少しRPAになれた方にも初心者にも使いやすいのがAutoブラウザ名人です。
開発版年40万円、実行版が8.7万円と、年間にすると業界最高レベルの低コストで1台から導入が可能な点も特長です。
初心者の方にも、中級以上の方にも使い勝手が非常に良い点も好評です。
自動再現できない動きは、スクリプトで対応可能、初心者向けのRPAツールでは少し物足りない、マクロは組めるレベルという担当者の方にも満足のいく製品です。
初心者の方にも、中級以上の方にも使い勝手が非常に良い点も好評です。

デスクトップ型/サーバー型

UiPath

UiPathはRPAツールの筆頭候補と言えるほど世界規模で活用されています。Windows PCの操作を自動化することができ、UiPathを導入して業務を自動化することで、ヒューマンエラーの減少や生産性の向上が期待できます。
リファレンスや学習用のEラーニングの日本語対応も充実しており、無料版でお試しすることが可能なため、海外産が多いRPAツールの中でも使いやすいものと言えます。

UiPathとは?特徴や種類、他RPAツールとの比較まで解説

Winactor

WinActorはNTTグループが提供している国産市場シェアNo.1のRPAツールです。
直感的でわかりやすい仕様となっており、プログラミング初心者でも利用することが可能です。NTT独自の育成プログラムやサポート体制も整っていることも国産RPAシェアを高めている要因でしょう。Windowsアプリケーションのほとんどには対応しておりますが、MacOSには対応していないので注意が必要です。

Bizrobo

RPA テクノロジーズ株式会社が提供する、RPAサービスです。アメリカのKofaxが作成したRPAを元に開発されているシステムで、日本企業の現場で使いやすいように日本語化をはじめ細やかな改良が施されています。
「BizRobo! Basic」「BizRobo! Lite」「BizRobo! mini」など活用方法によって異なるプランがあります。

クラウド型

batton

RPAツールに向いた業務整理を手伝ってもらいたい、操作の問い合わせはベンダーに気軽に問い合わせたい、などなど、特に人員に余裕がなく、どうしようとお困りならフルサポート付きのRPAツールがおすすめです。
まるごとbattonプランなら、すべてをまるっとベンダーに任せて、導入も運用も工数を大幅に削減できます。シナリオの作成も、ベンダーにおまかせでOKです。
クラウド型・オンプレミス型と導入形態が選べること、UIもスマホのように、使いやすいことも特長です。

RPAツール選び方のポイント

RPAツールは種類もさまざまで料金形態もピンキリです。そのため、RPAツールを選ぶ際にはツールの特徴をつかみ、検討することが大切です。
RPAツールを選定する際には以下のポイントをチェックしておきましょう。

  • 自社で自動化したい業務は何か
  • 自社向けにカスタマイズする必要はあるか
  • 導入目的に見合った価格か
  • 継続的に運用できるか
  • デスクトップ型、サーバー型、クラウド型どのタイプが必要か

特にサーバー型やクラウド型を導入する際にはセキュリティの確認も必要となりますのでより慎重に行った方がよいでしょう。

RPAツールの導入で困ったら

RPAツールは、定型化された業務に絞り込んで導入すると、自動化により圧倒的な効率化を進められることが最大のメリットです。
製品選びの際には選択肢も多いので、この記事での比較の視点と、おすすめ製品を参考にして選定してみましょう。なお、使い勝手は触ってみないとわからない面もあります。ご紹介した製品にはトライアル版がありますので、触って比較することも大切です。

SMSデータテックではRPA導入支援サービスを提供しております。RPAの導入にお困りの場合は是非ご相談ください。

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