効率的なPCキッティングの方法3選!メリットや注意点もご紹介

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効率的なPCキッティングの方法3選

業務上PCの利用は当然のこととなっており、あらゆる職場にて利用されています。一方でPCは精密製品かつ消耗品的な面もあります。故障や経年による劣化、ソフトウェアやハードウェアバージョンの更新に対応していないなどの理由で入れ替えが必要です。

しかし、PCは入手後にすぐに利用開始はできません。最初に企業や組織の環境で利用できる状態へのセットアップ作業「キッティング」が必要です。キッティングは情報システム部門やIT担当者が任されるケースが多いのですが、台数が多いと作業負荷も高くなりがちです。

本記事では、PCキッティングでお困りの方に向けて、キッティングを効率化する方法を紹介します。

PCキッティングとは

PCを用途に合わせて利用できる状態にセットアップする作業をキッティングと呼びます。
PCを始めとしたデジタルデバイスは、工場から出荷された段階では企業や組織の業務用としてすぐに利用することはできません。
例えば、WindowsなどのOSに対し、ユーザーを作成するといった初期設定作業が必要となります。また、業務上で利用するソフトウェアのインストールも必要です。利用する環境に合わせたネットワーク設定もしなければならないでしょう。

このように、企業や組織でPCが利用できる状態にする設定「キッティング」が利用開始前には必要となるのです。

PCキッティングを行う前に

PCキッティングは、PCが手元にとどいたらおもむろに開始できるわけではありません。作業開始前には、下記のような準備が必要となります。効率化を考える前に、基本となる重要なポイントを再確認しておきましょう。

事前準備

実はキッティングにおいて最も重要なのが、準備作業です。
PCに対する設定は、PCの機種、OSの種類、接続する機器、利用するネットワークの環境など非常に多くの要因により決まります。キッティング作業を実施する前に、これらの情報を収集して、正しい設定を定めることが最も時間と手間がかかる作業となります。
また、実施する設定作業によっては前提条件があります。例えば、Windowsアップデートを行うには、ネットワーク設定とセキュリティ設定が終わっていなければ実施できないといったものです。このため、作業の順序を用意しておく必要が出てきます。

この正しい設定と作業順序は、状況や環境の数だけ正解があります。利用するOSのバージョンが変わったり、利用する事業所が変わるだけで大きな変更を伴うケースも少なくありません。細心かつ詳細な準備が必要といえるでしょう。

セキュリティ対策

現在のキッティング作業で外すことができないポイントとして、セキュリティ対策の実施があります。
PCは業務を効率的に実施する上で非常に利便性が高いですが、ネットワークとの接続が大きな前提となります。そして、ネットワークへの接続にはセキュリティ上の脅威が付き物です。外部との接続を行うことは、外部からの攻撃にさらされることも同時に意味しているからです。
また、業務上価値のある重要なデータを扱うのであれば、外部からのターゲットとなりやすくセキュリティリスクは高まります。近年では、ランサムウェアの脅威が企業の経営上のリスクとしても重要視されるポイントです。
企業や組織での利用においては、所属組織ごとのセキュリティポリシーに従った対策を設定する必要があります。この点についても、キッティングの前に調査と準備が求められます。

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PCキッティングの基本は手作業だが、リスクがある

PCのキッティングの最も基本的な方法は、設定を定めて、一台一台をマニュアルどおりに設定していくことです。正しく設定が用意できており、作業順序も定まっていれば、それに沿って一台ずつ、一つの設定ごとに作業を行っていけばキッティングはいつか完了するでしょう。
しかしながら、設定対象のPCが多く、設定項目も多ければ、作業時間は膨大なものとなりかねません。

また、人間の行う作業ではミスが少なからず発生します。PCの設定ミスでは、その場で気づけないこともありえ、ユーザーがPCを利用する段階で初めて判明するケースもあるでしょう。ユーザーにとっては、PCのキッティングの手間や難しさは簡単には伝わりません。しかし、設定でのミスがあるとユーザーにも簡単に分かってしまうという点は考慮しておかなければいけません。
単純に全てのPCを手作業でキッティングすることには、コストと作業ミスというリスクが潜んでいます。

効率的なキッティング方法

多くの手間と手作業によるミスの危険性というリスクの解消には、キッティングを手作業以外で効率的に行うことです。キッティングを効率化する方法を紹介します。

クローニング

クローニングはキッティングが完了した端末(マスター)をひとつ用意し、そのイメージをコピーして別の端末にも設定するクローンを行う設定方法です。元の端末とまったく同じ設定を行えることが特徴です。

クローニングにも注意点があります。

・マスターの設定が誤っている場合には、クローン先にも誤った設定が行われる。

・端末ごとに個別の設定を行うには適していない。

クローニングツール

クローニング用のツールも存在しています。クローニングによるキッティングを、より効率化するために活用できます。代表的なソフトウェアには下記があります。

Microsoft社の提供するツールでWinodws10,11に付属しています。

各種WindowsやLinux、Macなどでも利用可能なツールです。(対応バージョンは限定されます)

Windows10,11向けのキッティングツールです。初期のマスター作成サービスが提供されています。

Mac向けのキッティングツールです。
利用の際には、ソフトウェアごとにクローンできる設定などに差があるため注意が必要です。また、メディアを使ったクローニング、ネットワーク経由でのクローニング、複数台対応など詳細についてはそれぞれのソフトウェア、サービスをご確認ください。

アウトソーシング

キッティングを効率化する手法として、アウトソーシングの活用も有用な手段の一つですつまりキッティング作業を外部に依頼します。
アウトソーシングではキッティング作業の依頼範囲もコントロールすることが可能です。設定をどのようにしたら良いかわからない場合には、そこから相談することもできます。
また、アウトソーシング先の持つノウハウ、最新の情報を利用でき、手順も残すことができます。アウトソーシングで作業を任せれば、設定漏れのないキッティングを得ることが可能です。

キッティングを効率化するメリット

キッティング作業を実施してPCを利用できる状態に設定することは大前提として、キッティングを効率化することにより、さらに下記の点でメリットが望めます。

繰り返し実施する可能性が高いため、コストメリットが高い

キッティングの効率化は設定対象の台数が増えれば増えるほど効果が高くなります。継続的にキッティングを行うのならば、初回以降でも効率化によるコスト削減などの効果が望めます。

手順化しておくことで属人化が防げる

キッティングの作業手順を残しておくことで、誰でも実行できるノウハウを残すことができます。特定の個人にキッティングのノウハウが蓄積されて他者が作業できないような属人化の状況も防ぐことが可能です。

設定ミスの防止

人間が手作業でキッティングを行った場合にどうしても避けられないのが、人的理由による設定のミスです。クローニングやアウトソーシングにより手作業では起きてしまうミスを防ぐことができる点も大きなメリットといえます。

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キッティングの注意点

キッティングを実施する際の注意点についてもご紹介します。

設定の準備が重要

キッティングの実作業にあたる設定の調査および準備作業には、念を入れて設定を行うことが大切です。もし、設定にミスがあればリスクが大きくなることもあります。

例えば、セキュリティ場の設定が漏れ、ランサムウェアの侵入を許してしまうことを考えると、その被害の大きさが想定できるでしょう。

機器やソフトの組み合わせは多く、ノウハウや事例が無い場合も

度々触れていますが、キッティングでの設定項目や環境により正解はそれぞれです。特にOSやソフトウェアをインストールする際には、最新バージョンのリリース情報を確認してからキッティングを実施しましょう。

まとめ

キッティングはPCや他のデバイスを、企業や組織の環境で利用できる状態にセットアップする作業のことをさします。
キッティング作業を行う場合、事前にどのような設定にするか調査を行い、それに沿って手作業で設定を施すのが基本的な方法です。しかし、設定台数が増えた場合に時間がかかってしまうことや人的なミスが発生しえることなどの問題点が存在します。
この問題の解決方法として、キッティングの効率化を図ることがあげられます。クローニングによる設定やアウトソーシングの活用がその代表的な手法です。
SMSデータテックでは、キッティングを含めたIT業務のアウトソーシングサービスを提供しています。情報システム部門やIT担当者の業務負荷軽減がはかれるとともに、蓄積したノウハウで品質の高いキッティングを行うことが可能です。キッティング業務の効率化を目指される場合には、是非ともご活用ください。

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