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情報セキュリティ教育とは?役立つWebサイト・コンテンツ8選や実施ステップを解説

情報セキュリティ教育の概要から実施ステップ、役立つWebサイト・コンテンツ8選まで詳しく解説。従業員のセキュリティ意識向上とリテラシー強化で、サイバー攻撃による被害を防止できます。

目次

  1. 1情報セキュリティ教育とは
  2. 2情報セキュリティ教育の実施ステップ
  3. 3情報セキュリティ教育に役立つWebサイトやコンテンツ8選
  4. 4まとめ

情報セキュリティ教育とは、企業や組織のセキュリティ強化を目的に実施される教育のことです。セキュリティ対策ツールなどを導入しても、従業員の不要な行動が原因でサイバー攻撃を仕掛けられるリスクがあるため、情報セキュリティ教育でリテラシーの向上を図ることが重要です。

本記事では、情報セキュリティ教育の概要や実施ステップ、役立つWebサイト・コンテンツ8選について詳しく解説します。情報セキュリティ教育について知りたい方、実施を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

情報セキュリティ教育とは

情報セキュリティ教育とは、セキュリティインシデントの発生を未然に防ぐ目的で実施される教育や訓練のことです。役員や従業員、その他企業関係者を対象に、セキュリティに関する情報提供を実施して、リテラシーの向上を図ります。具体的には、サイバー攻撃の手口や社内ルール、危険な行動を伝えます。情報漏洩や不正アクセスを防ぐだけでなく、問題が発生した際の被害最小化にも有効です。

情報セキュリティ教育が必要な理由

情報セキュリティ教育が必要な理由は、企業や組織のセキュリティを強化するためです。データやツールの使用が増え重要性が増すのにともない、サイバー攻撃が増加しています。多くの企業が、セキュリティ対策ツールを導入・利用してサイバー攻撃に備えていますが、従業員の以下不用意な行動が原因で攻撃を仕掛けられるケースが少なくありません。

  • 不審なメールの開封や添付データのダウンロード
  • 安全性の低いフリーWi-Fiの利用
  • 機密データを添付したメールの誤送信
  • デバイスの紛失や盗難
  • 設定ミス
  • SNSなどへの不適切な情報投稿

セキュリティ対策ツールだけでは、セキュリティインシデントを防止できません。万が一、企業が保有する個人情報が漏洩すれば、信用やブランドイメージが低下するでしょう。従業員に対して情報セキュリティ教育を行い、リテラシーを高めることでセキュリティを強化可能です。

情報セキュリティ教育の実施ステップ

情報セキュリティ教育の実施ステップは、以下の通りです。

  1. 目的の明確化とテーマ選定
  2. 参加者の決定
  3. 実施時期や頻度の決定
  4. 情報セキュリティ教育の実施
  5. 効果検証とフォローアップ

ここからは、上記の各ステップについて解説します。

1.目的の明確化とテーマ選定

まずは、情報セキュリティ教育をなぜ実施するか明確にします。目的があいまいな状態では、内容が薄くなり実施しても従業員の意識や行動を変えられません。また、目的を基にどのようなテーマで教育を行うか決定します。

良くある情報セキュリティ教育のテーマは、以下の通りです。

  • 個人情報保護に関する法律と重要性
  • サイバー攻撃の種類・被害事例と対策
  • 電子メール活用の注意点
  • ウイルス感染対策
  • パスワード設定・管理の基本

順に解説します。

個人情報保護に関する法律と重要性

個人情報保護法に関する法律の概要や徹底すべき事項を解説するテーマです。近年は、プライバシー保護に関する注目が高まっており、日本だけでなく世界のさまざまな国や地域で個人情報保護に関する法規制が施行されています。守らなければ、罰金が科せられるだけでなく企業のブランドイメージが低下します。

サイバー攻撃の種類・被害事例と対策

主なサイバー攻撃の種類や実際の被害事例を解説するテーマです。サイバー攻撃の手口と対策を知ることで、不用意な行動を取るリスクを軽減できるでしょう。また、実際の被害事例も紹介すればどの程度危険かを深く理解できます。

電子メール活用の注意点

電子メールの活用における主な注意点を紹介するテーマです。電子メールは日常的に社内外とのコミュニケーションで利用するツールですが、情報漏洩やウイルス感染の主な原因の一つです。注意しなければ、重大なセキュリティインシデントが発生するでしょう。
具体的な注意点を解説するとともに、チェックリストなども活用して教育を行うと効果的です。

ウイルス感染対策

どこからウイルス感染するかやなにに気を付ける必要があるかを解説するテーマです。デバイスがウイルス感染した場合、企業のネットワークを通じて被害が拡大する恐れがあります。危険なウイルスですが、不用意な行動を辞めることで感染リスクを大幅に軽減可能です。

パスワード設定・管理の基本

強力なパスワードの設定方法を解説するテーマです。具体的には以下を伝えると良いでしょう。

  • 12文字以上にする
  • 推測されやすい文字列を使わない
  • アルファベット・数字・記号を併用する
  • パスワードを使いまわさない

個人ができるセキュリティ対策の基本は、安全性の高いパスワードの設定です。
また、管理方法に気を付けることも重要です。紙やWord・テキストファイルに記載して管理すると、他者に盗み見られる危険性があります。パスワードマネージャーの活用を推奨すると良いでしょう。

2.参加者の決定

目的やテーマが決まったら、誰に対して情報セキュリティ教育を行うか参加者を決めます。基本的なテーマであれば、雇用形態を問わずアルバイトや派遣社員も含めて全社員を対象にすると良いでしょう。
専門性が高いテーマの場合は、システムやセキュリティ部門に対象を絞った実施が有効です。また、管理職向けにリスクマネジメントの方法を解説するのも良いでしょう。

3.実施時期や頻度の決定

続いて実施時期や頻度を決定します。情報セキュリティ教育は一度で完了するものではありません。新たなサイバー攻撃の手口は日々生み出されており、一回で伝えられる内容にも限界があるため、年1回・半期に1回など定期的に実施する必要があります。
また、自社や関連会社でセキュリティインシデントが発生した際や昇格のタイミングで実施するのも良いでしょう。あまりに頻度が多過ぎると、従業員が不満を抱く原因になるため注意が必要です。

4.情報セキュリティ教育の実施

内容や対象者、実施時期が決定したら実際に情報セキュリティ教育を実施します。主な実施方法は以下の3つです。

  • 社内研修
  • 外部セミナー
  • eラーニング

それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、実施内容などに応じて最適なやり方を選択しましょう。
例えば、社内研修の場合多くの対象にオリジナルの内容を伝えられます。ただ、会場の準備や会場まで移動する手間・コストが発生します。外部セミナーは、専門性の高い内容を学べますがコストがかかるでしょう。eラーニングは、場所や時間を問わず学習できる一方で、受講者の集中力が継続しにくい傾向があります。

5.効果検証とフォローアップ

教育実施後には、テストなどにより理解度や効果を検証しましょう。理解度を把握して、改善することでより有効な情報セキュリティ教育の実施が可能になります。
また、アンケートも実施して知識の定着度や満足度を計測すると良いでしょう。必要に応じて個別にフォローアップすると効果的です。

情報セキュリティ教育に役立つWebサイトやコンテンツ8選

続いて、情報セキュリティ教育に役立つ以下のWebサイトやコンテンツ8選を紹介します。

  • 情報セキュリティ・ポータルサイト(IPA)
  • 国民のためのサイバーセキュリティサイト(総務省)
  • テレワークにおけるセキュリティ確保(総務省)
  • インターネットの安全・安心ハンドブック(NISC)
  • セキュリティ 7つの習慣・20の事例(MOTEX)
  • 中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意(東京都)
  • 迷惑メール対策BOOK『撃退!迷惑メール』(一般社団法人日本データ通信協会)
  • セキュリティNOW!(SMSデータテック)

情報セキュリティ・ポータルサイト(IPA)

情報セキュリティ・ポータルサイトは、日本のIT国家戦略を技術面・人材面から支えるために設立された独立行政法人「情報処理推進機構(IPA)」が運営するサイトです。情報セキュリティ教育に役立つさまざまなコンテンツが掲載されています。具体的な項目は以下の通りです。

  • 情報セキュリティ10大脅威
  • 5分でできる!情報セキュリティポイント学習
  • セキュリティインシデント対応机上演習教材
  • 一般初心者向け情報セキュリティ教材
  • 中小企業向け情報セキュリティ対策
  • 映像で知る情報セキュリティ
  • 5分でできる!情報セキュリティ自社診断

順に紹介します。

情報セキュリティ10大脅威

情報セキュリティ10大脅威は、前年に発生し社会的に影響が大きかったと考えられる事案から、特に脅威的な項目を「10大脅威」としてまとめたものです。組織編と個人編に分かれており、重点的に対策すべき項目を効率的に把握できます。

5分でできる!情報セキュリティポイント学習

5分でできる!情報セキュリティポイント学習は、主に中小企業で働く人を対象にした学習コンテンツです。1テーマ5分で勉強できるため、スキマ時間にも学習可能です。事例を疑似体験でき、理解が深まるでしょう。

セキュリティインシデント対応机上演習教材

セキュリティインシデント対応机上演習教材は、ランサムウェア感染のシナリオを用いて、インシデント対応における一連の流れを机上で演習する教材です。ランサムウェアとは、データやシステムをロックして解除する代わりに金銭を要求するサイバー攻撃のことです。受講者はグループディスカッションを通じて理解を深められます。

一般初心者向け情報セキュリティ教材

一般初心者向け情報セキュリティ教材は、スマートフォンやパソコンなどのデバイスを使い始めて間もない人を対象とした教材です。PowerPointで作成されており、自社で情報セキュリティ教育を実施する際に活用できます。

中小企業向け情報セキュリティ対策

中小企業向け情報セキュリティ対策は、中小企業における情報セキュリティの基礎知識習得や意識の向上、対策のレベルアップを目的としたコンテンツです。組織の情報セキュリティにおける取り組み状況を評価するコンテンツもあり、強化すべき項目の明確化にも役立ちます。

映像で知る情報セキュリティ

映像で知る情報セキュリティは、情報セキュリティに関する脅威や対策などを学ぶための映像コンテンツです。例えば以下テーマの動画が複数存在します。

  • 情報セキュリティ対策の基本
  • 手口検証
  • サイバー攻撃
  • 中小企業の情報セキュリティ
  • テレワークのセキュリティ
  • 内部不正、情報漏えい対策
  • 新入社員向け
  • インターネットサービスの不正ログイン対策
  • SNSの心得
  • ワンクリック請求
  • 偽警告

5分でできる!情報セキュリティ自社診断

5分でできる!情報セキュリティ自社診断は、情報セキュリティ対策のレベルを数値化して、問題点を見つけるツールです。25個の診断項目に答えることで、容易に自社の状況をチェックできます。対策を立てるための考え方や具体的な対策が記載された「解説編」もあり、改善策の検討にも役立ちます。

国民のためのサイバーセキュリティサイト(総務省)

国民のためのサイバーセキュリティサイトは、安心してインターネットを活用するために参考となる情報が掲載されたWebサイトです。初心者のためのサイバーセキュリティ三原則をはじめ、以下の情報がまとめられています。

  • 家庭での対策
  • 職場での対策
  • 事故・被害事例および対処法
  • システム、サービス別のセキュリティ対策
  • サイバーセキュリティの基礎知識

職場での対策は、利用者・管理者・経営層で内容が分かれており、対象者を絞った教育にも活用できます。

テレワークにおけるセキュリティ確保(総務省)

テレワークにおけるセキュリティ確保は、テレワークを導入するにあたり必要なセキュリティ対策についての考え方や対策例を示したコンテンツです。中小企業等担当者向けテレワークセキュリティの手引き(チェックリスト)も掲載されているため、自社の状態に問題がないかを確認できます。

インターネットの安全・安心ハンドブック(NISC)

インターネットの安全・安心ハンドブックは、サイバーセキュリティに関する基本的な知識が紹介されている資料です。目次機能や付箋機能、キーワード検索機能など、学習に役立つ機能が複数存在します。内容は継続的にアップデートされており、Ver 5.10では以下の内容を学習可能です。

  • よくあるサイバー攻撃の手口やリスク
  • SNS・ネットとの付き合い方
  • スマートフォンやパソコン、IoT機器を安全に利用するための設定
  • パスワードの大切さ
  • 通信の安全性を支える暗号化

セキュリティ 7つの習慣・20の事例(MOTEX)

セキュリティ 7つの習慣・20の事例は、身に付けておくべき習慣と身近で起こるリスクをQ&A形式でまとめた事例で構成されているコンテンツです。講師用の資料があるため、情報セキュリティ教育で活用できます。また、テストもあり理解度のチェックもできるでしょう。

中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意(東京都)

中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意は、サイバー攻撃対策として必ず行うべき項目やセキュリティインシデントが発生した場合の初期対応などを解説した電子書籍です。事例集も存在するため、実際の事例を参考に理解を深められます。

迷惑メール対策BOOK『撃退!迷惑メール』(一般社団法人日本データ通信協会)

迷惑メール対策BOOK『撃退!迷惑メール』は、以下が掲載されているコンテンツです。

  • 迷惑メールにだまされないコツ
  • 迷惑メール・詐欺メールの事例や注意点
  • スマートフォン・パソコンでの受信時における対処法
  • 困ったときの相談先

迷惑メール対策に特化しており、詐欺被害の防止に有効です。

セキュリティNOW!(SMSデータテック)

セキュリティNOW!は、最新のセキュリティ情報やニュース、対策に役立つコラムなどが掲載されたセキュリティ特化型メディアです。毎日更新される要約ニュースを読むことで、最小の時間で最大の知識を習得できます。情報セキュリティ教育のテーマ選定やコンテンツ作成にも役立つでしょう。

まとめ

情報セキュリティ教育とは、セキュリティインシデントの発生を未然に防ぐ目的で実施される教育や訓練のことです。サイバー攻撃の手口や社内ルール、危険な行動を伝えることで、従業員の不用意な行動をなくせばセキュリティ強化を図れます。サイバー攻撃の防止には、社員教育でセキュリティ意識を高めることが重要です。
ただし、定期的に行う教育だけでは最新の脅威に追いつけません。サイバー攻撃は毎日新たなものが生み出されています。新たな脅威にも対応するには、継続的に情報をアップデートする仕組みが必要です。最新の攻撃動向や対策を知るなら「セキュリティNOW!」の利用がおすすめです。毎日更新されるニュースやコラムで、リテラシーを向上できます。