ITリテラシーを高める効果的な5つの方法を解説!ITリテラシーの概要や高めるメリットも紹介
ITリテラシーを高める5つの方法を解説。ITリテラシーを向上させることでセキュリティインシデント防止や業務効率化、DX推進が実現できます。
目次
ITリテラシーを高める方法には、セキュリティ特化型メディアの利用や研修の実施、資格取得の推奨などさまざまな方法があります。まずは、現状の分析や課題の洗い出しで従業員のITリテラシーレベルを確認して、どこを目指すのか定めると良いでしょう。
本記事では、ITリテラシーの概要や低い場合のリスクと高めるメリット、向上させるための効果的な方法について詳しく解説します。ITリテラシーを高める方法や必要性について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ITリテラシーとは
ITリテラシーとは、ITツールやインターネットを適切に取り扱う能力やそのための知識のことです。インターネットが普及し、ITツールが日常的に使われている現代において欠かせません。
ここからは以下の事項について解説します。
- ITリテラシーの種類
- ITリテラシーが低い企業・組織の特徴
なお、ITリテラシーの概要に関する詳細は以下をご覧ください。
⇒ITリテラシーとは?低いことによるリスクや高めるメリットと方法を解説
ITリテラシーの種類
ITリテラシーと一言でいっても、以下の3種類が存在します。
- 情報基礎リテラシー
自分が目的とする情報を効率よく探したり、情報が正しいかを見極めたりする能力 - コンピューターリテラシー
デバイスやソフトウェア、アプリケーションなどを正しく操作する能力や基本的な仕組みに関する知識 - インターネットリテラシー
セキュリティやモラルを踏まえた上で、Webサイト・SNSなどを安全かつ適切に用いる能力
ITリテラシーが低い企業・組織の特徴
ITリテラシーが低い企業・組織の特徴は以下の通りです。
- ITツールを上手く活用できずDXが推進されない
- 手作業中心の従来型業務処理方法に固執しており業務効率が悪い
- 膨大な情報から本当に必要なものだけを効率良く得るのが難しい
- 情報が正しいかを判断できず、誤った情報に振り回される
- SNSでの不適切発言で炎上する
ITリテラシーが低い企業では、ITツールの活用や情報の正誤判断ができません。また、サイバー攻撃による情報漏洩やSNSでの炎上で企業の信用が低下する恐れが高まります。結果的に、企業競争力の低下につながるでしょう。
ITリテラシーが低い組織のリスクと高めるメリット
続いて、ITリテラシーが低い組織のリスクと以下の高めるメリットについて解説します。
- セキュリティインシデントの防止
- 炎上による信用低下の防止
- 業務効率や生産性の向上
- DXが推進しやすい
- 企業競争力の向上
- システム部門の負担軽減
セキュリティインシデントの防止
ITリテラシーを高めることにより、セキュリティインシデントの防止が可能です。従業員のITリテラシーが低いと、不用意な行動でサイバー攻撃を受けるリスクが高まります。近年のサイバー攻撃は高度化しており、セキュリティ対策ツールの導入だけでなく、従業員一人ひとりが常日頃から自らの行動に責任を持たなければ防止できません。
また、関係ない宛先に秘密性の高い情報を誤送信する恐れもあるでしょう。万が一、個人情報が漏洩すれば企業の信用やブランドイメージが低下して、最悪の場合事業継続が困難になる恐れもあります。
炎上による信用低下の防止
炎上による信用低下の防止にも、ITリテラシーの向上は効果的です。近年は、多くの企業がWebサイトやSNSアカウントを保有して、PRを容易にできる時代になりました。ただ、不適切な内容を投稿した結果、炎上により企業の信用が低下するケースも後を絶ちません。公式ではなく個人のアカウントによる発信であっても、在籍企業が特定され問題となるケースもあります。
ITリテラシーを高めれば、どのような投稿に問題があるのかの見極めが容易となり、炎上リスクを抑えられます。
業務効率や生産性の向上
ITリテラシーを向上させることで、業務効率や生産性の向上が可能です。昨今は、業務効率化に役立つツールが数多く開発・提供されています。ただ、ITリテラシーが低い場合、便利なツールを使いこなせません。ツールを活用した場合自動化できる業務であっても、担当者が手作業で実施しなければならないでしょう。
ITリテラシーを高めツールを有効活用すれば、業務効率や生産性の向上を実現しやすくなります。
DXが推進しやすい
ITリテラシーの向上はDXの推進にも効果的です。DXとは、デジタル技術を用いてビジネスモデルを変革し、業務プロセスや企業文化・風土を革新して競争優位性を確立することです。組織全体のITリテラシーが低い場合、新たなツールの導入や活用に拒否感を抱く従業員が多く、DXを推進できません。
ITリテラシーを高めることで、DX戦略を推進しやすくなるでしょう。
なお、DXを推進させるステップや成功させるポイントの詳細は以下をご覧ください。
⇒DX推進とは?メリットや推進するステップ、直面する課題と成功させるポイントを解説
企業競争力の向上
ITリテラシーを高めれば、企業競争力の向上も期待できます。近年は、グローバル化が進み企業間の競争が激化しています。また、良いものを作れば売れる時代ではありません。ITツールを活用して業務効率化・生産性向上を図るとともに、ユーザーニーズの迅速な把握と対応が求められます。
前述の通り、ITリテラシーの向上でITツールを用いた業務改善・生産性の向上がしやすくなります。また、データを有効活用できれば、ユーザーニーズを把握して既存製品・サービスの改良や新規ビジネスの創出がしやすくなるでしょう。
システム部門の負担軽減
ITリテラシーの向上はシステム部門の負担軽減にも有効です。従業員のITリテラシーが低い場合、ITツールの活用に多大なサポートが必要です。システム担当者は、従業員から寄せられる多数の質問への回答などに多くの時間を割かなければなりません。特に、システム部門を一人で担っている場合や他の部門との兼任で担当している場合には、大きな負担となり長時間労働の原因になっています。
ITリテラシーを向上させることで、システム担当者のサポート負担軽減につながり、長時間労働を是正できるでしょう。
ITリテラシーを高める上での課題
高めることで多くのメリットを得られるITリテラシーですが、容易ではありません。「ITリテラシーの種類」の章で解説した通り、一言でITリテラシーといっても複数の種類が存在します。膨大なIT情報の中から「本当に必要な情報」だけを効率良く得るのは困難です。
また、一朝一夕で向上するものではありません。ITツールやサイバー攻撃は日々新たなものが生み出されており、求められる内容も時代とともに変化します。継続的な情報収集や知識のアップデートが必要です。
ITリテラシーを高める効果的な5つの方法
ITリテラシーを高める効果的な5つの方法は以下の通りです。
- 現状の分析や課題の洗い出し
- セキュリティ特化型メディアの利用
- 研修の実施
- 資格取得の推奨
- 積極的にITツールを活用する体制の整備
最後に、上記の各方法について解説します。
現状の分析や課題の洗い出し
現状の分析や課題の洗い出しが重要です。企業ごとにリテラシーレベルは異なります。また、同じ企業内でも従業員ごとに差があるでしょう。
まずは、誰がどの程度のリテラシーレベルなのかを把握することが重要です。また、組織全体としてどこが弱点なのかや、どの程度のリテラシーレベルを目指すかも明確にします。課題と目標が定まれば、ITリテラシーを高めるための有効な施策が明らかになります。
セキュリティ特化型メディアの利用
セキュリティ特化型メディアの利用も、ITリテラシー向上に役立ちます。多くの場合、有効な情報が無料で得られるでしょう。また、最新のニュースや事例も含め情報が体系的にまとまっており、効率的に情報を収集できます。
弊社SMSデータテックが提供しているセキュリティ特化型メディア「セキュリティNOW!」では、専門知識がなくても理解できる話題のセキュリティニュース・コラムを配信しています。毎日更新される要約ニュースを読めば、最小の時間で最大の知識習得が可能です。
研修の実施
ITリテラシーの向上には研修の実施も有効です。個別に指導すると、組織全体のITリテラシー向上に多くの時間と手間がかかります。また、セキュリティ特化型メディアは便利な一方で、利用方法や度合いが個人に委ねられるため格差が生まれる恐れもあるでしょう。
集合型研修であれば、従業員に対して同じ情報を等しく伝えられます。オンライン研修なら研修場所の確保や会場までの交通費も不要です。特に、セキュリティに関する研修は定期的な開催がおすすめです。
資格取得の推奨
資格取得の推奨もITリテラシー向上に有効です。受験費を負担したり、報奨金を出したりする企業も多く存在します。資格取得の過程で、ITリテラシー向上に役立つ知識やスキルを身に付けられるでしょう。
具体的なおすすめ資格は以下の通りです。
- P検定
- ITパスポート
- 情報セキュリティマネジメント試験
- IC3
- MOS
順に解説します。
P検定
P検定(ICTプロフィシエンシー検定試験)は、ICT(情報通信技術)を用いる能力を総合的に図る試験です。以下の3つの領定域で情報活用力が試されます。
- 情報社会:情報社会で活躍するために必要な法や制度などの基本的な知識
- デジタル技術:デジタルデータ・情報機器の仕組みに関する理解や、デジタル技術を活用した問題解決力
- データサイエンス:目的に応じてデータを活用する力
ITパスポート
ITパスポートは、IT関連の基礎知識が学べる国家資格です。全ての社会人や学生を対象としており、ITだけでなく経営全般の基礎知識も問われます。受験者数が年々増加している人気資格です。
情報セキュリティマネジメント試験
情報セキュリティマネジメント試験は、組織の情報セキュリティ確保に必要な基本的スキルが問われる国家試験です。主に、以下の人が受験対象として推奨されています。
- 業務で個人情報を取り扱う人
- 業務部門や管理部門で情報管理を担当する人
- 外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う人
- 情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい人
- ITパスポート試験からさらにステップアップしたい人
IC3
IC3(アイシースリー)は、コンピューターとインターネットに関する基礎知識とスキルを問われる資格です。世界78ヵ国19の言語で実施され、デジタルリテラシーに関する世界的な標準資格として広く認知されています。パソコン初心者や基礎的なITリテラシーを学びたい人におすすめです。
MOS
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、WordやExcel、PowerPointなどのMicrosoft Office製品に関する操作スキルが問われる資格です。2024年7月時点での累計受験者数は514万人を超える人気資格で、取得すれば実践的なスキルが身に付きます。
積極的にITツールを活用する体制の整備
積極的にITツールを活用する体制の整備も欠かせません。実際に経験しなければ、知識やスキルは身に付かないでしょう。例えば、ツールのマニュアルを読んだとしても操作しなければ使いこなすことはできません。従業員のリテラシーレベルに応じたツールを導入して、日常的に活用する環境を整えましょう。インプットとアウトプットをバランス良く行うことで、効率的なITリテラシーの向上が期待できます。
まとめ
ITリテラシーとは、ITツールやインターネットを適切に取り扱う能力やそのための知識のことです。高めることで、セキュリティインシデントの防止や業務効率・生産性の向上、炎上による信用低下の防止など多くのメリットが得られます。
ITリテラシーを高める方法には、セキュリティ特化型メディアの利用や研修の実施、資格取得の推奨などさまざまな方法があります。まずは、現状の分析や課題の洗い出しで従業員のリテラシーレベルを確認して、どこを目指すか定めると良いでしょう。また、積極的にITツールを活用する体制を整備することで、効率良く知識やスキルを身に付けられます。
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