DX本格化。今、情シス部門が取り組む課題②「自動化」

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DX本格化。今、情シス部門が取り組む課題②「自動化」

情報システム部門(以下、情シス)がDXにおいて求められる活躍は、ITの専門家としての立ち位置と業務部門のビジネスを熟知した立ち位置を繋ぐ役割です。企業によってはDX推進のための部門が作られる場合もありますが、企業の既存のIT資産について把握しているのは情シスであり、既存システムやデータを活かすためには必須の存在です。
そんな情シスですが、主な仕事の一つがシステム運用です。企業の業務のIT化、デジタル化の推進により社内外で企業が利用するITシステム、ソフトウェアは増加しており、情シスはその円滑な運用を支えなければなりません。時にシステム運用に手がかかり過ぎて、その他の仕事に取り掛かれないという状況さえも起こってしまっているのが情シスの現状なのです。

自動化を進めなくてはいけない背景

なぜこれまで情シスが担当してきたシステム運用に自動化推進が必要なのでしょうか。
その背景にあるのは、情シスに期待される価値の変化です。従来の情シスの主な業務である、システムを安定して稼働させ、スムーズな業務を支援することはもちろん大切です。しかし、情勢の変化はそれ以上の価値を情シスに求めるようになりました。

総務省のDXレポートを例にあげるまでもなく、企業にとってDXの推進は重要な課題です。AI、IoT、ビッグデータ・・・情シスは様々な新たなテクノロジに対応して、企画を起こし、新たな価値を生み出していく立場が求められています。企業において、ITの専門家かつシステムを利用した業務を熟知しているのは情シスです。DXの実現ではIT技術とビジネスの間を埋めるキーパーソンとしての活躍が望まれています。
一方で、近年は企業にとって業務のIT化、デジタル化は大きな課題であり、ITシステムの導入が進みました。その結果として、情シスの管理対象のシステムは増えていき、運用業務は増えるばかりです。それに加えて、IT人材不足という社会的な問題もあり、システム運用に対応できる人材の補充は難しい状況です。
情シスの担当者としてもシステム運用ばかりにリソースを割いてもいられません。システム運用は問題なく稼働していて当たり前・・・と思われがちです。運用の苦労は中々評価には繋がらないという所以です。
運用の自動化を行うことで、情シスの担当者をシステム運用から解放し、新たな企画、プロジェクトを推進するリソースとして活躍してもらう必要が出てきています。また、情シスの担当者としても、運用の自動化を実現できれば、運用コストの削減に繋がるシステム戦略上の重要な施策を実現したという評価を得ることにもつながるのです。

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運用自動化を成功させる秘訣

それでは情シスとして運用の自動化を推し進めるにあたり、どんなことから取り組めばよいのでしょうか。どのようにすれば上手く運用の自動化が図れるのでしょうか。システム運用の効率化を図ったが上手くいかなかったという事例をお持ちの場合もあるでしょう。
運用自動化の第一歩は現状のシステム運用業務の棚卸しから始まります。定例の業務、トラブル発生時のパターンごとの対応内容、システム利用者からの問い合わせへの回答。あらゆるシステム運用業務を洗い出し、手順を明確にすることが必要となります。
しかし、全てを一度に自動化しなくてはならないわけではありません。運用自動化でよく発生するつまづきとして、運用自動化の対象が大規模になりすぎて、どこから手を付けるべきかわからないことがあります。まずは適用範囲を絞ってみましょう。業務の概要を洗い出し、ツールの導入などで自動化を行うことで大きな利益の出る適用範囲を探しだします。そして、一部からでも着手を開始させていきます。一か所で上手くいけば、周囲からの協力も得やすく多段階で展開していきやすくなります。

ここで大切なのは適用範囲の確定とベストなツールの選定です。運用の自動化ツールとして挙げられるものには、RPA、連携処理基盤ソフトウェア、手作りのツールなど様々な種類があります。しかし自動化する運用手順によって適したものを選び、使いこなすことが出来なければメリットが実感できません。まずは分かりやすく効果が感じられるツールから挑むのもよい方法です。

運用自動化がもたらす果実

システム運用の自動化が成された場合、どんなメリットが生まれてくるのでしょうか。
まずは、本来の目的である運用コストの削減を行うことが出来ます。システム運用は企業の業務が行われている長い時間に対応しなければなりません。定型業務も毎日あるようであれば、積み重ねれば大きなコストになっています。他の業務に集中していても、利用者からの問い合わせで集中力を切らせてしまうようなシーンも避けることが出来ます。一度、運用業務で使っている時間、コストを算出してみて、自動化によってどれだけ削減できるか算出してみると、その大きさが実感できるかもしれません。
運用業務の自動化はオペミスの減少ももたらしてくれます。ITシステムは出来ているようにしか動きません。正しく設計、構築されていればミスは起こらないようになっています。ところが、運用オペレーションによりデータの修正、ファイルの移動などの作業を直接行う場合は人間の手による作業です。手順化されてチェックを行いながら実施したとしても、ミスが発生する可能性を排除することが出来ません。ましてや、手順化されておらず都度都度対応をしているような場合は、自動化によりミスを減らせる恩恵は大きなものです。

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システム運用業務において頭の痛い問題が属人化です。自動化されていないシステム運用は、システムと業務を熟知している人が行っていることが多く、手順化、ドキュメント化がされていないことも多々あります。「XXシステムでトラブルが起きたら○○さんを呼んで対応してもらう」というフローを聞いたことはないでしょうか。誰か特定の人物しか対応出来ないことを属人化(ぞくじんか)と呼び、多くのシステム運用の現場で見られる問題となっています。この属人化は大きなリスクです。○○さんが休みの時はどうすればよいのでしょう、○○さんが突然退職することになったらどうするのでしょう。大げさにいえば、企業活動が一人の人、しかもシステム運用担当者に依存した状態となってしまいます。システム運用の自動化では、この属人化を排除します。手順の確立および業務の自動化がなされることで、属人化を防ぎ、将来的な引継ぎにも対応することができます。

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まとめ

DXの推進に向けて、情シスには大きな期待がかかっています。社内のIT技術者として、業務を知った立場の人間として、IT技術をビジネスと融合させて新しい価値を生み出すDXでは重要な役割となります。そんな情シスですが、システム運用業務に多くの時間が必要で、新たな企画に取り組めない場合も多くあるようです。情シスのシステム運用業務を自動化することで、重要なリソースを新たな企画に向けることが可能です。
システム運用の自動化は運用業務を棚卸し、手順を確立することから始まります。一度に全てを自動化するのはハードルが高いので、一部からでもスモールスタートで自動化に着手することがおすすめです。自動化の恩恵が実感できれば、その後の展開には協力が得やすくなります。
システム運用の自動化は情シスのコスト削減、担当者の時間を自由にできること以外にもメリットを持ちます。人間系の業務によるオペレーションミスの削減と業務の属人化の排除です。今後もシステム運用が続くのであれば、このメリットは引き続き恩恵を受けられる物となります。
しかし、システム運用業務の棚卸し、手順化、ツールの選定などどのようにすれば良いかわからない場合もあるかと思います。そんなときSMSデータテックでは運用自動化についてのコンサルティングから対応しています。多くのシステム運用の自動化を実施してきた実績から、自動化への道筋をたてた適用手順を持ち、豊富な事例から最適な自動化を提案します。また、RPA、自動化ツールの導入、その後のサポートまでもトータルに対応します。気軽に。資料請求いただき、ご検討ください。

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