11月28日(木)に「ダークウェブで何が売られている?迫りくる新たな脅威への対応策」のセミナーを開催いたします。 今回のセミナーは、1...
Pleasanterとは?自動化できる業務や活用事例を紹介
この記事では、企業のDX推進担当者向けに、業務の効率向上と自動化を実現できる「Pleasanter(プリザンター)」について解説します。
Pleasanterを活用することで自動化できる業務や活用事例も紹介しています。
目次
Pleasanterとは
Pleasanter(プリザンター)とは、Webデータベースを構築できるオープンソースソフトウェアです。
ローコード・ノーコード開発ツールのため、プログラムの知識がなくても活用できます。
さまざまな業務を自動化できるため、注目を集めています。
Pleasanterでできること
Pleasanterでは、自由度の高いWebデータベースを作成できます。プログラミングに詳しい人なら、JavaScriptやCSS、SQLを使ったカスタマイズも可能です。
また、PleasanterにはAPIが搭載されており、これを利用することで外部のデータベースに接続し、データを一元管理できます。
Pleasanterでできないこと
一方で、Pleasanterにはできないこともあります。
例えば、クリエイティブな業務です。独創的なアイデアが求められたり、複雑な手順を伴う業務にはPleasanterは不向きでしょう。
Pleasanterを活用して自動化できる業務
Pleasanterを活用することで自動化できる業務をいくつか紹介します。
自動発注システムの構築
Pleasanterを活用することで、在庫レベルや需要予測をもとに自動で発注を行うシステムを構築できます。
在庫不足や過剰在庫などの問題を最小限に抑えつつ、効率的なサプライチェーン管理が可能です。
自動発注システムの構築については、下記の記事も参考にしてみてください。
「自動発注システムのメリットとは?導入のポイント、おすすめ製品をご紹介」
請求書作成
Pleasanterは、請求書作成にも活用できます。
契約や取引内容に基づいて自動作成されるため、作成のたびに発生する確認作業などの手間も省けるでしょう。また、送信ミスや表記ミスなどのヒューマンエラーも抑えられることもポイントです。
自動請求書の作成については、下記の記事もご覧ください。
「エクセルでの簡単な請求書作成の方法3選をご紹介!」
顧客情報の一元管理
Pleasanterでは、リアルタイムでデータ更新ができるため、顧客情報が更新された場合は即座に反映されます。また、さまざまな顧客データを集約し、一元管理できるため、データベースの煩雑化の防止にも役立ちます。
データが整理されることで、データ分析や意思決定もスムーズになるでしょう。
自動応答
Pleasanterを活用することで、顧客からの一般的な問い合わせへの自動応答も可能です。
そのためには、事前にルールを設定する必要がありますが、顧客からの一般的な問い合わせに正確な応答ができます。
その結果、顧客サポートの効率向上が期待できます。
Pleasanterの活用成功事例
実際にSMSデータテックが支援を行い、Pleasanterを導入した企業の成功事例を紹介します。
株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット
JR西日本近畿地区の駅構内のコンビニエンスストアの運営や、商業施設「エキマルシェ」、25施設の「ヴィアインホテルズ」の運営を行う株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット(DSN)は、複数の店舗や施設を統括するなかで、紙やExcelでの設備管理が複雑化し、情報の不備や誰が管理しているか不明な状態になっていました。
そこで、クラウド上で設備管理台帳を運用するアイデアが浮かび上がり、Webデータベース構築が検討されました。初めは検討が難航しましたが、SMSデータテックが提供するWebデータベース「Pleasanter」が解決策として浮上しました。Pleasanterの特徴である、業務データをクラウド上で一元管理できることに惹かれ、Pleasanterの使いやすさや柔軟性に加え、セキュリティ対策も万全で、独自の機能も追加できました。
現在は、500店舗以上の設備データをクラウド上で一元管理し、業務効率の向上や出張確認の手間も減少しました。将来的には他の業務にも活用し、システムの効率化や経費削減に寄与することが期待されています。
詳細はこちらからご覧ください。
エム・アイ・エス テクノロジー株式会社
エム・アイ・エス テクノロジー株式会社(MIST社)は、水晶デバイスや半導体デバイスの出荷前テスト用ソケットを専門に開発・製造・販売する企業です。
MIST社では、営業活動の課題にデータの不統一や入力ミスの発生がありました。複数のパソコンで顧客情報や注文書を管理していたり、20年分の帳票が印刷され紙で保管されていたことが原因で、情報の迅速な検索が難しく、業務が停滞していました。
これを解決すべく、SMSデータテックは提供するローコード開発プラットフォーム「Pleasanter」を導入しました。Pleasanterの柔軟性とSMSデータテックの技術力により、独自の業務処理がシステム化され、帳票やデータが一元管理されました。これにより、業務の効率化やミスの軽減が実現し、注文書や請求書の一元管理、業務ステータスの確認が容易になりました。今後はデータの蓄積を活かし、市場分析や営業戦略の立案にもPleasanterを活用する予定です。
詳細はこちらからご覧ください。
Pleasanterで自動化することのメリット
Pleasanterを活用して業務を自動化することによる主なメリットについて解説します。
定型作業の効率化
Pleasanterによる自動化は、主に定型作業が該当します。
定型作業は日々発生するものから週次、月次のものまで、タイミングによって作業内容も変化します。Pleasanterはローコードツールのため、従来の手順を踏襲したまま自動化できます。
そのため、アウトプットの品質を損なうことなく、作業の効率化を実現可能です。
属人化の回避
Pleasanterはプログラムによる自動化ではなく、マウスなどのGUIにより自動化を実現します。
そのため、自動化の手順を可視化でき、ただ作業するだけの状況を解決できるでしょう。個々の担当者の特定のスキルや知識への依存を減少させます。
コスト削減
業務の自動化は、人的リソースやヒューマンエラーを削減できるため、結果として大幅なコスト削減に寄与します。
Pleasanterのユーザー向けサポート
Pleasanterを導入する際は、提供企業がPleasanterの認定パートナー企業かどうかを確認することをおすすめします。
認定パートナーとは、安定した運用を実現するための年間サポートサービス、トレーニング、導入支援、テクニカルコンサルなど各種のサービスを展開している企業のことです。
SMSデータテックは認定パートナー企業に登録されており、Pleasanterの導入支援を行っています。豊富な事例とノウハウで自動化システムの構築をサポートします。
まとめ
Pleasanterを活用することで自動化できる業務や活用事例を紹介しました。データの一元管理や業務の自動化など、さまざまな場面で業務効率化の支援となるでしょう。
SMSデータテックでは、Pleasanterの認定パートナーとして導入支援を行っています。最適なデータベース管理方法を模索していたり、自社データの活用に課題を抱えている方は、お気軽にご相談ください。
おすすめイベント・セミナー 一覧へ
2024年11月20日(水)に、「Copilot」についてのセミナーを開催いたします。 今回のセミナーは、皆様から「Copilot」を...
2024年10月23日〜25日に幕張メッセで開催されたJapan DX Week2024秋。春と同じく「生成AI×自動化」をテーマに出...