おすすめの多要素認証ツール15選!多要素認証の概要やツールの選び方も解説
不正アクセスや情報漏洩が増える中、多要素認証(MFA)ツールが注目されています。多要素認証とは、ID・パスワードに加えて「指紋・顔認証」や「ワンタイムパスワード」など、複数の要素で本人確認を行う仕組みのことで、なりすまし防止・不正ログイン対策に有効です。
本記事では、多要素認証の概要やツールの選び方、おすすめの多要素認証ツール15選について詳しく解説します。
本記事では、シングルサインオンの概要や導入するメリット・デメリット、おすすめのシステム18選について詳しく解説します。
目次
不正アクセスや情報漏洩が増える中、パスワードだけの認証では不十分であるため多要素認証(MFA)ツールが注目されています。多要素認証とは、ID・パスワードに加えて「指紋・顔認証」や「ワンタイムパスワード」など、複数の要素で本人確認を行う仕組みのことで、なりすまし防止・不正ログイン対策に有効です。
本記事では、多要素認証の概要やツールの選び方、おすすめの多要素認証ツール15選について詳しく解説します。おすすめの多要素認証ツールを知りたい方、導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
多要素認証(MFA)とは
多要素認証(MFA)とは、知識や所有物、生体など複数の要素を活用して認証を行う方法のことです。例えば、ID・パスワードの入力と指紋認証による認証を行うことで、セキュリティを強化します。
ここからは以下の事項について解説します。
- 多要素認証で活用される主な認証方法
- 多要素認証を活用するメリット・デメリット
多要素認証で活用される主な認証方法
多要素認証で活用される主な認証方法は以下の通りです。
- 知識認証:ID・パスワードや秘密の質問への回答、PINコードなど本人のみが知っている情報を用いた認証
- 所有物認証:ハードウェアトークンやスマートカード、ワンタイムパスワードなど本人のみが所有するものを用いた認証
- 生態認証:指紋や顔、声紋など本人の身体的特徴を用いた認証
上記以外にも、GPSデータを用いた位置情報認証などが存在します。
多要素認証を活用するメリット・デメリット
続いて、多要素認証を活用するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
多要素認証を活用する最大のメリットはセキュリティの強化です。多要素認証を用いていれば、ID・パスワードが流出しても不正アクセスを防止できる可能性が高まります。情報漏洩を防ぎ、企業の信用やブランドイメージ低下のリスクを軽減します。
また、コンプライアンス要件への対応にも多要素認証は有効です。GDPRやISO27001、HIPAAなど多くの基準で多要素認証の使用が推奨・義務化されています。多要素認証を用いることで、各種基準に対応可能です。
デメリット
セキュリティの強化などに役立つ多要素認証ですが、完全に不正アクセスを防止できるわけではありません。例えば、認証情報とスマートフォンが盗まれた場合、知識認証・所有物認証を突破され不正アクセスされます。
また、導入におけるコストの発生とユーザー負担の増加も多要素認証を用いるデメリットです。多要素認証を利用するには後述するツールの導入が必要で、初期費用やランニングコストなどがかかります。一回当たりの認証回数が増えるため、ストレスを感じるユーザーもいるでしょう。一つのシステムのみ活用していれば大きな負担にはなりませんが、近年は多数のツールを導入する企業が多く、各ツールで認証回数が増加すれば大きな負担となる恐れがあります。
なお、多要素認証の詳細は以下をご覧ください。
⇒MFA(多要素認証)とは?仕組みやメリット・デメリット、導入方法を解説
代表的な多要素認証ツールの種類
多要素認証機能が実装されていないシステムで多要素認証を利用する場合には、ツールの導入が必要です。多要素認証ツールは大きく以下2つに分かれるため、利用目的などに応じて合うものを選択すると良いでしょう。
- 多要素認証特化型
- シングルサインオン対応型
ここからは上記2つの種類について解説します。
多要素認証特化型
多要素認証に特化したシンプルなタイプです。一回の認証で多数のシステムやサービスなどにログインできるシングルサインオン(SSO)など便利な機能は実装されていませんが、比較的低コストでセキュリティの強化やコンプライアンス要件への対応が可能です。
なお、シングルサインオンの詳細は以下をご覧ください。
⇒シングルサインオン(SSO)とは?認証方式の種類やメリット・デメリット、導入の流れを解説
シングルサインオン対応型
シングルサインオンなど便利な機能が実装されたタイプです。利用するシステムごとの認証をスキップできるため、ユーザーの利便性低下を防止できます。ただ、シングルサインオンが実装されていると、認証を突破された際に複数のシステムに不正アクセスされるリスクがあります。
多要素認証ツールの選び方
多要素認証ツールは複数存在するため、以下3つのポイントを比較すると良いでしょう。
- 既存システムとの連携のしやすさ
- 利用者の負担(操作性)
- 管理コスト・運用体制
順に解説します。
既存システムとの連携のしやすさ
多要素認証ツールが連携可能なシステムは、ツールごとに異なります。まずは、自社にどのようなシステムがあるかを棚卸しして、既存システムに対応しているか確認しましょう。
利用者の負担(操作性)
操作性を含めて、利用者にどの程度の負担を与えるかの検証も重要です。「多要素認証で活用される主な認証方法」で解説した通り、認証方法は複数ありツールごとに利用可能な認証方法は異なります。実際に活用するユーザーにもヒアリングを行い、負担の少ない認証方法を検討すると良いでしょう。
また、シングルサインオン機能などが実装されたツールは、ユーザーの負担軽減に役立つためおすすめです。
管理コスト・運用体制
管理コストや運用体制の比較も欠かせません。運用に手間がかかれば、人件費がかかり管理コストが増加します。また、専門的な知識やスキルが必要なツールを導入した場合、適切な運用体制を構築できず使いこなせない恐れがあります。
設定や運用に不安がある企業は、サポート体制を確認すると良いでしょう。サポートが充実していれば、不明点やトラブルを迅速に解決できます。
おすすめの多要素認証ツール15選
最後に、以下おすすめの多要素認証ツール15選を紹介します。
- Uni-ID MFA
- IIJ IDサービス
- applippli-key
- CloudGate UNO
- CyberArk
- Microsoft Entra ID
- HPE IceWall
- Cisco Duo
- TrustBind/MFA
- GMOトラスト・ログイン
- JumpCloud
- EVEMA
- DigitalPersona AD MFA
- SeciossLink
- ID Entrance
Uni-ID MFA

Uni-ID MFAは、既存環境にワンタイムパスワードを活用した認証を加えることで多要素認証を実現するツールです。ワンタイムパスワードの標準規格であるOATH TOTPに準拠しており、高いセキュリティを求められる金融機関のシステムでも採用された実績があります。
IIJ IDサービス

IIJ IDサービスは、誰でも容易に利用可能なクラウド型の認証管理サービスです。特定のリソースへのアクセスを管理して不正ログインや情報漏洩を防止するアクセス制御機能も実装されており、多要素認証との併用で高いセキュリティ強度を実現します。
applippli-key

applippli-keyは、システム担当者がいない企業でも容易に導入可能な多要素認証ツールです。導入にあたり、専門的な知識やスキルは必要ありません。また、利用するための最低ユーザー数も設けられておらず、1人でも利用可能です。
CloudGate UNO

CloudGate UNOは、パスキー(FIDO認証)やスマートフォンの生体認証アプリに対応しているツールです。パスキーとは、iPhoneのTouch ID・Face IDやWindows PCのWindows Helloなどパスワードの代わりに指紋や顔、PINを用いた認証のことです。
CyberArk

CyberArkは、パスワードや指紋、SMSなどさまざまな認証方法を活用できるツールです。30日間のトライアル期間が設けられているため、導入前に使い勝手を確認することも可能です。
Microsoft Entra ID

Microsoft Entra IDは、多要素認証機能が実装されたID・アクセス管理サービスです。例えば、以下の認証を活用できます。
- 物理的なデバイスを用いたハードウェアトークン
- スマートフォンへのワンタイムパスワード送信
- メールアドレスへのパスコード送信
HPE IceWall

HPE IceWallは、リスクベースの多要素認証で不正アクセスを防止するツールです。シングルサインオン機能も実装されており、ユーザーの負担軽減が可能です。
Cisco Duo

Cisco Duoは、ゼロトラストに基づいた多要素認証ツールです。ゼロトラストとは「信頼(トラスト)しない(ゼロ)」を前提にセキュリティ対策を行うことです。従来は、社内からのアクセスは信用性が高く社外からのアクセスに対してセキュリティ対策を行うケースが一般的でした。しかし、ゼロトラストでは社内外関係なくセキュリティ対策を実施します。
なお、ゼロトラストの詳細は以下をご覧ください。
⇒ゼロトラストとは?実現するポイントやゼロトラストが広まった背景も解説!
TrustBind/MFA

TrustBind/MFAは、セキュリティと利便性を両立する多要素認証プラットフォームです。例えば、社外からのアクセスのみを強化することも可能で、リモートワークのセキュリティ強化に有効です。また、APIを活用して最適な認証方法を実装できます。
GMOトラスト・ログイン

GMOトラスト・ログインは、累計導入社数1万社以上の実績を持つID管理ツールです。8,500以上のアプリと連携可能で認証情報を一元管理できます。また、多要素認証機能も実装されており、セキュリティの強化にも役立ちます。
JumpCloud

JumpCloudは、160ヵ国20万社以上で導入された実績を持つID・デバイス管理プラットフォームです。ワンタイムパスワードや指紋認証などを活用した多要素認証も可能です。また、シングルサインオンにも対応しています。
EVEMA

EVEMAは、各システムのユーザー認証を生体認証・ICカードを用いた所有物認証・パスワードによる知識認証に置き換えるツールで、仮想化環境へのアクセスにも活用可能です。離席などでユーザーが検出できない場合に、パソコン画面をロックする機能も実装されており、不正アクセスや画面の覗き込み防止に役立ちます。
DigitalPersona AD MFA

出典:DigitalPersona AD MFA公式Webサイト
DigitalPersona AD MFAは、世界で2億人以上、国内で10万人以上が利用しているツールです。パソコンの状態やネットワーク環境、ユーザーの利用状況など、シチュエーションに応じた認証手段の自動切り替えが可能です。
SeciossLink

SeciossLinkは、どんな組織でも使えるID管理・認証基盤です。アクセスルールを柔軟に設定でき、部署や働き方などのユーザー属性に応じて最適な運用を実現します。例えば、アクセス場所によりログイン方法を変更することも可能です。
ID Entrance

ID Entranceは、多要素認証をクラウド上で簡単に導入可能な統合ID管理サービスです。キヤノンITソリューションズが提供するツールで、指紋・顔認証・PINを用いたパスキー認証にも対応しています。また、クライアント証明書を用いた端末認証も可能で、シングルサインオン連携もできるためユーザーの利便性向上に役立ちます。設定代行付きで導入もスムーズです。
⇒ID Entrance
まとめ
多要素認証(MFA)とは、知識や所有物、生体など複数の要素を活用して認証を行う方法のことです。ツールの導入により利用でき、セキュリティの強化やコンプライアンス要件への対応に有効です。ただ、認証方法によってはユーザーに負担がかかるデメリットもあります。
セキュリティと利便性を両立させた多要素認証ツールをお探しなら「ID Entrance」が最適です。シングルサインオン連携もでき、一度の認証で複数のシステムにアクセス可能なためユーザーの負担軽減にも役立ちます。
⇒ID Entrance

