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Windowsにおけるシステムの復元の方法・手順を徹底解説!

Windowsでは事前設定により、システムファイルやデータの復元が可能です。本記事では、Windows10と11におけるシステムファイルやデータの復元方法・手順、注意点について解説します。この記事を読めば、システムファイルやデータの復元に関する理解が深まります。

目次

  1. 1Windowsにおけるシステムの復元とは?
  2. 2Windowsのシステムファイルが故障する主な原因
  3. 3Windows10においてシステムの復元を実施する方法
  4. 4Windows11においてシステムの復元を実施する方法
  5. 5システム復元における注意点
  6. 6データを復元する方法
  7. 7「Windowsバックアップ」の設定・利用手順
  8. 8「バックアップの設定」の設定・利用手順
  9. 9「システムイメージの作成」の設定・利用手順
  10. 10Macでバックアップする方法
  11. 11バックアップ実施時のポイント
  12. 12まとめ

Windowsにおけるシステムの復元方法をご存じでしょうか?システムファイルやデータの復元方法を知り事前に対策すれば、破損・ウイルス感染などが原因でパソコンにトラブルがあっても安心です。

本記事では、Windows10と11におけるシステムファイルやデータの復元方法・手順、注意点について詳しく解説します。Windowsにおけるシステムファイルなどに関する復元方法を知りたい方、万一の事態に備えたい方は、ぜひ参考にしてください。

Windowsにおけるシステムの復元とは?

Windowsにおけるシステムの復元とは?

Windowsにおけるシステムの復元とは、事前に設定した「復元ポイント」と呼ばれる時点までシステムファイルなどの状態を戻す作業のことです。パソコンにトラブルがあっても、システム復元を利用すれば正常な状態に戻すことができます。ただし、あらかじめ復元ポイントを作成しておかなければ、利用できないため注意しましょう。

復元ポイントの概要

システムの復元ポイントとは、パソコンを特定の状態に戻すためのWindowsに組み込まれた機能のことです。システムファイルやインストールされたアプリケーション、システム設定などを元に戻す際に活用できます。システムファイルの復元だけでなく、例えばドライバーのインストール後にパソコンで問題が発生した場合、システムの復元ポイントを活用すれば以前の状態にパソコンを戻せます。

ただし、Windowsのファイルにのみ影響を与える機能です。ドキュメントや音楽、写真・ビデオなどのファイル復元には利用できません。

Windowsのシステムファイルが故障する主な原因

Windowsのシステムファイルが故障する主な原因

前述の通り、システムファイルの復元は可能ですが、必ず成功するとは限りません。また、復元の実施により症状が悪化するケースもあるため、故障原因の理解と防止が重要です。ここからは、システムファイルが故障する以下の原因について解説します。

  • ディスクエラーの発生
  • ウイルスやマルウェアへの感染
  • アップデートやインストールの失敗
  • ハードウェアの故障

ディスクエラーの発生

ディスクエラーとは、OSがインストールされているディスクの読み取り中に発生するドライブにおける問題のことです。ディスクエラーは、以下の要因により動作が不安定になることが原因です。

  • 自動修復プログラムのエラー
  • OSの破損
  • HDDやSSDなど内蔵ストレージの不具合

ウイルスやマルウェアへの感染

ウイルスやマルウェアへの感染もシステムファイルが故障する原因です。ウイルスやマルウェアにより、重要なファイルや設定が破壊され動作が著しく損なわれます。また、情報漏洩や不正アクセスの原因になる可能性があるでしょう。

万が一、情報漏洩が起これば企業の信用やブランドイメージが低下して、事業の継続が困難になるリスクもあります。また、対応が遅れれば他のコンピューターにも感染が拡大する恐れがあるため、迅速な対応が求められます。
ウイルスやマルウェアに感染する原因は複数ありますが、もっとも多いのは不審なメールに添付されたファイルのダウンロードや記載されたリンクのクリックです。身に覚えのないメールが届いた際は、開封せずに即時削除しましょう。

なお、ウイルス感染の原因や対策の詳細は以下をご覧ください。
⇒パソコンがウイルス感染したらどうする?原因や症状、4つの対策方法について解説

アップデートやインストールの失敗

アップデート途中でエラーが発生したり、新たなソフトウェアのインストールに失敗したりするのも、システムファイルが故障する原因です。システムの整合性が問われるでしょう。ソフトウェアの中には、競合してお互いに影響を与え合うものも存在するため、事前にインストールしても問題がないかの確認がおすすめです。

ハードウェアの故障

HDDやSSD、メモリーなどハードウェアの故障により、システムが正常に起動しなくなるケースもあります。ハードウェアが故障する原因はさまざまです。例えば、長期間の利用や衝撃などの物理的な要因で、故障が発生するケースが存在します。また、HDDであれば容量不足から故障につながることもあります。

Windows10においてシステムの復元を実施する方法

Windows10においてシステムの復元を実施する方法

ここからは、Windows10で以下を実施する方法について具体的に解説します。

  • 復元ポイントの作成方法
  • システムの復元

復元ポイントの作成方法

復元ポイントの作成手順は以下の通りです。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. メニューから「システム」を選択
  3. 「関連設定」の中にある「システムの保護」をクリック
  4. 画面遷移後「作成」をクリック
  5. 復元ポイントの説明を入力した後「作成」を選び「OK」をクリック

復元ポイントは「システムの保護」が無効になっている場合、作成できません。無効になっている場合には「システム保護」の画面で「構成」をクリックして「システムの保護を有効にする」を選択しましょう。

システムの復元

システムの復元手順は以下の通りです。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. メニューから「システム」を選択
  3. 「関連設定」の中にある「システムの保護」をクリック
  4. 画面遷移後「システムの復元」をクリック
  5. 「推奨される復元」もしくは「別の復元ポイントを選択する」を選択後「次へ」をクリック
  6. 復元ポイントを選び「次へ」をクリック
  7. 内容を確認の上「完了」⇒「はい」の順番でクリック

上記の操作を行うと復元処理が開始されます。

ただ、上記の手順はパソコンが正常に起動しない場合実施できません。正常に起動しない際は、以下の手順でWindowsの回復環境から復元する必要があります。

  1. パソコンの起動途中で強制終了して、電源を入れ直す操作を2回程度実施
  2. 回復環境が起動して「オプションの選択」画面が表示されるため「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「システムの復元」の順番でクリック
  3. 「システムファイルと設定の復元」画面に遷移後「次へ」をクリック
  4. 復元ポイントの一覧から利用するものを選び「次へ」をクリック
  5. 内容を確認後「完了」⇒「はい」の順番でクリック

Windows11においてシステムの復元を実施する方法

Windows11においてシステムの復元を実施する方法

次に、Windows11で以下を実施する方法について解説します。

  • 復元ポイントの作成方法
  • システムの復元

復元ポイントの作成方法

復元ポイントの作成手順は以下の通りです。

  1. Windowsロゴキーを押して、検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力後、表示された「復元ポイントの作成」をクリック
  2. 「システムのプロパティ」のポップアップが表示されるため「保護設定」の中から復元ポイントを作成するドライブを選択
  3. 「作成」をクリック
  4. 説明を入力後「作成」をクリック
  5. 処理が終わったら「閉じる」をクリック

Windows11では以下の手順で、復元ポイントの自動作成も可能です。

  1. WindowsロゴキーとRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
  2. 「sysdm.cpl」と入力後「Enter」キーを押す
  3. 「システムのプロパティ」のポップアップが表示されるため「システムの保護」タブを選択
  4. 「保護設定」の中にある「ローカルディスク(C:)(システム)」を選び「構成」をクリック
  5. 「システムの保護を有効にする」を選び「適用」⇒「OK」の順番でクリック

システムの復元

システムの復元手順は以下の通りです。

  1. Windowsロゴキーを押して、検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力後、表示された「復元ポイントの作成」をクリック
  2. 「システムの復元」⇒「次へ」の順番でクリック
  3. 一覧から利用する復元ポイントを選び「次へ」⇒「完了」の順番でクリック
  4. 注意事項が表示されたら確認後「はい」をクリック

上記手順を行えば処理が開始されます。

パソコンが正常に起動しない場合は、以下の手順を試しましょう。

  1. パソコンの起動途中で強制終了して、電源を入れ直す操作を2回程度実施
  2. 回復環境が起動して「オプションの選択」画面が表示されるため「トラブルシューティング」⇒「詳細オプション」⇒「システムの復元」の順番でクリック
  3. 「次へ」をクリック
  4. 一覧から利用する復元ポイントを選び「次へ」⇒「完了」の順番でクリック
  5. 注意事項が表示されたら確認後「はい」をクリック

システム復元における注意点

システム復元における注意点

続いて、システム復元における以下の注意点を解説します。

  • データは復旧できない
  • 時間がかかる
  • 不具合が悪化するケースがある

データは復旧できない

システムの復元は、あくまでシステムファイルなどの状態を戻す作業です。復元ポイントの概要の章で解説した通り、WordやExcel、画像など個人データの復元はできません。また、システムの復元を実行したことにより、データが消去されるケースもあるため、注意が必要です。

時間がかかる

システムの復元には、時間がかかるケースがあるため注意が必要です。かかる時間はパソコンのスペックで異なり、性能が高ければ数分、低ければ数時間かかります。また、復元ポイントが古いほど必要な時間は延びる傾向があります。

復元は時間に余裕があるときに実施すると良いでしょう。また、復元中に電源が切れるとシステムエラーやHDD損傷の原因になるため、電源をつないだ状態での実施がおすすめです。

不具合が悪化するケースがある

システムの復元を実行すれば、必ず問題を解決できるわけではありません。場合によっては、復元できなかったり不具合が悪化したりするケースもあります。

パソコンに不具合が起きた原因も考え、問題への対処が必要です。例えば、ソフトウェアのインストールが原因と思われる場合には、復元前にアンインストールを実行しましょう。ウイルス感染が疑われるケースでは、ウイルススキャンと駆除の実施がおすすめです。

データを復元する方法

データを復元する方法

続いてデータを復元する以下の方法を紹介します。

  • 「Windowsバックアップ」の利用
  • 「バックアップの設定」の利用
  • 「システムイメージの作成」の利用

「Windowsバックアップ」の利用

簡単にデータを保護する目的で、2023年に導入された新たな機能です。OneDriveなどのクラウドと統合でき、設定したスケジュールでの自動バックアップが可能です。
また、一括バックアップだけでなくファイル単位のバックアップや復元など、柔軟に設定できます。データは暗号化された上で保存されるため、セキュリティ向上にも有効です。

「バックアップの設定」の利用

外付けメディアにバックアップする方法です。大切なデータやシステムの状態を定期的にバックアップ可能で、頻度や対象の選択もできます。

「システムイメージの作成」の利用

パソコンの全てをバックアップする方法です。OS・アプリ・設定・データなどをイメージファイル化して、外付けメディアに保存できます。パソコンにトラブルが発生しても安心です。

「Windowsバックアップ」の設定・利用手順

「Windowsバックアップ」の設定・利用手順

具体的に「Windowsバックアップ」の以下手順を紹介します。

  • 設定
  • 利用

設定

「Windowsバックアップ」の設定手順は以下の通りです。

Windows10 Windows11
  1. OneDriveにサインイン
  2. メニューから「Windows バックアップ」を選択
  3. 「フォルダー」を選ぶ
  4. バックアップ対象データの項目に関するスイッチをオン
  1. OneDriveにサインイン
  2. Windowsロゴキーを押して、検索ボックスに「バックアップ」と入力
  3. 「設定のバックアップと同期」を選択
  4. 「OneDrive フォルダーを同期しています」という状態か確認後「同期の設定を管理する」をクリック
  5. バックアップ対象データの項目に関するスイッチを入れ「バックアップの開始」をクリック
  6. メッセージが表示されたら「使用可能にする」をクリック

利用

「Windowsバックアップ」から一部データの復元を行う手順は以下の通りです。

  1. OneDriveを開く
  2. OneDriveのメニューから「オンラインで表示」をクリック
  3. 「サインイン」をクリック
  4. 復元したいデータやフォルダを選ぶ
  5. 「ダウンロード」を実行

全データの復元は、初期設定時とパソコン買い換え時が想定されます。初期設定時の手順は以下の通りです。

  1. 新しいパソコンの初期設定を開始
  2. バックアップを行ったMicrosoftアカウントでサインイン
  3. 復元可能データが表示されるため「次へ」をクリック

「バックアップの設定」の設定・利用手順

「バックアップの設定」の設定・利用手順

次に「バックアップの設定」の以下手順を紹介します。

  • 設定
  • 利用

設定

「バックアップの設定」の設定手順は以下の通りです。

Windows10 Windows11
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 「スタート」をクリックして、検索ボックスに「更新」と入力
  3. 「更新プログラムの確認」をクリック
  4. 「バックアップ」⇒「その他のオプション」⇒「詳細設定の表示」の順番で選択
  5. 「ドライブの選択」を選び、バックアップ先を選択
  6. ファイル履歴にある「詳細設定」をクリック
  7. ファイルのコピーの頻度などを設定
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. Windowsロゴキーを押して検索ボックスに「ファイル履歴」と入力
  3. コントロールパネルの「ファイル履歴」を選択
  4. 「ドライブの選択」⇒「OK」の順番でクリック
  5. バックアップ先のメディアを選択後「OK」⇒「詳細設定」の順番でクリック
  6. 保存する頻度と期間を選択
  7. 「変更の保存」をクリック
  8. 「オンにする」をクリック

利用

「バックアップの設定」の利用手順は非常に簡単です。データを保存した外部メディアをパソコンに接続後、必要なデータをコピーするだけです。

「システムイメージの作成」の設定・利用手順

「システムイメージの作成」の設定・利用手順

最後に「システムイメージの作成」の以下手順を紹介します。

  • 設定
  • 利用

設定

「システムイメージの作成」の設定手順は以下の通りです。

Windows10 Windows11
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 「スタート」の横にある検索ボックスに「コントロールパネル」と入力して選択
  3. 「システムイメージの作成」をクリック
  4. メッセージ確認後「ハードディスク上」を選択してバックアップ先を選ぶ
  5. 「次へ」⇒「バックアップの開始」をクリック
  6. メッセージが表示されるため「はい」をクリック
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 「スタート」を右クリックして「設定」を選択
  3. 「システムとセキュリティ」にある「バックアップと復元」をクリック
  4. 「システムイメージの作成」をクリック
  5. メッセージ確認後「ハードディスク上」を選択してバックアップ先を選ぶ
  6. 「次へ」⇒「バックアップの開始」をクリック
  7. メッセージが表示されるため「はい」をクリック

利用

「システムイメージの作成」の利用手順は以下の通りです。

Windows10 Windows11
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 検索ボックスに「更新」と入力して「更新プログラムの確認」をクリック
  3. 「回復」をクリック
  4. 「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
  5. 再起動後「オプションの選択」⇒「トラブルシューティング」の順番でクリック
  6. 「詳細オプション」にある 「イメージでシステムを回復」を選択
  7. パスワードを入力後「続行」をクリック
  8. 「システムイメージバックアップの選択」画面に遷移したら、復元するシステムイメージを選択して「次へ」⇒「完了」の順番でクリック
  9. 「今すぐ再起動する」をクリックして、再起動を実行
  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 「スタート」を右クリックして「設定」を選択
  3. 「回復」を選択後「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリック
  4. 再起動後「オプションの選択」⇒「トラブルシューティング」の順番でクリック
  5. 「詳細オプション」にある 「イメージでシステムを回復」を選択
  6. 「システムイメージバックアップの選択」画面に遷移したら、復元するシステムイメージを選択して「次へ」⇒「完了」⇒「はい」の順番でクリック
  7. 「今すぐ再起動する」をクリックして、再起動を実行

Macでバックアップする方法

Macでバックアップする方法

中には、WindowsではなくMacを活用している方もいるでしょう。macOSのバージョンが10.5(Leopard)以降の場合、Time Machineという自動バックアップ機能が実装されており、内部データの保存が可能です。Time Machineの活用手順は以下の通りです。

  1. 外付けメディアをパソコンに接続
  2. 画面左上の「Appleメニュー」をクリック
  3. 「システム環境設定」⇒「Time Machine」の順番で選択
  4. 「バックアップディスクを選択」で接続したメディアを選び「ディスクを使用」をクリック
  5. 「バックアップディスクを消去しますか?」と表示された場合、接続したメディア内部にデータがないことを確認後「消去」を選択

上記の設定を行えば、自動バックアップが実行されます。

バックアップ実施時のポイント

バックアップ実施時のポイント

パソコン内部のデータをバックアップする際は、保存データ量などに応じて時間がかかります。多くのデータが保存されている場合、それに比例して必要な時間も長くなるため、2回目以降は差分バックアップの利用がおすすめです。

ただ、前回のバックアップから時間が経過していると、2回目以降であってもある程度の時間がかかるケースが存在します。また、バックアップを取る間隔があけばトラブルがあった際に復元できないデータが増加するリスクがあるでしょう。バックアップの取得は業務を行っていない時間などを活用して、こまめに実施することがおすすめです。

まとめ

まとめ

Windowsでは、システムファイルやデータの復元が可能です。ただし、事前に設定が必要なため注意しましょう。トラブル発生時に備えて、こまめなバックアップ取得が重要です。また、ファイルやデータ破損の原因がウイルス感染の場合、復元している間に情報漏洩が起こる恐れがあります。発見が遅れれば、多くの情報が漏洩するでしょう。

復元できる体制を整備するとともに、情報漏洩を迅速に発見して対応するための体制整備が必要です。情情報漏洩監視ツール「ダークウェブアイ」は、会社のドメイン情報を入れるだけで「いつ」「どこから」「どんな情報が」漏れてしまったのか、一瞬で分かります。

自社情報が漏洩していないか不安な方は、まずは自社の漏洩状況を確認してみてはいかがでしょうか?
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