Zscalerとは?他のクラウドセキュリティ製品との比較
近年、クラウド技術を活用したサービスが増えました。誰でも気軽に、さまざまなサービスを導入できるようになりましたが、その一方でセキュリティ上のリスクも従来より高まっています。そこで今回は、強固なセキュリティを構築できるクラウドセキュリティ製品「Zscaler」について、どういった機能を持つのか、他の製品と比較して紹介します。 Zscalerとは 「Zscaler」とは、クラウドで利用可能なセキュリティソフトであり、さまざまなデバイスに対するマルウェア対策の一元管理が可能です。Zscalerを利用することで、VPNを使用せずとも社内のシステムにアクセスできるため、近年多くの企業で導入が進んでいます。 Zscalerで解決できる内容 Zscalerはクラウドサービスに付随するリスク対策ができます。例えば、外部からの不正アクセスなど、クラウド上で発生するリスクに対してのセキュリティを高められます。 クラウドセキュリティ対策が広まった背景 クラウドセキュリティ対策が広まった背景として、大企業や地方自治体による個人情報流出事件などがあげられます。クラウド上に保管していた個人情報が、外部に流出してしまったことによって多くの人に不安を与えてしまいました。こういった事件が多発することによって、クラウドセキュリティ対策の必要性が認知され、広まったといえます。クラウドセキュリティの詳細は下記の記事も参考にしてください。 クラウドセキュリティとは?ポイントやリスクを徹底解説 Zscalerの特徴 Zscalerにはどういった特徴があるのか、3つの特徴を紹介します。 情報漏洩対策が可能 ZscalerにはDLP(Data Loss Prevention)と呼ばれる、データそのものを監視できる特徴があります。従来のセキュリティソフトでは、全ての情報が保護対象であったのに対し、DLPでは特定された機密情報のみが対象となるため、機密情報以外のデータに制限がかかることがなく作業効率の低下を防げます。また、DLPでは既存の対策のようにユーザーを監視するのではなく、機密情報そのものを監視するため、正規ユーザーによる誤作動や情報の持ち出しなども監視が可能になりました。データ自体を監視可能になったため、より強固に情報漏洩の対策ができます。 さまざまな分析が可能 Zscalerでは、ファイルタイプ解析やマルウェア解析などさまざまな分析が可能です。これによって今まで以上にさまざまな角度からあらゆる脅威を検知することができ、外部からの攻撃を未然に防げます。 Microsoft365との相性が抜群 Zscalerには、Microsoft365に特化した「Zscaler for Office 365」という製品もあり、これはMicrosoft365のトラフックを高速で処理できます。Microsoft365は多くの企業で導入されており、利用ユーザーも多いためトラフィック処理に時間がかかるケースが多くありましたが、Zscalerを活用することでその問題が解決できます。 Zscalerの機能 Zscalerにはどういった機能があるのか、具体的な機能を紹介します。 Zscaler Internet Access(ZIA) ZIAは、クラウド上でゲートウェイセキュリティを提供するための機能であり、デバイスやアクセス元などを問わないゲートウェイセキュリティが可能になります。従来の製品とは異なり、社外におけるデバイスの使用もカバーしているため、近年普及しているリモートワークとの相性もよいでしょう。 Zscaler Private Access(ZPA) ZPAは、クラウド上でリモート操作が行える機能です。従来では、社外から社外のデータにアクセスする際はVPNを用いることが一般的でしたが、アクセスに時間がかかったり手間がかかったりする課題がありました。しかし、Zscalerを活用すればクラウド上でリモートでアクセスができるため、手間をかけずに社外から社内のデータへアクセスができます。 CSPM CSPMは、IaaSの設定ミスを検知する機能であり、クラウド利用時の設定ミスによる情報漏洩リスクを防げます。 ZDXによるトラフィックの可視化 ZDXは、エンド・ツー・エンドのトラフィックを可視化する機能であり、分析が困難になりがちなクラウド上のトラフィックの状況が可視化され、管理者がトラブルに気づきやすくなります。 CASB CASBは、SaaSの可視化や制御を行う機能であり、SaaSと端末間でやり取りされるデータやログの監査などが可能になります。SaaSの利用が増える一方で、SSL化の影響で通信内容の監視が難しくなりました。CASBは、その状況でも通信内容を監視でき、より安全性を高められます。 ログ分析 Zscalerでは、ログの分析機能も充実しており、ユーザーのアクセスログがレポート機能によって一目で簡単に確認できます。これによって不正なアクセスがないかを簡単に監視可能です。 Zscaler以外のセキュリティ製品3選 クラウドセキュリティ製品としては今回紹介したZscalerが有名ですが、それ以外にも代表的な製品を紹介します。ここで紹介しきれなかった製品については、下記の記事も参考にしてください。 参考:最新クラウドセキュリティ製品11選!徹底比較 Netskope 「Netskope」は、CASBに代表されるZTNAの概念と、リモートアクセス環境下においてオンプレミス環境と同等のセキュリティを提供することができる、次世代クラウド型ソリューションです。VPNに代わる安全なアクセスインフラの構築や、リモートアクセス端末の安全・管理に最適なツールとなっており、利用者が近年増えています。 AppGuard Solo 大興電子通信株式会社が提供する「AppGuard Solo」は、OSを正常に保つことを重視しており、既知や未知を関係なくマルウェアの感染プロセスを無効化できます。エンジンが1MB以下で挙動も非常に軽く、快適に利用できるでしょう。 参考:AppGuard Solo ノートン 360 株式会社ノートンライフロックが提供する「ノートン 360」は、オンラインのさまざまな脅威からデバイスや個人情報を保護してくれるソフトです。マルウェアやランサムウェアの対策に強く、サポート体制も充実しています。 参考:ノートン 360 スタンダード まとめ クラウド技術を活用したサービスは便利な一方で、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクが非常に高いです。そういった中でZscalerを導入することで、クラウドサービスに付随する多くのリスクに対して対策ができるでしょう。
目次
近年、クラウド技術を活用したサービスが増えました。
誰でも気軽に、さまざまなサービスを導入できるようになりましたが、その一方でセキュリティ上のリスクも従来より高まっています。
そこで今回は、強固なセキュリティを構築できるクラウドセキュリティ製品「Zscaler」について、どういった機能を持つのか、他の製品と比較して紹介します。
Zscalerとは
「Zscaler」とは、クラウドで利用可能なセキュリティソフトであり、さまざまなデバイスに対するマルウェア対策の一元管理が可能です。
Zscalerを利用することで、VPNを使用せずとも社内のシステムにアクセスできるため、近年多くの企業で導入が進んでいます。
Zscalerで解決できる内容
Zscalerはクラウドサービスに付随するリスク対策ができます。
例えば、外部からの不正アクセスなど、クラウド上で発生するリスクに対してのセキュリティを高められます。
クラウドセキュリティ対策が広まった背景
クラウドセキュリティ対策が広まった背景として、大企業や地方自治体による個人情報流出事件などがあげられます。
クラウド上に保管していた個人情報が、外部に流出してしまったことによって多くの人に不安を与えてしまいました。
こういった事件が多発することによって、クラウドセキュリティ対策の必要性が認知され、広まったといえます。
クラウドセキュリティの詳細は下記の記事も参考にしてください。
Zscalerの特徴
Zscalerにはどういった特徴があるのか、3つの特徴を紹介します。
情報漏洩対策が可能
ZscalerにはDLP(Data Loss Prevention)と呼ばれる、データそのものを監視できる特徴があります。
従来のセキュリティソフトでは、全ての情報が保護対象であったのに対し、DLPでは特定された機密情報のみが対象となるため、機密情報以外のデータに制限がかかることがなく作業効率の低下を防げます。
また、DLPでは既存の対策のようにユーザーを監視するのではなく、機密情報そのものを監視するため、正規ユーザーによる誤作動や情報の持ち出しなども監視が可能になりました。
データ自体を監視可能になったため、より強固に情報漏洩の対策ができます。
さまざまな分析が可能
Zscalerでは、ファイルタイプ解析やマルウェア解析などさまざまな分析が可能です。
これによって今まで以上にさまざまな角度からあらゆる脅威を検知することができ、外部からの攻撃を未然に防げます。
Microsoft365との相性が抜群
Zscalerには、Microsoft365に特化した「Zscaler for Office 365」という製品もあり、これはMicrosoft365のトラフックを高速で処理できます。
Microsoft365は多くの企業で導入されており、利用ユーザーも多いためトラフィック処理に時間がかかるケースが多くありましたが、Zscalerを活用することでその問題が解決できます。
Zscalerの機能
Zscalerにはどういった機能があるのか、具体的な機能を紹介します。
Zscaler Internet Access(ZIA)
ZIAは、クラウド上でゲートウェイセキュリティを提供するための機能であり、デバイスやアクセス元などを問わないゲートウェイセキュリティが可能になります。
従来の製品とは異なり、社外におけるデバイスの使用もカバーしているため、近年普及しているリモートワークとの相性もよいでしょう。
Zscaler Private Access(ZPA)
ZPAは、クラウド上でリモート操作が行える機能です。
従来では、社外から社外のデータにアクセスする際はVPNを用いることが一般的でしたが、アクセスに時間がかかったり手間がかかったりする課題がありました。
しかし、Zscalerを活用すればクラウド上でリモートでアクセスができるため、手間をかけずに社外から社内のデータへアクセスができます。
CSPM
CSPMは、IaaSの設定ミスを検知する機能であり、クラウド利用時の設定ミスによる情報漏洩リスクを防げます。
ZDXによるトラフィックの可視化
ZDXは、エンド・ツー・エンドのトラフィックを可視化する機能であり、分析が困難になりがちなクラウド上のトラフィックの状況が可視化され、管理者がトラブルに気づきやすくなります。
CASB
CASBは、SaaSの可視化や制御を行う機能であり、SaaSと端末間でやり取りされるデータやログの監査などが可能になります。
SaaSの利用が増える一方で、SSL化の影響で通信内容の監視が難しくなりました。CASBは、その状況でも通信内容を監視でき、より安全性を高められます。
ログ分析
Zscalerでは、ログの分析機能も充実しており、ユーザーのアクセスログがレポート機能によって一目で簡単に確認できます。
これによって不正なアクセスがないかを簡単に監視可能です。
Zscaler以外のセキュリティ製品3選
クラウドセキュリティ製品としては今回紹介したZscalerが有名ですが、それ以外にも代表的な製品を紹介します。
ここで紹介しきれなかった製品については、下記の記事も参考にしてください。
Netskope
「Netskope」は、CASBに代表されるZTNAの概念と、リモートアクセス環境下においてオンプレミス環境と同等のセキュリティを提供することができる、次世代クラウド型ソリューションです。
VPNに代わる安全なアクセスインフラの構築や、リモートアクセス端末の安全・管理に最適なツールとなっており、利用者が近年増えています。
AppGuard Solo
大興電子通信株式会社が提供する「AppGuard Solo」は、OSを正常に保つことを重視しており、既知や未知を関係なくマルウェアの感染プロセスを無効化できます。
エンジンが1MB以下で挙動も非常に軽く、快適に利用できるでしょう。
ノートン 360
株式会社ノートンライフロックが提供する「ノートン 360」は、オンラインのさまざまな脅威からデバイスや個人情報を保護してくれるソフトです。
マルウェアやランサムウェアの対策に強く、サポート体制も充実しています。
まとめ
クラウド技術を活用したサービスは便利な一方で、情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクが非常に高いです。
そういった中でZscalerを導入することで、クラウドサービスに付随する多くのリスクに対して対策ができるでしょう。



