セーフモードが起動しない際の対処法とは?セーフモードの概要や起動しない原因を解説

セーフモードが起動しない原因と解決策を徹底解説。ウイルス感染やシステムファイル破損など複数の原因と、10個の対処法をご紹介します。パソコントラブル解決に役立つ情報が満載です。
目次
パソコンを最低限の機能で起動させシステムの安定性を高めるセーフモードが起動しない場合、ウイルス感染やシステムファイルの破損、メモリ・ハードウェアの不具合など複数の原因が考えられます。解決方法もさまざまあり、原因に応じて適切な手段を取ることが重要です。
本記事では、セーフモードの概要や起動しない原因と解決策について詳しく解説します。セーフモードが起動しない原因を知りたい方、起動しない際の対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
セーフモードとは?
セーフモードとは、必要最低限のドライバやサービスのみを読み込み、システムの安定性を高めるモードのことです。通常のモードで起動させた場合にトラブルの原因となるドライバやソフトウェアの影響を排除して、システムの動作確認が可能です。日常的に活用することはありませんが、トラブル発生時の解決や診断に役立ちます。
ここからは、以下の事項について解説します。
- Windowsでセーフモードを起動させる方法
- セーフモードを終了させる方法
- セーフモード起動後の実施事項
Windowsでセーフモードを起動させる方法
Windowsでセーフモードを起動させる主な手順は以下の通りです。
- 「Windowsマーク」→「電源アイコン」の順にクリックする
- Shiftキーを押しながら「再起動」をクリックする
- オプション選択画面の「トラブルシューティング」を選ぶ
- 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」の順に選ぶ
- 「再起動」をクリックする
- スタートアップ設定の画面が表示されたら、F4キーを押して「セーフモードを有効にする」を選択する
他の方法やWindows以外のデバイスでセーフモードを起動させる方法を知りたい方は、以下もご覧ください。
⇒セーフモードとは?セーフモードでの起動・解除方法や活用シーンを解説!
セーフモードを終了させる方法
セーフモードはパソコンを再起動させることで終了させられます。Windowsでセーフモードを活用している場合、画面の四隅に「セーフモード」と表示されます。解除後は、セーフモードの表記がないか確認すると良いでしょう。
セーフモード起動後の実施事項
前述の通り、セーフモードはトラブルの解決や診断に役立つモードです。起動後には、パソコンの症状に応じて以下を実施しましょう。
- データのバックアップ
- ディスクチェック
- ウイルススキャンと駆除
- トラブルの原因と考えられるアプリケーションやプログラムの削除
- ドライバーの削除
- Windows Updateの削除
セーフモードが起動しない6つの原因
セーフモードが起動しない6つの原因は、以下の通りです。
- ウイルスやマルウェアに感染した
- システムファイルが壊れている
- メモリやハードウェアに不具合が起きている
- BIOS設定やWindows Updateに失敗した
- ストレージデバイスに物理障害が起きている
- 不適切なドライバーやソフトウェアのインストールを行った
順に解説します。
ウイルスやマルウェアに感染した
ウイルスやマルウェアへの感染が原因で、セーフモードが起動しなくなるケースがあります。セーフモードはパソコンに問題が発生した際の診断モードであるため、起動を妨害するウイルスが存在します。
システムファイルが壊れている
システムファイルが壊れている場合にも、セーフモードを起動できません。システムファイルとは、OSを動作させるために必要なファイル群のことで以下が含まれています。
- OSのプログラム
- アプリケーションソフトの基本設定
- 周辺機器を制御するデバイスドライバーの設定
- 利用者の環境設定
強制終了やウイルス感染、アップデートの失敗などが起きると、システムファイルが破損するため注意しましょう。
メモリやハードウェアに不具合が起きている
メモリやハードウェア、マザーボードに不具合が起きるとセーフモードを起動できないケースがあります。物理的な障害が起きているケースが多く、起動途中でフリーズしたり、セーフモードに入る直前で停止したりする場合が存在します。
BIOS設定やWindows Updateに失敗した
BIOS設定やWindows Updateの失敗も、セーフモードが起動しない原因です。BIOS(バイオス)とは、パソコンの電源が入った直後に起動してOSの読み込みやハードウェアの制御などを行うプログラムのことです。パソコンの基盤であるマザーボードに搭載されています。
ストレージデバイスに物理障害が起きている
ストレージデバイスへの物理的な障害も、セーフモードが起動しなくなる原因の一つです。ストレージデバイスとは、データを保存しておくシステムのことで、パソコンにはHDDやSSDが搭載されています。ストレージデバイスは、衝撃で故障するケースもありますが、経年劣化により不具合が起こる場合も存在します。長年同じパソコンを使用している場合には、買い替えるのも良いでしょう。
不適切なドライバーやソフトウェアのインストールを行った
不適切なドライバーやソフトウェアのインストールを行った場合も、セーフモードが起動しなくなる恐れがあります。ドライバーやソフトウェアが原因で、起動時にエラーが起きセーフモードへのアクセスがブロックされます。
セーフモードが起動しない際の10個の対処法
セーフモードが起動しない際には、以下の対処法を試すと良いでしょう。
- ウイルスのスキャンと駆除を行う
- 強制終了と再起動を行う
- 周辺機器を全て取り外す
- システムファイルの修復を実施する
- スタートアップ修復を行う
- 回復ドライブやインストールメディアを活用する
- BIOSの設定をリセットする
- msconfigでセーフモードを選ぶ
- パソコンを初期化する
- 専門業者に依頼する
順に解説します。
ウイルスのスキャンと駆除を行う
ウイルスが原因と考えられる場合には、ウイルススキャンの実施と駆除を行います。ウイルスへの対処が遅れると、ネットワークを通じて他のコンピューターに感染が拡大したり、情報を盗まれたりする可能性があるため、迅速な対処が必要です。
強制終了と再起動を行う
一時的なトラブルであれば、強制終了と再起動で問題が解決するケースもあります。以下の手順を実施しましょう。
- パソコンの電源ボタンを長押し
- 10秒程度時間をおき、再度電源ボタンを押す
- F8キーもしくはShiftキーを押して、起動オプションが表示されたらセーフモードを選択
周辺機器を全て取り外す
周辺機器を全て取り外してから起動を試みる方法も有効です。セーフモードを起動する前に以下を全て取り外しましょう。
- マウス
- モニター
- プリンター
- USBメモリ
- 外付けHDD
- SDカードリーダー
周辺機器を外したら、パソコンを再起動させセーフモードを起動できるか確認しましょう。
システムファイルの修復を実施する
システムファイルの破損が原因の場合には、修復することによりセーフモードを正常に起動できます。以下の手順にて修復を試みましょう。
- 強制終了を3回行い、Windows回復環境を起動
- 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」の順にクリック
- 「sfc /scannow」と入力後、Enterキーを押す
上記を実施した後に、パソコンを再起動させセーフモードが起動するかを確認しましょう。
スタートアップ修復を行う
スタートアップ修復を活用してセーフモードを起動させる方法もあります。スタートアップ修復とは、Windowsの起動を妨げる特定システムの問題を解決する回復ツールのことです。スタートアップ修復の実施手順は以下の通りです。
- パソコンの起動時に、電源ボタンを押して強制終了を2から3回程度実施
- 「自動修復」画面が表れたら「詳細オプション」→「トラブルシューティング」の順に選択
- 画面遷移後に「詳細オプション」→「スタートアップ修復」の順で選び「再起度」をクリック
- 再起動後「4)セーフモードを有効にする」もしくは「5)セーフモードとネットワークを有効にする」を選ぶ
回復ドライブやインストールメディアを活用する
以下の手順で回復ドライブやインストールメディアを活用することで、セーフモードが起動可能になる可能性もあります。
- USB回復ドライブやWindowsインストールメディアをパソコンに接続
- 電源を入れ、起動時にF12キーを押しブートメニューを開く
- USBから起動させ「トラブルシューティング」→「スタートアップ修復」もしくは「システムの復元」の順に選択
BIOSの設定をリセットする
BIOSの設定をリセットすることで、セーフモードを起動可能になる場合も存在します。BIOSの設定をリセットする手順は以下の通りです。
- パソコンの起動時に、DelキーもしくはF2キーを押す
- 「Load Default Settings」または「最適化されたデフォルト設定を読み込む」をクリック
- 「保存」を選択後、再起動の実施
msconfigでセーフモードを選ぶ
msconfigでセーフモードを選ぶ方法も存在します。msconfig(エムエスコンフィグ)とは、スタートアッププロセスのトラブル解決や管理を行うツールのことです。msconfigでセーフモードを起動する具体的な手順は以下の通りです。
- WindowsキーとRキーを押し「ファイル名を指定して実行」を開く
- 「msconfig」と入力後、Enterキーを押す
- 「ブート」タブを選択後「セーフブート」にチェックを入れて適用
パソコンを初期化する
さまざまな方法を試してもセーフモードが起動しない場合には、パソコンを初期化する方法もあります。ただ、初期化すればパソコンに保存されているデータや設定が消去されます。パソコンの初期化は最終手段と捉え、まずは他の方法を実施しましょう。
専門業者に依頼する
自分での対応が困難な場合には、専門業者に依頼する方法も有効です。専門的な知識やスキルを有している専門業者であれば、適切な対応を行ってくれるでしょう。また、データが消去されることなく問題を解決できる可能性が高まります。
ただ、専門業者は複数あり保有するノウハウは業者ごとに異なります。実績なども確認しながら、信頼性の高い業者に依頼すると良いでしょう。
まとめ
セーフモードとは、必要最低限のドライバやサービスのみを読み込み、システムの安定性を高めるモードのことです。セーフモードが起動不可の場合、ウイルス感染やシステムファイルの破損、メモリ・ハードウェアの不具合など複数の原因が考えられます。解決方法もさまざまあり、原因に応じて適切な手段を取ることが重要です。
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