
この度、情報システム部門(情シス)を支援するために開催される「情シス応援パビリオン」に出展することが決定いたしました! 情報システム担...
自社の生産性を向上させるために、RPAの導入を検討されていませんか?
RPAは業務を効率的にして生産性を向上させるツールとして、多くの企業から注目を集めています。近年話題となっている働き方改革やDXの実現、人材不足といった課題解決のために導入したいと考えている企業も多いでしょう。しかし、
と疑問に感じている方も少なくありません。
今回はRPAについてと、導入を成功させるための手順について分かりやすく解説します。合わせて、RPAの導入事例も部門別にご紹介。この記事を読めば、RPAの導入を失敗せずに行うための進め方が身に付きますよ。
RPAとは人間がコンピューター上で行っている業務を、ロボットが代わりに行う自動化ツールです。DXの実現に向けた取り組みの一貫として注目を集め、国内の大手企業における導入率は2021年1月時点で37%となっています。2022年には導入率が50%に達すると予測されており、今後もさらに活躍するでしょう。
RPAを導入するメリットとして、次の3点が挙げられます。
こういった導入効果が期待できるため、RPAは注目を集めているのです。
次にそれぞれのメリットについて解説します。
RPAの導入によって最も期待されている効果が、定型業務の効率化です。人間が行う一連の動作を全てシナリオとして記憶できるので、繰り返し作業はロボットの得意分野といえます。人間が行うよりも数百倍早いスピードで作業を行えるので、業務の時間短縮に繋がるでしょう。
ルーティン作業による疲労やケアレスミスが原因のヒューマンエラーを、RPAでは一切起こしません。正確に業務を行ってくれるので、常に一定の品質を保てます。仮に失敗してしまっても、失敗であることをRPAに教えることで、繰り返しミスをしてしまう事態は起こりません。
今まで作業を行うために多くの人を雇っていたコストを、RPAによって減らせます。人海戦術で行っていた作業を、RPAの導入によってロボットに代替できるので、人件費の削減に効果的です。さらに、RPAは24時間365日稼働できるので、給与以外に発生するコストも減らせます。
RPAを導入するためには、次のような手順が必要です。
一つひとつのステップをしっかりと踏めば、失敗してしまうリスクを減らせるでしょう。
次に進め方の手順を一つずつ確認していきます。
RPAを導入するにあたって最も重要な工程が、どの業務をRPAで自動化するか決める段階です。ロボットが得意とする作業でなければ、RPAによる効果を期待できません。
例えば、
など、RPAによって確実な効果が見込める業務かどうか見極めましょう。
RPAによる作業の自動化を実現するために、自動化する業務のフローを可視化する必要があります。プロセスマップなどを使用して、どのように業務が行われているのか確認しましょう。業務フローを図にして見直せば、どこを自動化すべきなのか分かりやすくなります。
RPAを効率的に運用するためには、ルールの事前に決めておくのが大切です。
例えば、
などといったルールを取り決め、それぞれの責任の所在を明らかにした運用体制の構築が欠かせません。
RPAの導入に必要なロボットを開発するには大きく分けて、次の2つの方法があります。
ベンダーに依頼すれば素早く導入できますが、更新や改修に時間が必要です。
一方、自社開発であれば必要に応じて更新できますが、開発にはスキルが必要となります。自社の状況に合わせて、開発方法を選びましょう。
導入した後はRPAが正常に動作するか、動作テストを行ってください。自社開発した場合だけでなく、ベンダーに依頼したときも必要です。実際の業務に用いる前にテストをすれば、誤作動や見落としていた動作にも気が付けるでしょう。
RPAの運用を開始した後は業務を効率的に行えるように、定期的にチェックを行いましょう。どれだけ少ない手順の作業であっても、更新作業が必要となります。RPAの導入前と後でどの程度業務の効率化が行われたかを評価して、その後の対応を決めましょう。
RPAを実際に導入した事例を部門別にご紹介します。
実例を参考にして、RPAをどのように活用するかイメージしてみてください。
経理部門においてRPAの導入が行われた業務は次の通りです。
会計処理は必ず行う必要があるにもかかわらず、お金が関係しているのでミスが許されません。RPAを導入して自動化すれば、ミスを減らしてコストを軽減できます。
⇒バックオフィスのRPA導入は必須!手間のかかる業務こそRPAで効率化
営業部門においてRPAが活躍する業務は次の通りです。
大量のデータを自動で管理してくれるようになるので、その作業を行っていた時間が短くなります。節約されて余った時間を営業担当が使えるようになり、より効率的な営業を行えるでしょう。
⇒【テンプレート付き】便利なOutlookの自動返信設定方法を紹介
⇒Excel(エクセル)業務をRPAで自動化!業務効率を向上させよう
人事を担当している部門にRPAを導入するのであれば、次のような業務が対象となります。
今まで多くの時間がかかっていた人事管理やレポート作成などを、短時間で行えるようになり効率的です。さらに、働きすぎている社員の見落としも減らせるようになるでしょう。
効率的な業務を支援するRPAを導入する際に、注意すべき点は次の通りです。
RPAの運用を始める前に、しっかりと準備しておけば失敗しません。
次にそれぞれのポイントについて解説します。
もしものトラブルに対応できるように、社内でRPAの運用・保守体制を決めておきましょう。ロボットは決まった仕事を高速でこなしますが、指示が間違っていても高速でこなしてしまいます。トラブルへの対処が遅れるほど被害が広まってしまうので、対処を行う部署や対応フローをあらかじめ決めるのが大切です。
初めてRPAを導入するときに、ベンダーからの導入支援サポートを受けられるか確かめましょう。事前に導入に向けてのアドバイスをもらえば、安心して導入を行えます。また、ベンダーによってはトラブル発生時に対応するサービスがあるので、必ず確認してください。
RPAの導入を成功させるための、手順や事例について解説しました。
積極的な取り組みが求められているDXの実現のために、RPAの導入は大きな1歩に繋がります。SDTではRPAの導入を支援しており、導入に向けたサポートも充実しているので初めてでも安心です。RPAの導入を検討されている企業様は、ぜひ検討してみてください。
▼運用業務の効率化にご興味のある方、お気軽にご相談ください!